ぶらり人生途中下車の旅

ボンクラライフ

芳崎せいむ/東周斎雅楽『山手テレビキネマ室 テレキネシス』(3)


テレキネシス 003―山手テレビキネマ室 (ビッグコミックス)


■ 過去の名作との出会いを…
当方は「映画を見ている」には、ほど遠く「映画を見ていない」人だ。
映画番組がやってる頃には予備校だったし、映画館行ってなかったしね。
レンタルもアニメばっか借りてたんで、ちゃんと見出したのは最近だしな。


本作は、テレビ局の新人でドラマ部志望だった主人公・マキノが映画部へ。
配属先は深夜の映画番組「テレキネシス」、上司・崋山が局の問題児だった。
しかし、崋山の作品への情熱に、マキノは次第に映画の魅力に取り憑かれる。


紹介作品は過去の名作揃い、なかなか旧作には知識がない当方にはありがたい。
本編ストーリーと作品のテーマを上手く被せて作品を紹介しているという形式。
著者の芳崎氏の『金魚屋古書店』の映画版と考えていただければ、間違いない。