ぶらり人生途中下車の旅

ボンクラライフ

声優学・声優ユニット論

ガムさんから、非常に興味深い課題が出されたので考察してみます。
一応、というか結構私も声優ユニット系でCDを買っていたりしますので意見を。


まず、問題において先端となる『「ネギま」の全員OPはありか?』について。
最初に結論から申し上げておくと、私もダメだと思いますよ。
当作品には桑谷夏子堀江由衣の二人がでてますが、それでも買わないかな。
これだけ多いと、何処で誰が歌ってるかもわからないじゃないですか。
それに人が多くなるだけ、楽曲としての統制がとれなくなるんですよね。
ガムさんの意見同様に何度も聞けたものではないと思います、だから需要は微妙では?


確かに、近年の傾向としては声優個人のファンは増えてます。
ただし、いきなりソロでのヒットというのは逆に難しいと思いますよ。
そうした中でのユニット活動というのは、個人をアピールする上でも効果ありかと。
近年はソロもそうですが、ユニットという形も非常に多くなってきました。
関連作品のファンと声優個人のファンを一気に釣ると言う意味でも効果的でしょう。
古くを言えば『サムライトルーパー』のNG5とか、ハミングバードでしょうかね。
タイプもいろいろありますが、それを私が知る範疇でいくつか比較検討してみます。

①tiraway [千葉紗子南里侑香]
キッカケは『Memories Off 2nd』、元々歌唱力に定評のある二人が組んでいる。
サイトロンの偉い人・志倉千代丸氏のプロデュース、基本的にアーティスト路線展開。
人気も上り調子で3月にファーストコンサートが決定している。
まだまだ、幅広い展開が期待できるだろう。


生天目仁美と伊藤静
これはどちらかと言えば、作品関係という色合いが強い。
ジェネオン系作品で共演した二人が組んだユニット、二人ともまだ知名度はこれから。
ライブや二人でパーソナリティーなど、精力的活動が続いている。
同レーベルの中核として展開していく可能性もあり、こちらも発展途上中。


③らいむ隊/らいむ隊Army[前・清水愛笹島かほる等/後・門脇舞水野愛日等]
前者は昨年6月のアニフェスで卒業、現在は後者ユニットが展開中。
前者はPCゲームの主題歌でデビューし、ステージイベントで幅広く売り込んだ。
軍服コスによる『凛歌』は異例のヒットだったり、TBSに取り上げられたり…。
作品のアニメ化もあって、KSS祭りではメインを任せられるほどに成長していった。
果たしてArmyはどこまで行けるのかは未知数である。


④D・U・P/PKO/エンジェル隊
ブロッコリー系ユニット、これは知らないことも多いので多くは語らず。
基本的にソロでの歌も多いのだが、ことあるごとにユニット単位でも歌われる。
[特にエンジェル隊は新シリーズごとに新曲だったので、わかりやすいでしょう]
例えば、新谷良子エンジェル隊を通して歌った後でのソロデビューであったりする。
ブロッコリーイベント+ライブも、まさにこの3ユニットあっての興行だった。


Prits桑谷夏子望月久代小林由美子水樹奈々
シスプリラジオからデビューしたのがこのユニットである。
ユニット名は公募、2003年元旦デビュー、以降3ヶ月連続リリースで話題に。
ボーカルの中核は水樹さん、重要どころでのソロが多かったと思う。
〔個人的になっちゃんもかなり上手かったと思うが、ソロCDだしてないので閉口〕
イベントはスタチャフェス1回のみ、hm3での表紙の回数は多かったのは覚えてる。
12月にアルバムを発売、以降は自然消滅?


⑥パステル〔清水愛・加藤奈々絵・今野宏美こやまきみこ+追加メンバー〕
スタチャアニメ『まおちゃん』『朝霧』『ロウラン』『チュチュ』の主役が初期メンバー。
ラジオ「ほれボレ」で結成、白石涼子含む公募の新メンバー3人の計7人でデビュー。
Pritsとは異なっていて、こちらは電気店などでも精力的にイベントをこなしている。
そう考えるとアーティスト路線と言うよりはアイドル路線色が強かったと思われる。
歌はシングル2枚〔1枚はアニメイト限定発売〕、アルバムを1枚リリースしている。
若手中心メンバーだが、ハピレスで歌をこなしていた、こやまさんが中核だったか。
こちらも残念ながら、昨年の1月のライブで解散となった。


DROPS國府田マリ子神田朱未金田朋子白石涼子野中藍
こちらは現役バリバリのユニット、私の中では「ユニット オブ 青二」ですが。
所属事務所が全員青二プロダクションの5人、こちらはアイドル路線色が強い。
ローソンとのタッグを結成していて、商業展開もかなり本格的ではないか。
カバー曲によるシングル展開の後にフルアルバム発売、コンサートツアーも行った。
確実なる成長を遂げたスタチャユニットの一つの集大成といったところか。


だいたいこんな感じ、まだnana×nanaとか最近のTAMAGOとかあるけど今回はパス。
ラブひな」や「シスプリ」のCD展開についても考察したいけど、それはまた今度。