ぶらり人生途中下車の旅

ボンクラライフ

【観戦記】リーグワン:東京サントリーサンゴリアス-東芝ブレイブルーパス東京

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1月8日、味の素スタジアムでNTTジャパンラグビーリーグワン(以下「リーグワン」とする)を観戦。新リーグという真新しい看板はもちろん、冬場のラグビー観戦欲も高まっていた自分にとって待望の開幕となった。

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筆者が足を運んだカードは、トップリーグ時代から「府中ダービー」として好勝負を繰り広げてきた東京サントリーサンゴリアス(以下「東京SG」という)と東芝ブレイブルーパス東京(以下「東京BL」という)の試合だ。

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味スタは両チームの本拠地ではあるものの、この日は東京SGのホストゲームということでゴールドイエローに染まった。

1.エキサイティング・ショーケース

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オープニングゲームとなった試合は、ネガティブに言えば大味、ポジティブに言えば開幕を祝う派手な展開となった。前半早々に決まった東京SGの先制トライを皮切りに両チームの攻撃機会の大半が得点に繋がる状態だった。

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現役のNZ代表選手でもある東京SGのダミアン・マッケンジーも前半からPGの場面で引っ張りだこ状態。チームの合流時期を踏まえてFB起用であったと思うが、パスにキックの質に超一流の片鱗を垣間見ることができた。前半からダミアンによるPGで得点を重ねた東京SGであるが、リード直後に相手にトライを奪われる場面が2度もあるなど、ディフェンス面の脆さも気になる内容だった。

しかし、後半は東京SGのアタッキングラグビーが機能し、BL東京を圧倒する。数年前に比べるとキック、長いパスを織り交ぜたピッチの横幅を広く使ったワイドな攻撃、スピードのある選手を活かした単騎突破を駆使して相手守備を切り裂いていく。ニュージーランド・オーストラリアといった南半球の強豪国の試合を見ているようでもあった。

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一方、苦戦が予想されたBL東京も相手の隙を逃さずに不規則なバウンドからのボール奪取や、インターセプトを駆使してトライを積み上げる奮闘を見せて前半リードで折り返すことに成功。逆転を許して追いかける展開になった後半も終盤にディフェンスをこじ開けて2トライを奪うなど、接点やモールでの強さが光った。

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試合は、ホストチームの東京SGの勝利。両チームともに最後までアグレッシブにアタッキングを展開したことに加えて、パスワークを駆使した突破、スピードを生かしたロングラン、インターセプトからの独走等、様々なかたちからトライが生まれたことで普段ラグビーを見ない層にも響くような試合になったと思う。

2.トップリーグの遺産、新リーグの進化

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筆者はトップリーグの観戦経験もあるので、新リーグになったものの、試合観戦で劇的な変化があったとは感じなかった。

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たしかに、ホストチーム贔屓の試合演出、スタジアムグルメの充実等、各チーム主催という形式でテコ入れできるようになった。

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しかし、試合観戦を通じて、東京SGのホストゲームではあるけど、対戦相手の東京BLの好プレーには会場全体で拍手が起きたり、両チームに対してスクラム時には手拍子が巻き起こるなど、基本的には会場運営が改善されたトップリーグという印象だ。

ただし、個人的には当面はそれくらいで丁度良いと思っている。新リーグの宣伝効果を活かして、多くの人たちに観戦機会を設けて競技の魅力を伝える場として機能してほしいと考えている。「ラグビーの魅力を発信する」普及・定着の観点で言えば、特定チームのファンを囲い込むよりは、大枠のラグビー観戦者を増やしていくことを第一に考えていくべきだと思う。トップリーグで培ってきた中立的な応援文化というレガシーを活かしつつ、リーグワンの枠組みだから提供できる新しい観戦の魅力を通じてファン獲得に向けて手を尽くしてほしい。

3. 日本企業は楕円球で「世界一」の夢を見るか?

