ぶらり人生途中下車の旅

ボンクラライフ

読了:村上春樹『国境の南、太陽の西』

■ 「中間はないんだね?」 物語は主人公・ハジメと足を引きずる島本さんの間で展開される。 仲が良かった島本さんと離れてからも彼女の影を追っかけていた主人公。 主人公は30を過ぎて結婚、子供にも恵まれ、オシャレなバーの経営者に。 順風満帆のはずな…

読了・雑誌:『kamipro』110号

[rakuten:book:12063250:image] ■ kamipro空間は連鎖している? 表紙は数号前の自信に満ちた表情から一転、泣きそうな顔のミルコである。 日本の格闘技ファンを震撼させたUFCでのミルコKO負けというまさかの事態。 まぁ、ノゲイラ戦やランデルマン戦のように…

読了・雑誌:『COMICリュウ』7月号

■ 今月は『銀英伝』お休みです 『ドリームバスター』が巻頭、小説を読み直したい度が上昇中です。 コレと『ルー=ガルー』が柱か、そういえば福井晴敏原作はどうなった? また、惜しみない期待をかけた押井・杉浦『立喰師×ケルベロス』最終回…。 読切2作は…

読了:柳澤健『1976年のアントニオ猪木』

■ 発見、再確認、再発見 筆者は『Number』などで執筆経験があって、今作が単行本デビュー。 内容はアリ戦を含めた、猪木が1976年に行った4試合前後含めた検証。 読み終えて、初めて知ったこと、再確認したこと、再発見したことがあった。

読了:雪乃紗衣『彩雲国物語 朱にまじわれば紅』

■ 若干、コミカルテイストな短編集 外伝エピソードを収録した短編集、アニメ版でも組み込まれている話も。 大好きな邵可(秀麗の父)のために書庫の幽霊退治に乗り出す絳攸達の奮闘や、 アニメ版でも導入された、秀麗と影月との出会いのさいにあった一騒動だ…

『レッスルエンジェルスサバイバーキャラクターファンブック』

■ イラストよりも活字に価値あり? 買ったのは少し前でパラパラ読み出してたんだけど、新作イラストは皆無。 活字部分に没になったイベントシナリオや旧作ストーリー解説についてとか。 あと番外編というかSSが何編か収録、付録は告白ボイスなどを収録したCD…

読了・コミック:天野こずえ『ARIA』(10)

■ 行こうぜ!景観の向こう側へ 今更、自分が書かなくても大層なレベルで広まってるんですけどね。 そう言い出したら書評なんて成立しないので、この作品は昔から書いてるし。 前置きが無駄に長くなった、言いたかったのは10巻になったのかということ。

読了:雪乃紗衣『彩雲国物語 漆黒の月の宴』

■ アニメ2期スタート直前、1期本編は大体ココまで 少し前に読み終わったのですが、何か書く機会がなかったので…。 アニメ版『彩雲国物語』の本編はここまでのストーリー+αくらいです。 前巻からの茶州編、というか1巻からの茶家絡みの話が一段落すること…

『TVアニメーション ローゼンメイデン原画集 Kunstwerk』

[rakuten:book:12006645:image] ■ 『ローゼン』世界を美麗原画と共に振り返る アニメ版『ローゼン』原画集、2期と年末放送の外伝の絵を中心に。 各話収録されている原画に監督など、スタッフからのコメントも収録されている。 色のついている完成された絵と…

読了・コミック:甘詰留太『年上ノ彼女』(5)

神奈川県の有害指定も目前かと思わせるくらい、エロ率上がってる。 たぶん一番の見せ場は、アゲハさんがプロの技で谷間を作り上げたところか。 とりあえずアゲハさんがカワイイので全て許せるな(それでいいのだろうか?)

雑誌:今月の『月刊COMICリュウ』(3月号)

今号から安彦先生の長期休載も『銀河英雄伝説』は無事掲載。 表紙が萌え絵とも言えない何ともな着地点で今は電車で読めません。 内容も硬派なんだけど萌えもあったりの、まさに玉石混合の雰囲気で。 5ヶ月読んで5つくらい熱心に読んでる作品があるので継続…

【短期連載】2006年総括:読書編

■ 今年の3書:塩野七生『ローマ人の物語』 読むのを再開した『ローマ人の物語』ですが、非常に読み応えがあった。 特に2回にわたるポエニ戦争、ローマは最大の危機をどう乗り越えたか? あとは、歴史に名高い、カルタゴの名将・ハンニバルの活躍に尽きます…

読了:谷川流『涼宮ハルヒの動揺』

■ 短編における想定外 今回も短編で『溜息』の時に撮影した映画の本編だとか、学園祭当日の模様。 他にも長門に恋するキョンの中学時代の同級生だったり、冬合宿の続きの話とか。 過去作品の後日談的なエピソードが多かったりする、微妙にまとまりがない本巻…

読了:公野櫻子 『ストロベリー・パニック!』 (3)

■ 小説版『ストパニ!』の完結編 小説版の最終巻、アニメとはまた一線を画すストーリー展開。 前巻で静馬の話を聞かされたことで、エトワール選を辞退した渚砂。 一方で第2選の前哨戦ルールを破っての密会、失踪した天音と光莉…。

