ぶらり人生途中下車の旅

ボンクラライフ

読了:雪乃紗衣『彩雲国物語 花は紫宮に咲く』


彩雲国物語―花は紫宮に咲く (角川ビーンズ文庫)


■ 物語は…
主人公・秀麗は、初めて実施された女人試験に合格して晴れて官吏に。
しかし、彼女が官吏になったことで近所の人々からは疎遠されるようになる。
そんな周囲の反応に戸惑いながらも、秀麗は新たな決意をもって研修に望むが…。


■ 読み終わって
前回までは、バカ殿教育係や男装アルバイトとして宮城に出入りした秀麗。
今回からは官吏として正式に働くことになるのだが、そう上手くはいかない。


女性というだけで、酷い仕事を押しつけられたり、嫌がらせを受けたりする始末。
外朝という男性社会の中で奮闘する彼女の姿が頼もしい、アニメでもグッときた。
なんというか良い話を読ませてもらった。「自分も頑張らなくては」と思わされるよ。
ということで本作は男性陣の見せ場がイマイチ、絳攸様がデレデレ(男に)しすぎか?


アニメに追いついたみたい、次の巻もアニメで消化したころに。