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従来のトップリーグから移行するかたちで新たな船出を迎えたリーグワン。

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開幕直前に参加チームの外国籍選手が薬物所持による逮捕が発覚、国立競技場で開催予定だった開幕戦の中止といった想定外の事態に見舞われるなど、嵐の中での出港となったものの、試合前の玉塚理事長の開幕宣言には日本ラグビーの未来を託す新リーグへの想いが伝えられた。

ラグビー観戦者は知るところだが、リーグワンは、W杯ベスト8という歴史的偉業を達成した日本ラグビーの未来を繋ぐためのプラットフォームとして重要な役割を担うものである。南半球・欧州の強豪で構成されるティア1の列強と互角に渡り合い、次回大会以降でも勝利できる力を身に着けるためにはベースとなる国内リーグの更なるレベルアップが必要とされる。

特に、前大会で大きな貢献を果たした南半球の地域間リーグであるスーパーラグビーからサンウルブズが撤退したこと、コロナ禍で日本代表チームの活動が制限されていたことを踏まえ、開催が来年に迫ったW杯フランス大会に向けてもリーグワンに対する期待は大きいだろう。

また、リーグワンのフォーマットは、運営レベルのプロ化、あるいはマーケティングの視点を組み入れるための仕組みづくりにおいても大きな意味を持つ。以前、日本経済新聞が主催したラグビーイベント『ビジネス視点から日本のラグビーを考える』(2017年8月17日)に足を運んだ際に、当時のトップリーグの課題は「運営がプロになりきれてないこと」としており、現行体制からのプロ化は困難であることを述べていたことを覚えている。

現状、多くの企業がまだ会社内にチーム組織を置いているが、新フォーマットの中で実績を積み上げて条件が揃えば、静岡ブルーレブズ(前・ヤマハ発動機ジュビロ)、東京BLのように独立・分社化が進んでいくだろう。たしかに、JリーグBリーグの劇的な変化は起こっていないが、企業の体力に余裕が無い中で国際競争力を見据えた持続可能な国内リーグの成長を目指すうえでは適切なステップアップとも考える。

www.nikkei.com

そして、リーグ開幕に向けた玉塚理事長のインタビュー等を見ると、その先にある、リーグワンが目指す「世界一」のリーグに対する思いも強く感じる。たしかにラグビー界の経済規模を踏まえれば決して不可能ではない。バブル崩壊後、経済のグローバル化の過程において苦戦を強いられてきた日本企業が世界の頂を目指す夢の架け橋、それがリーグワンなのかもしれない。

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【観戦記】アメリカンフットボール日本選手権 プルデンシャル生命杯 第75回ライスボウル

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あけましておめでとうございます。近年はサボり気味だったので、今年は現場主義の姿勢を観戦記を中心にブログ更新を増やればと(汗)

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ということで、本年最初の記事として東京ドームで開催されたアメリカンフットボール日本一を決めるライスボウルの観戦記を書くこととしたい。

1.「対抗戦」から「頂上決戦」へ

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75回目を迎える歴史あるライスボウルであるが、今大会から大会フォーマットの歴史的変更が行われた。具体的には、第37回大会(1984年)から行われてきた「社会人代表対学生代表」を「Xリーグ王座決定権」に変更し、パナソニックインパルス富士通フロンティアーズによる社会人チーム同士の対戦となった。

近年の大会では、外国籍選手をメンバーに加えた社会人代表が学生代表を圧倒する状況が続いており、フォーマット変更に関する意見が述べられるのが通例となっていた。

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このため、Xリーグ王座決定戦として開催されていた「ジャパンエクスボウル」が自然消滅したものの、認知度のある同大会で国内最高峰の試合を見せるかたちになったことについて好意的に解釈している。

2.新時代を予感させる好ゲーム

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X1 SUPER(リーグ戦)1・2位の対戦となった今年の大会は、例年とは違った緊張感のある攻防が展開されたと思う。

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パナソニックは、QBのアンソニー・ロウレンスが繰り出す鋭いパス、RBのミッチェルビクター・ジャモ―のタフな突破を中心とした攻撃は激戦を彩った。

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対する富士通は、QB・高木翼選手が長短のパスを駆使して攻撃を牽引。特に、2Qに見せた高木選手のロングパスをキャッチしたWR・高木選手のビッグプレーは会場を大きく沸かせた。

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試合全般を通じて、パナソニックのデザインされたTD後の2点コンバージョン、富士通のRBのニクソン・トラショーン選手がロングゲインや4thダウンのギャンブル成功等、接戦の中でアメフトならではの駆け引きやプレーが多く見ることができた。

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ディティールだけでなく、終盤に富士通を追いかけるパナソニックのオフェンスと、それを跳ね返す富士通ディフェンス陣の攻防も見応えのあるものだった。

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パナソニックの攻撃をしのぎ、リードを死守した富士通が勝利。ライスボウルの新時代到来を感じさせる好ゲームとなった。

3.社会人アスリートの「祭典」として

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アメフトに関しては完全に素人な筆者であるが、シンプルに面白い試合だった。コロナ禍において参加会社による大規模動員も難しくなったことを考えると、認知度のある同大会において国内最高峰のハイレベルな試合を見せることで競技の魅力をアピールするというショーケース要素を押し出すのも良いかもしれない。

