ぶらり人生途中下車の旅

ボンクラライフ

観戦記:明治安田生命J1リーグ・アルビレックス新潟 – 川崎フロンターレ

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水曜日はデンカビッグスワンスタジアムで新潟戦を観戦。

試合は、悠様と憲剛さんのゴールで川崎が勝利。試合を通じて感じたことは以下の点です。

 

◯ 前半:新潟0-1川崎

序盤の川崎は、前節・FC東京戦と同様、攻撃のテンポが上がらず重い立ち上がりでした。ミスを恐れ、攻撃を仕掛けるための縦にボールを入れるタイミングが遅かった印象。また、守備においても、ブラジル人アタッカーを3人同時起用した新潟の攻撃陣の前に後手に回る場面が続き、厳しい時間帯が続きました。

序盤の劣勢から一転して、前半途中から川崎がサイド突破からゴールに迫る場面が何度か作れました。攻撃的な選手を並べた新潟の前線ではありましたが、守備面においては守備の連動性は低かったことから、ボールを上手く動かして決定機を作り出し、中央を固める相手をサイドから突くことができました。惜しい場面を作れていた中で、先制点を奪えたのは非常に良かったと思います。

 <メンタル面の影響と連戦中の難しさを感じた序盤>

序盤の攻守の不安定さを見ると、未だに磐田戦の大敗(2-5)を受けたメンタル面の影響も感じるとともに、中3日が続く連戦の中で修正等を行う時間が限られた中で今節に至る、チーム事情が大きく響いていたと思います。連勝中に自信をもって戦えていた時、手痛い敗戦を喫した後では、流石に内容も大きく変わっていると思います。その点でも、今季の川崎が目指してきた粘り強い対応で無失点に凌げたことが試合を進めていくうえで非常に大きかったと思います。

◯ 後半:新潟0-2川崎

後半の立ち上がり、新潟は再度前線からプレスを仕掛け、ショートカウンターを狙う姿勢を見せたものの、川崎がプレスをかいくぐってゴール前まで攻め込むかたちを作りました。

長谷川選手と交代で投入されたノボリが非常に良い働きを見せており、憲剛さんの追加点の場面もとのボール交換から生まれたものでした。リードの場面で早々に交代カードを切り、追加点を奪うことに成功した鬼木監督の采配も素晴らしかったと思います。

しかし、2点目を奪ってからは厳しい時間帯が続きました。ボールを保持できず、新潟の波状攻撃に耐える時間帯が続きました。川崎としては、ブロックを敷いてカウンターを狙うかたちを作ろうとしていたようにも見えましたが、ソンリョンさんの好セーブの数々に助られていたのが実情でしたので、リード時の試合運びは要改善事項かと。

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<賢太郎の交代に見る「総力戦」への意識>

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前節に続いて「憲剛さん→賢太郎」の交代カードの切り方が印象に残りました。前節のFC東京戦は、ビハインド時に相手ブロックを崩すために狭いスペースでのボールを動かす意図があったと考えていたのですが、今節は真逆の状況での起用ということで、彼の運動量を生かした前線のプレスや、カウンターの起点として期待したのではないかと。

森本選手や奈良選手もそうですが、試合に絡めていなかった選手の起用は、チーム内の競争原理が働いていること、試合に向けたコメント等を読むと、鬼木監督自身が多くの選手が試合に絡んでいくことの重要性を意識しているのではないかと。

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以上です。筆者のアウェイ参戦回数でもトップクラスを誇る新潟ではありますが、数々の悔しい敗戦の歴史を重ねてきたスタジアムでもあります。終盤のピンチの連続はしんどかったですが、何とか乗り切った勝ち点3の価値は非常に大きいと思います。

次節は首位に立った王者・鹿島との一戦。今回の勝ちを無駄にしないためにも、勝たねばならぬと考えております。

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