ぶらり人生途中下車の旅

ボンクラライフ

観戦記:天皇杯・川崎ブレイブサンダース‐アルバルク東京

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昨日も、代々木第一体育館オールジャパン2017(全日本総合バスケットボール選手権大会)を観戦。

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男子の準決勝には、川崎ブレイブサンダースが登場。目標としている優勝目指し、昨年末に激闘を繰り広げたアルバルク東京と対戦。

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試合は、バチバチとした展開。A東京はギャレット選手、ギレンウォーター選手を中心とする個の力を駆使して得点を重ねる一方で、非常に集中した守備を展開。

川崎は、インサイドになかなか浸入できず、攻撃の軸とも言える辻選手やファジーカス選手へのチェックも厳しいこともあり、逆に自分たちの得意の形に持ち込めませんでした。その状況を打開したのは、栗原選手のスリーポイント。攻めあぐねる中の栗原選手の連続ポイントで同点、逆転に成功してリードを奪って前半を終えることができました(前半はチーム最多タイの11得点をマーク)。

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しかし、第3ピリオドに、ギレンウォーター選手のアンスポーツマンファールを巡る対応で不備が発生し、川崎のフリースローが取り消しになったところから潮目が変わり、息を吹き返したA東京に再度逆転を許します。どの競技にも言えることですが、試合の流れや勢いというのはコロコロと変わるものであり、バスケはその変化が特に激しいなと観戦するようになって感じたところです。不運もありますが、その機会を逃さずに追い付き、突き放したA東京も流石と言ったところ。

川崎にとっては、非常に嫌な流れを変えた雰囲気を変えたのは藤井選手でした。第3ピリオド終了直前に相手のボールを上手く奪ってから速攻で得点を挙げて、勢いを取り戻す反撃の狼煙を上げてくれました。この試合に限らず、藤井選手はチームの悪い流れを断ち切るプレーをよく見せてくれることから、コートに入ると期待してしまいます。

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ビハインドした状態ながら第4ピリオドの川崎は、焦れることなく、手堅くも確実なアプローチで逆転に成功します。堅い守備とディフェンシブリバウンドでボールを保持し、ビッグプレーに頼らず、ファウルからのフリースロー等で得点を重ねて逆転。この辺の手堅さに月並みながら「勝負強さ」を感じました。

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まさにチームの「全員力」で掴んだ逆転勝利は大変素晴らしかったです。決勝は勢いのある千葉ジェッツですが、「川崎ブレイブサンダース」としての初タイトルを期待しております。

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