また、150名のXリーグチアオールスターによるハーフタイムショーも素晴らしいプログラムだった。アメフトの応援には欠かせないチアの方々にとっても、応援とは違った大舞台として認知されれば、大会の価値も一層高まるものだろう。

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私見であるが、本大会の新フォーマットを踏まえて、ライスボウル=社会人アスリートの祭典として価値を高めていってほしいと考えている。社業と競技の二刀流で研鑽を積むアスリートが輝く場所を創出していくことは、本業とは異なるかたちで会社の存在をアピールするという旧来的な価値観だけでなく、競技やアスリートを続ける人たちの目標となり、競技人気・人口にも寄与することができると考えているからだ。

ポスト五輪の動きとして高まっているプロ化の流れは、脱企業スポーツの動きでもあり、独立性を確保する意味では理想的とも言える。しかし、野球の独立リーグや女子プロ野球の現場、あるいは現在動員にも伸び悩むWEリーグなどを見ると、プロ化がバラ色の未来を約束するものとは言い切れない。

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正直、日本国内でアメフトをプロ化しようとすれば、独立採算で運営コスト等を賄うのは厳しいだろう。ネガティブな表現で用いられることもあるが、トップレベルのアスリートの受け皿として機能してきた企業スポーツの存在は日本特有の強みとも言える。

もちろん、大企業を含めて日本企業も余裕がなく、新興企業はビジネス要素が無いものに投資する余地はない。企業スポーツの持続可能な発展を目指すため、協会・参加企業・競技者が協力して作り上げていく新しいモデルを模索してほしいと思う。ライスボウルで見た風景には、その可能性を感じた。

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【観戦休題】ポスト五輪のスポーツ界、Bリーグ、そして川崎に対する考察

本記事は「川崎ブレイブサンダース Advent Calendar 2021 - Adventar」の第8日目に寄稿するものです。昨日(12月7日)は、うにたんさんの「こんなグッズがあったらいいな|うにたん|note」でした。グッズへのこだわり、数々のアイディアが素晴らしいです。是非ご覧ください。以下、本記事本文は平時と同様に「である」調で書かせていただきます。

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1.はじめに:転換期を迎えた日本のスポーツ界

「ひとつのキャラバンが終わり、また次がはじまる」

(映画『ムーンライトシャドウ』より)

今夏、1年の開催延期を経て、東京オリンピックパラリンピックが閉幕した。大会招致に成功した2013年以降、両大会は日本の各スポーツ競技団体の目標となり、半世紀ぶりの自国開催に向けた強化等が積極的に行われてきた。日本のメダルラッシュの背景には、地元開催によるアドバンテージも大きかったが、競技団体の継続的な強化策が結んだものも少なくはないだろう。

www3.nhk.or.jp

こうした取組について、オリパラという錦の御旗のもとでは、協賛企業を中心に多くの協力等が行われてきた。しかしながら、メガイベントが終了し、新型コロナウイルスの感染拡大にも伴う業績悪化等もあり、スポーツ支援は縮小していくことは予想される。さらに、五輪に関連してメディアに取り上げられてきたスポーツ全体の注目度も徐々に落ち着きを見せている。今まさに、日本のスポーツ界全体が大きな転換点を迎えていると考えている。

本記事では、こうした状況下におけるBリーグ、そして川崎ブレイブサンダースの目指す指針について考察を述べていきたいと思う。

2.新設が続くプロスポーツリーグ

ポスト五輪の最たる動きとして、プロ化の流れが加速している。2021年9月に女子サッカーのプロリーグとして新設された「.WEリーグ」が開幕した。既存の「なでしこリーグ」の所属チームで要件を満たしたチーム、あるいは新設されたチームが集った。大半がアマチュア契約だった選手たちが、プロサッカー選手としてピッチに立ったことは女性アスリートの世界にとって大きな前進と言えるだろう。

また、2019年に自国開催のW杯を終えたラグビー界では、企業チームを主体とするジャパンラグビートップリーグが終了し、2022年1月からプロリーグ「リーグワン」として新たな船出を迎える。W杯を前後してチーム強化、設備投資等を進んできた各チームが、プロ化という独立への道筋を選んだ。

www.nikkei.com

J開幕時に比較すると参加チームの母体企業を取り巻く状況は明るいとは言えないが『参加24チームの企業の売り上げは約80兆円で日本の国内総生産GDP)の15%』はインパクトが大きく、世界最高峰のラグビーリーグに成長する期待も高まる。