読了:雪乃紗衣『彩雲国物語 想いは遙かなる茶都へ』

■ 新州牧として秀麗達は茶州へ アニメでは割と最近までの話となる、新展開の原作小説の第4巻。 前巻で研修期間を終え、秀麗と同期の影月は茶州の州牧として派遣が決まる。 茶州を治める茶家の暴走を食い止めるため、秀麗は静蘭と燕青達と茶州へ…。 静蘭達と…

芳崎せいむ/東周斎雅楽『山手テレビキネマ室 テレキネシス』(3)

■ 過去の名作との出会いを… 当方は「映画を見ている」には、ほど遠く「映画を見ていない」人だ。 映画番組がやってる頃には予備校だったし、映画館行ってなかったしね。 レンタルもアニメばっか借りてたんで、ちゃんと見出したのは最近だしな。 本作は、テレ…

読了・コミック:大石まさる『続水惑星年代記』

■ どんどん自分好みの作風に 夏に出た『水惑星年代記』の新刊、いい物を読ませてもらった。 描写がエロいはずの部分なのに、そうと感じないのは不思議な感覚だ。 世界観がより自分好みになってきたかと、水に沈んでいくビルとかね。 設定もさることながら、…

読了・コミック:かわぐちかいじ『ジパング』(26)

■ ついにサイパン決戦! ついに、草加の描いたプランが実現する形となったサイパン決戦が始まった。 結果的に戦力を温存してきた日本海軍と米海軍の正面衝突で最後の決戦の予感。 そして、草加が用意した切り札が原爆、しかも『大和』に搭載という驚きプラン…

読了:梶尾真治『おもいでエマノン』

■ 地球の歴史の記憶を持つ者 丁度『COMICリュウ』でコミックが連載中の『エマノン』シリーズ。 この作品はデュアル文庫なのですが、元は83年に刊行された作品だとか。 地球誕生からの記憶を持つ「エマノン」と彼女に関わった人物の物語の連作。 時代、人物…

読了:谷川流『涼宮ハルヒの暴走』

■ 短編と中編の3本 『退屈』〜『消失』前後にSOS団に起こった出来事を描いた本作。 長編などで少し語られていた出来事の真相を余すことなく伝えている。 どうやらアニメ版のエピソードもこれで補完できたらしい、ヨシ×2。 『エンドレスエイト』は“ぐるん”…

読了:谷川流 『涼宮ハルヒの退屈』 『涼宮ハルヒの消失』

■ ここまで読み終わって… ここまで読んで、私を軸に(人によって違うかも)考えたことを書く。 評論は身内関係しか読んでないので、何かと内容が重複してたら勘弁で。

読了・コミック:幸村誠『ヴィンランド・サガ』(3)

■ ヴァイキング達の生き様 本当に待望の新刊、サイズが変わっちゃったなぁ。 ヴァイキングの最盛期を迎えるという11世紀初頭・イングランドが舞台。 主人公・ドルフィンも父の敵・アシェラッドとの決闘のために戦場を駆ける。 作中のドルフィンの「戦の何…

雑誌:今月の『comicリュウ』雑感

■ 道原かつみ『銀河英雄伝説』 ハジマタ、キルヒアイズ死んでからの話でスタート。 道原版の方が女性キャラがカワイイんだよね、フロイラインとか。 ■ 杉浦守×押井守 『腹腹時計の少女』 ハジマタ、どう頑張っても押井世界でしかない漫画。 何となくだけど、…

読了・ガチレビュー:築地俊彦『まぶらほ メイドの巻』

■ 物語は… 南の島にバカンスに出かけた主人公・和樹達だが、飛行機が墜落。 遭難した彼らが漂着した島、そこには数多くのメイドさんで溢れていた。 この島こそ秘密組織「もっともっとメイドさん」も認定する『聖域』だった! ■ 読み終わって 本編とは異なっ…

読了:谷川流『涼宮ハルヒの溜息』

んで、今日の帰りに『退屈』買って読んでます。 感想(not ガチ)は『退屈』で一度書こうかな、何となく。

今更、読了:谷川流『涼宮ハルヒの憂鬱』

ガムさんとキャノンボールトライアルだ! 明日は『溜息』を読む。 ちゃんとした感想(not ガチレビュー)は、何冊か読んでからにするべか。

読了:塩野七生『ローマ人の物語(5)ハンニバル戦記(下)』

■ 名将 VS 名将 下巻は「ザマの戦い」など、第二次ポエニ戦争末期から。 前巻はハンニバルの進撃を乗り切ったローマがスキピオの活躍で反撃へ。 カルタゴの名将・ハンニバルと彼の影響を受けたローマの名将・スキピオ。 二人の直接対決だった「ザマの戦い」…

読了:今野緒雪『マリア様がみてる 大きな扉 小さな鍵』

読了:雪乃紗衣『彩雲国物語 花は紫宮に咲く』

■ 物語は… 主人公・秀麗は、初めて実施された女人試験に合格して晴れて官吏に。 しかし、彼女が官吏になったことで近所の人々からは疎遠されるようになる。 そんな周囲の反応に戸惑いながらも、秀麗は新たな決意をもって研修に望むが…。 ■ 読み終わって 前回…

読了:村上春樹『アフターダーク』

■ 物語は… 深夜の『デニーズ』、マリは席で熱心に本を読んでいた。 そんな彼女に近づいてくる男性、彼はマリの席に座り話しかけてくる。 一方、マリの姉・エリは部屋で深い闇の中で眠りについていたのだが…。 ■ ハルキらしさと変化 今年になって『海辺のカフ…