ぶらり人生途中下車の旅

ボンクラライフ

観戦記:明治安田生命J1リーグ・川崎フロンターレ-鹿島アントラーズ

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4月21日、今週2度目の等々力で鹿島戦を観戦。

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陸前高田ランドのフロサポの朝は早い)

この日は、春と秋の定番企画となった「陸前高田ランド」。

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(餅まき用の櫓があることに違和感を感じなくなってきた)

川崎と陸前高田市の連帯を一段と強くする大切な催しであり、多くの笑顔が生まれる素敵な企画だと思います。

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(ステージではフロンターレ応援ソング『BLUE DREAMER』を披露)

陸前高田の皆さん、たかたのゆめちゃん、今回もありがとうございました。

試合は、リーグ戦ではガンバ戦以来の複数得点で勝利。試合を振り返って感じたことは、以下の点です。

〇 「パワー」を引き出した勝利の価値

90分を通してみれば、厳しい試合でした。球際の強さを徹底したチーム同士による中盤の攻防は激しさを極め、キープ力に優れた鹿島さんの金崎・鈴木両選手の2トップは脅威となり続けました。スコアとしては差がついたかたちとなりましたが、逆の結果になってもおかしくはないほど、非常にタフな内容だったと思います。

やはり、勝敗のポイントとなったのは、試合における勘所をおさえることができたからだと思います。特に、前半・後半の立ち上がりに一気に攻め込み、相手が守備のセットができていない=アンストラクチャーの状態を作り出すことで、得点を奪うことに成功したのは大きかったと思います。

試合後の会見において、鬼木監督は「パワー」という言葉を繰り返し用いていましたが、勝ちを引き寄せられなかった数試合で感じていた「あと一歩」の部分こそ、際のプレーにおける「パワー」だったのではないかと。今季の戦いは、この部分が足りていなかったと感じていただけに、この日の勝利はチームのギアを一段階上げる契機になればと思います。

〇 コンディション調整と37歳の疾走

川崎のスタメンは、18日の蔚山現代戦から全員変更。悠様・大島君の大黒柱を欠く厳しい状況ではありましたが、休養が取れたメンバーで試合に臨めたことはアドバンテージになったと思います。また、継続的に起用を続けてきた守田・知念両選手が「強さ」の部分で負けないプレーを見せてくれたのも大きかったと思います

単純なターンオーバーに限らず、今季の鬼木監督はリーグ戦でもコアメンバーの慎重な起用を続けています。私見ではありますが、今季からクラブが導入したGPSバイス・カタパルトが少なからず影響しているかもしれません。

同デバイスを利用することで、日々の各選手のデータを取得・蓄積できるようになりましたので、起用に関する評価基準がより明確になったのではないかと。例年以上の過密日程を消化しながらも、昨季も課題に挙げられたケガのリスクを減らすことを意識した鬼木監督の方針を自分は支持します。

調整を続けてきた1つの成果が、この日の憲剛さんだったと思います。ゼロックス杯から継続的に見てきた印象では、我々がイメージする憲剛さんのトップコンディションに仕上がってきたと思います。

そして、試合の大きな分岐点となった65分のゴールは、キツイ時間帯までボールを追い続ける運動量があったからだと思います。引き続き、憲剛さんの起用は慎重になるものと思いますが、今日のような疾走を見せてもらいたいところです。

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(悲願だった「あんたが大賞」を自力で獲得した憲剛さんw)

以上です。久々の勝利であると同時に、力のある相手に負けない「パワー」を出してゴールを奪うことができたのは大きな自信になると思います。1つ1つの試合を大切にして、加速していってほしいところです。

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