この他、東京五輪前ではあるが、卓球の「Tリーグ」(2018年)、パリ五輪の新種目としてブレイキンが採用されたことで注目が集まるストリートダンスの「Dリーグ」(2021年)も設立されるなど、各競技のプロリーグ新設が続いており、各スポーツの競技者がプロ選手として活躍する機会が増えた。

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プロリーグの新設ラッシュの背景としては、国際競争力を含めた競技レベルの向上が設立の趣旨として挙げられている。例えば、リーグワンは、自国リーグを世界最高峰の舞台に高めることで、南半球および欧州の強豪国と互角以上に戦うための競技レベルのレベルアップを図ることを目的としている。

特に日本大会に向けた代表チームの強化に大きく貢献したスーパーラグビーへの参戦が2019年に終了し、ハイレベルな競技環境を維持することが求められていた。トップリーグ時代に続き、各国の代表クラスの選手の加入も続々と決まっており、世界的にも稀な国際色豊かなリーグになることが期待される。

また、女子サッカー界も、女性の社会進出に貢献する側面を強く押し出しているが、同時に欧州を中心に進む女子サッカーのプロ化に伴う各国代表チームのレベルアップの流れに乗り遅れないために協会が方向付けした施策ともいえる。

3.「先駆者」Bリーグの成功と課題

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こうした各競技におけるプロ化の動きに対して、国内プロバスケットリーグとして再編成されたBリーグの成功は影響を与えているだろう。一方、Bリーグ創設の経緯は、国内リーグの統一を入口に、プロクラブの経営基盤を整備し、ライブエンタテイメントの部分を大胆に取り入れた新リーグ設立という出口に繋げた。

一方、国内の問題解決が国際大会に参加するための措置であるのだが、出口となるリーグ新設を通じた代表強化という部分にまで繋げることができなかった。知見あるコア層だけでなく、ライト層を含めた多くのバスケットファンはW杯・五輪の国際大会で戦う代表チームの世界の物差しに触れた。今後、Bリーグが目指すべきところは、他リーグ同様、世界と戦う姿勢なのではないだろうか。

とはいえ、その道のりは簡単ではないだろう。例えば、Jリーグの開幕時はグローバル化・マネー膨張化する直前だったこともあり、ジーコ等の往年のレジェンド選手に続き、レオナルド、ドゥンガストイコビッチといった現役バリバリのスター選手も来日した時代があった。一方、現在のBリーグは、2000年代後半以降の日本サッカーが立たされている状況に近く、W杯・五輪で対戦した強豪国の背景にあるハイレベルな海外リーグが別世界として存在し、国内リーグがそうした世界との差をいかに埋めるかを試行錯誤する必要がある。

また、限られたリソースを競技性に割く方向性はエンタメ化が進む国内スポーツのトレンドと相対的なモノである。世界のスポーツ市場が巨大化する中、稼ぐ視点が足りないということを声高に叫んだ結果、興行的成功=儲かる仕組みが評価されてきた。

もちろん旧来の放漫経営、ジリ貧も健全とは言えず、華やかさを含めた人気も競技人口の確保には重要な要素である。しかし、プロの競技者が集うリーグである以上、競技性と興行性のバランスを保つことは大事だ。 エンタテイメント部分に傾きすぎれば、競技に対する魅力は伝えきれない。それだと多くのプロリーグが掲げる理念とは本末転倒になる。ヒト・モノ・カネが潤沢に流れ込む時代ではないからこそ、理念を維持するための両立を図るべきだと思う。

4.牽引者である川崎だからできること

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前置きが相当長くなってしまったが、こうした過渡期の中での川崎ブレイブサンダースの立ち位置について考えていきたい。NPBにおける現在のトレンドを確立したDeNA体制に移行して4季目を迎え、充実したイベント等でライブエンタテイメントの魅力を発信し続けている。

また、競技面において、東地区の上位戦線を争うだけでなく、ファジーカス、篠山両選手に続き、藤井選手が日本代表チームに名を連ねた。エンタメ空間を演出し、豪華な顔ぶれで見応えのある試合を提供する川崎は、Bリーグを牽引するクラブと言えるだろう。 こうした立場だからこそ、筆者がクラブに求めていきたいのは、競技としてのバスケットボールの魅力を強く発信してほしいと思っている。

例えば、現在以上にプレビューに時間を割いて試合前の見どころ掘り下げるとか、試合後の会場を利用してアフターゲームショーを開催するとか、観戦者のリテラシー向上を促す取り組みがあっても良いのではないか。あるいは、試合後のコートを開放したふれあいバスケット教室、あるいはブースターによるミニバス大会を主催するなどの「バスケをする」「バスケットボールに触れる」機会を作ることも競技の普及に繋がるかもしれない。

