ぶらり人生途中下車の旅

ボンクラライフ

観戦記:明治安田生命J1リーグ・川崎フロンターレ-FC東京

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昨日は、等々力陸上競技場で第30回多摩川クラシコを観戦。

試合は、1点ビハインドの89分に谷口君さんの同点ゴールが決まり、何とか引き分け。試合を通じて感じたことは、以下の通りです。

 

〇「STEP OUT」が求められる守備

前節・磐田戦に続き、先制点を許したフロンターレ。失点することは仕方ないにしても、奪われ方が良くないと印象を抱く内容でした。失点の場面を振り返ると、攻撃⇒守備の流れ、攻め残ったエウシーニョ選手の単独プレスが相手に外された後、彼不在の右サイドに侵入を許したのが起点となりました。

ポジションを無視した攻め上がりはエウシーニョ選手の武器ではありますが、スペースががら空きになるリスクは常に抱えています。実際、FC東京の両WBは高い位置を取る川崎のサイドのスペースを狙い続けていたと思いますので、今回のケースは相手の狙いどおりの結果だったと思います。

粗さは目立つものの失点数を減らすために攻守の切替、連動したプレスを実践してきた今季の川崎ですが、粗さの目の部分を突かれつつあります。守備を一過性のブームで終わらせてしまうのか?今後のスタンダードにするのか?限定ユニ同様にチームは「STEP OUT」が求められると思います。

 〇 一本集中

川崎のシュート数は、観戦中は数えきれないほど非常に多かったと思います。ミドルシュートを狙う姿勢も悪くないと思いますし、シュートで終わる姿勢も良いと思いますが、枠外が多いことからも精度の低さも気になります。

この試合、川崎の各選手のコンディション低調が散見されておりましたが、攻撃における質の部分に大きく影響していたと思います。相手選手の間で受けて縦のボールを入れるかたちは何度も作れていただけに、突破した後のラストパスと受けた後の動き、密集時の瞬時の判断だったり、1本を決めるためのディティールにこだわってほしいところです。

〇 守備の大黒柱・谷口彰吾

苦しい展開を救ったのは谷口選手のゴール。試合終盤で流れの中から得点を奪うのは非常に厳しいと感じていただけに貴重な一発でした。もちろん、守備の場面においてもテクニックのあるウタカ選手のポストプレー、アグレッシブなプレスを仕掛ける中島選手に粘り強く対応し、相当キツかっただろうアディショナルタイムの永井選手の単騎突破に食らいつく等の奮闘も目立った試合でした。

今季の谷口選手は、チームの中心選手であるという強い意志を感じさせるプレーが続いていると思います。攻撃的なチームを支える「守備の大黒柱」として今後のさらなる活躍に期待したところです。

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以上です。さらなる成長を求めてSTEP OUTできるのか、試練の夏。

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