一見して前段までの議論と無関係のようにも見えるが、こうした競技の「普及」は「育成」「強化」の第一歩だからだと考えるからである。特に少子高齢化が進む日本において、競技者を確保すること、更に言えば、身体能力の優れた才能ある人材を自競技に引き込むことは非常に重要な視点である。

やはり、地域にあるプロチームは、競技の身近な伝道者であってほしい。5年、10年後のバスケットボール界のためにも「バスケットボール」を売り出してほしい。

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最後まで読んでいただきありがとうございました。明日(12月9日)はayame_braveさんがご執筆予定です。どんな記事が出てくるか楽しみです。

 

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【観戦記】明治安田生命J1リーグ:川崎フロンターレ-FC東京(闘魂伝承)

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10月2日、等々力陸上競技場でFC東京さんとの多摩川クラシコを観戦。

試合は、ダミアン選手のゴールを死守した川崎が勝利。観戦を通じて印象に残った点は以下の通りです。

〇 鬼木フロンターレが体現した「ストロングスタイル」

ACL終了後の5連戦を振り返れば、連覇を目指す川崎にとっては「試練の5番勝負」だったと思う。楽な試合は1試合も無く、紙一重の勝利だった。

川崎を率いる鬼木監督も重要性を説いてきた5連戦、その最後の試合となったFC東京戦はフロンターレの闘魂がピッチ上に体現された試合であった。

運動量と球際の強さによる強度を押し出すサッカーを志向する両チームだけに、試合間隔に伴うコンディション差は影響が非常に大きいと感じていた。コンディションを考慮した戦略を練ることも考えられたはずだが、鬼木監督は真っ向勝負することを選んだ。

90分を振り返れば、FC東京さんのスプリント、球際の強さは試合終了まで衰えることは無かった。だからこそ、受け身に回ってしまえば、圧力の前に潰されていたか可能性は高い。激しいアタックを受けてダウンを何度奪われたとしても、立ち上がり、ファイティングポーズを取り続けることを選択したことが勝利を引き寄せたと思う。

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もちろん、自分自身も「戦う気持ち」だけで試合を勝てるほど、プロの世界は甘くないことは理解している。気持ちが空回りして暗転することだってある(沢山見てきた)。しかし、勝負の際の中でメンタリティは非常に重要となる。

川崎でタイトルを経験してきた選手だけではなく、若手選手たちを含めて、多くの選手たちが重要な場面でタフさを発揮できたことは今季の成長と言えるだろう。鍛え抜かれた技術、前面に押し出された情念が融合された鬼木フロンターレストロングスタイルが長方形のジャングルに体現された試合だった。

車屋先生が教えてくれた「無限」の成長

筆者が、車屋選手のCBに大きな可能性を感じたのは、昨季優勝を決めたガンバ大阪戦だった。谷口選手の出場停止を受けて先発出場した車屋選手は、前線のターゲットとなっていたパトリック選手を完封し、安定感を見せていた。結局、同試合の負傷が響き、昨季中に継続してプレーする機会は無かったが「来季もCBで見たい」と思ったのは素直な気持ちだ。

車屋選手は、プロ入り後にCBで本格的に勝負したのは今季が初めてだが、持ち味に加えて進化の過程を感じさせるプレーを披露している。この日の試合でも、ビルドアップ、前線への配球を無難にこなし、ここぞというときの持ち出しもできるのは頼もしい。守備でも対人の強さ、スピードを生かしたカバーリングが頼もしく、23分に見せたアダイウトン選手の突破を跳ね返した場面は試合展開において非常に大きかった。

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加入時から左SBの不動のレギュラーであった車屋選手が、CBとして進化した姿を見せていることは成長に限界が無いことを改めて知らしめてくれる。選手を応援する我々が、そうした進化・成長を信じてあげないといけない。

鹿島戦の宮城選手もそうだし、湘南戦の知念選手もそうだろう。ピッチで戦う選手を信じて応援することの大切さを、車屋先生は教えてくれたと思う。中断後のCBのポジション争いに注目したいところだ。

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苦闘の夏場で失ったものは少なくなかったが、この経験がチームを強くしてくれた。サポーターとして、このメンバーでリーグ連覇したいという気持ちを一層強くなる熱い戦いだった。連覇するぞ!!

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【観戦休題】「2022年 東京ドーム完全キャッシュレス化」に関する考察

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9月17日、東京ドームで巨人主催試合を観戦。

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自軍の完敗ぶりもさることながら、現時点における両軍の立ち位置が現れる試合だったと思う(遠い目)

さて、今回の記事は「今季の巨人軍に対する嘆きを上から目線で大いに語る!」わけではなく、観戦を通じて知ることとなった、2022年から東京ドームで予定されている完全キャッシュレス化に関する考察を取りまとめていきたいと思う。

1.来場者アンケートから想定される態勢整備

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現在、東京ドームでは来場者アンケートが配布されている。アンケートでは、来場者に対する球場観戦に関する質問事項が並べられているが、店舗等での決済サービスに関する質問事項は項目・事例も細かく記載されており、本アンケートの主な実施目的として考えることができるだろう。

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本件に関する質問事項を丁寧に読むと、Q20にある「2022年から東京ドーム場内が完全キャッシュレス化され、店舗等で現金が利用できなくなること」は決定事項であると考えるのが自然だろう。

www.giants.jp

観戦後に調べてたところ、今季から本格化した東京ドームのDX(デジタルトランスフォーメーション)化に向けたプロジェクト「GIANTS × TOKYO DOME DX PROJECT」の中に明記されている。アンケートの質問内容は、実施後の態勢整備を検討材料であると考えることができる。

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アンケートの質問事項、今季の東京ドームの端末配備状況から勘案すると、キャッシュレス決済規格の縛りは最小限に留まり、後述するがnanacoの優遇が図られるものと考える。一方、非対応者に向けたサポートについては、

  1. 球場内のICカードの販売・貸出サービスの展開
  2. キャッシュレス決済のサポートデスク設置
  3. オリジナルプリペイドカード配布

といった対応策が考えられる。

y141.hatenablog.com

「①」「②」の取組は、完全キャッシュレス化にいち早く進めた楽天生命パーク宮城およびノエビアスタジアム神戸でも実施されており、現実的な対応と言えるだろう。

www.giants.jp

「③」の取組については、今月開催されている「nanacoチャージキャンペーン」のように来場者サービスの一環としてプリペイドカードの配布と利用促進を促す取組を継続することが考えられるだろう。

2.完全キャッシュレス化移行には絶好の機会だと考える理由

本件について、9月のタイミングで事実を知った筆者であるが、これまでの取組を調べていくと段階的に進められている印象を受ける。

スタジアムにおけるキャッシュレスの取組については、観戦を通じて継続的にウォッチしてきたが、キャッシュレス化とFCポイント制度を導入していたパ・リーグの球場に対し、東京ドームは相当遅れていたが、近年の取組で猛烈な追い上げを見せている。

完全な私見であるが、東京ドームの導入が遅れた理由として2点ほど考えられる。ひとつは東京ドームに訪れる観客の年齢層が高く、日常レベルから少額決済=現金決済率が高いことが挙げられる。もう一つは、コロナ禍前の巨人主催試合の観客動員数のベースが3~4万人に対して、場内通路上の弁当販売、売り子によるビール販売等の形態を取られており、観客数を捌くうえで処理に時間を要する端末決済との相性が良くないことがネックとして考えられる。

しかし、新型コロナウイルス感染対策に係る入場者制限、感染対策において前提条件が大きく変化し、取組を進めやすくなった。今季はもちろん、来季も動員にある程度の規制が入った状態で開幕すると思われるため、完全キャッシュレス化のトライアルを1万人規模からスタートすることができる。運用状況で得た課題等を取り込みながら、来るべく80%以上の動員に向けて準備することができる。

また、今季の東京ドームでは売り子は移動することなく決済端末を利用してコンコース上で販売する変則方式を採用しており、来季も継続すれば大きな混乱はないだろう。球場内の定点観察()レベルだが、半々くらいの利用ペースで見られており、一定規模の需要があると思われる。

3.完全キャッシュレス化は観戦者に恩恵をもたらすか?

個人的にはキャッシュレス化に積極的に取組んでいることから、こうした球団・球場の取組に好意的に捉えているが、本来であれば数万人規模の観客が訪れる場所であることから、広く観戦者・球場利用者の観点から考える必要はあると思う。

www.meti.go.jp

まず、前提条件となるキャッシュレス化の浸透度であるが、経済産業省の「キャッシュレス決済 実態調査アンケート 集計結果」(2021年6月公表)によれば、回答事業者の約7割でキャッシュレス決済を導入済であるという事例があるように、想像以上に決済手段の多様化は進んでいる。また、公共交通機関が広く利用される首都圏では他地域に比べて交通系電子マネー決済も広く進んでいる点も後押しになるだろう。

次に、本調査結果にあるキャッシュレス決済の利用単価と、球場内の飲食利用等における単価の相性は近似しており、決済手段としてミスマッチなものではないと考えられる。その意味では、日々キャッシュレス決済を利用する観戦者にとって球場内の環境に大きなギャップを感じないのではないだろうか。

たしかに、クレカ・〇〇ペイを所持していない学生であっても、SuicaPASMO等のICカードを所持している人はいるだろう。また、球団としてはnanacoの配布・販売・貸出をを検討しているようなので、場内に関しては例外的手段を設けずに適応を促すかたちが想定されるだろう。

そして、今更の話であるが、東京ドームの周辺は多数の飲食店があり、持ち込み禁止を設けておらず、試合途中までの再入場を可能にしている。Jリーグのようにスタ飯が全ての需要を一手に担っているわけではない。そうした環境も、このような強気の施策に出れる背景なのかもしれない。

ただし、導入後に想定される混乱はいくつかあると思う。完全キャッシュレス化の移行に対して周知レベルが正直低いため、知らぬ間に来季開幕を迎えるケースは見られるだろう。球団としては、今の段階から積極的に周知を図る必要があるだろう。本ブログも、東京ドームの取組について少しでも知ってもらうために書いたものである(謎の使命感)

この他、筆者がキャッシュレス化が進んだ楽天生命パークで観戦時に感じたことだが、横座席の真ん中に位置する観客が移動中の売り子からビールを買う場合は相当な苦労が見られる。飲料メーカー側も、可能であれば、利益も見込まれる従来の販売形式に戻したいと思うので、数年前まで推しの売り子がいた筆者が今考えられる最大の課題たと思われる(汗)

そもそも、DX化はデジタル化への移行がゴールではなく、移行に伴う利便性・効率性を高めることが目的であるので、不便になっては本末転倒なのである。完全キャッシュレス化は設備投資と運用のハードルを乗り越えれば、現金管理・売上集計等で恩恵を被ることができるだろう。ただし、決済利用者がいてこそ商売が成立することを忘れてはならない。だからこそ、現金決済という選択肢を無くすことのメリットをアピールできるかどうかも、本施策の円滑な移行と安定に繋がるものと考えられる。

東京ドームをホームグラウンドとする1人の観戦者として、本施策がより良い観戦環境の実現に繋がることを強く望む。

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【観戦記】ルヴァン杯:川崎フロンターレ-浦和レッズ (碧黒の血を繋ぐ)

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9月5日、等々力陸上競技場ルヴァン杯・準々決勝(第2戦)を観戦。

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試合は引き分けたものの2試合の合計スコアで敗退。

〇 全力、底力、限界

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約3か月ぶりに開催された等々力のホームゲームはハッピーエンドとはならなかった。

突破に至らなかった悔しいという気持ちだけではなく、90分間を全力で戦った選手たちを称える気持ちも湧き上がってきた。選手・スタッフ・サポーターが、自分たちが出来ることを全てを出し尽くした結果だと受けとめたからだと思う。

連戦の疲労と負傷者を多く抱えてスクランブル体制の川崎に対して、攻守に高いインテンシティを発揮した浦和さんは強かった。3点を奪う底力を見せたのは素晴らしかったが、最後に浦和さんの猛攻を跳ね返せなかったのは、この日のチームリソースにおける限界だろう。気持ちが切れたとは思わないが、食らいつくガムシャラさが押し出されたことで細部の雑さが出てしまったと思う。この点は課題としてほしいところだ。

〇 急増チームの中で垣間見た「血を繋ぐ」儀式

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一方、宮城・橘田・田邉といった若い選手たちが、トーナメント突破を賭けたピッチにスタートから送り出されたことは非常に価値あるものだと考えている。「絶対に負けられない」ような重要な試合の当事者になることは、単なる試合出場とはまた違ったものだと思うからである。

フル出場の橘田の奮闘はもちろん、途中交代となった宮城・田邉も片鱗を感じさせるプレーはいくつもあった。「シュウト、ナイス!!」と励ましたシミッチ、宮城のプレーをフォローしながらポジションを構えたノボリもそうだったが、若い選手たちの力を引きだそうとするサポートも頼もしく見えた。急造のチーム編成だったが非常に良い雰囲気だった。

こうした選手たちの空間と経験の共有は「血を繋ぐ」ピッチ上の儀式といえる。中村憲剛小林悠大島僚太・田中碧といった選手たちはピッチ上の最前線で揉まれて成長し、谷口彰悟・守田英正・三笘薫はタイトルを争う競争環境の中で結果を積み上げて前評判の実力をいかんなく発揮したことは我々は知る。そして、彼らが成功に至るまでに多くの失敗・不振を経験したことも知っている。こうした試合の経験を経て、今度はチームを勝たせる選手に成長してほしいと思う。

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スタジアムから駅までの道を歩きながら、必死になって叩いた手の痛みがジワジワと感じていた。スタジアムを背に向けたのに、時間差で等々力に戻ってきたことが伝わってくる。この痛みは、今の環境下においては、良いことも辛いこともクラブとワリカンしている証拠かもしれない。次の痛みは、勝利を掴みとった後に感じますように。

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【観戦記】明治安田生命J1リーグ:川崎フロンターレ-サンフレッチェ広島(もっともっと)

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4月18日、等々力陸上競技場川崎フロンターレのホームゲームに足を運ぶ。前週の多摩川クラシコに続き、好天に恵まれた。長年の経験では、雨の割合も多い時期ではあるものの、天気が良ければ屋外観戦にはベストシーズンといえる。

〇 指定席への帰還

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この日は、昨年まで3シーズン利用していたシーズンシートの座席で観戦することができた。自己満足といえばそこまでだが、筆者にとっては席番号を暗記するほど愛着があった座席でもある。

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初優勝の瞬間も、連覇した最終節に見た花火も、悔しい思いをした(同時に昨季の快進撃の原点となった)一昨年のホーム最終戦もここから見てた。

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可能であるならば、またこの席を自分の指定席にしたいし、独特の視点で熱心に語っていた隣席の親子の会話もまた耳にしたいところだ(笑)

〇 仕留められなかったことが全て

試合は、家長選手の巧みなゴールで先制したものの、後半に森島選手のゴールで追いつかれてしまい引き分けに終わった。広島さんとすれば、押し込まれたものの、最終的には狙っていたゲームプランに近い内容だったと言えるだろう。

川崎側の視点に立つと、序盤から主導権を握った前半に複数得点を挙げて試合の趨勢を決しておきたかった。攻撃性を高めるため、数試合前から選手の配置を変更した広島は選手間の距離が適切とは言えず、ボール保持者周辺の密集した局面を除けば、攻守の連動性が低かったように見えた。

そのため、個の突破、あるいはパスワークを駆使したプレッシャーの打開で川崎が多くの決定機を作ることができた。前半10分までの決定機、あるいは先制後の攻勢を含めて惜しいシーンを決めておきたかった、というのが試合後の率直な感想である。

流れが変わったのは、皮肉にも追加点を奪ったと思われた後半のVAR⇒OFRの長いインターバルであった。5分近くにわたる試合中断が、給水タイムとは違ったかたちで相手に立て直しの機会を与えてしまった。選手たちもエンジンをかけ直す雰囲気はあったものの、逆にこうした気持ちが失点場面に繋がってしまった印象も受ける。

前半以上にジュニオール・サントス選手の単騎突破に攻撃面を委ねていた広島さんの狙いがハマるかたちでゴール前の混戦に持ち込まれた時点で分が悪かった。90分間、個の強さを抑え込むミッションの困難さも再認識されられた。

イーブンになったことで広島さんは息を吹き返し、川崎は苦しくなってしまった。それでも果敢に最後まで攻めの姿勢を見せたことは良かったと思う。前に前に運ぶ意識が伝わっただけに、最後に決めきる冷静さは欲しかった。終わってみれば、精度の部分がフォーカスされる試合になったと言える。

〇 スタジアムの空気から感じ取れた「貪欲さ」

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神戸戦を含めて、勝ちを引き寄せかけて掴めなかった点は悔やまれるところだが、カップ戦を含まない長い連戦を無敗で乗り切れたことは素晴らしい成果といえる。来るべき名古屋戦は、決定機自体が少ないだろうし、今回の試合で出た課題に向き合うことが試合に向けた良い準備になるだろう。

試合後のスタジアムの空気が独特だった。まるで試合に負けたかのような重い空気に包まれたかと思えば、挨拶する選手たちには大きな拍手が起こっていた。

lineblog.me

試合後に寄せられた谷口選手の短文ブログ(汗)ではないが、選手たちからは「まだまだ強くなれる」という貪欲さが伝わってきた(ジェジエウの笑顔はそれはそれで尊かった)。鬼木監督が言うところの「現状に満足しない」姿勢が共有されている印象だ。もっともっとの精神を大切に応援を続けていきたい。

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