一昨日、渋谷に行って見ることができた。
正直な話をいうと、最初は「下妻」が何処にあるか知りませんでした。
ネタバレは出来る限り避けるように感想などを話します。
これは連れの方々に出しゃばってしまったことなのだが
もはや「都会」というものに感じることが難しくなってしまった
“日本らしい”情景*1は逆に下妻のような場所*2に感じることができるのではないだろうか。
その『らしさ』が演出する、ちょっとしたノスタルジックな感覚は私は凄い好きになった。
地方の常識、都会の非常識
というよく大学でも耳にするギャップが場内の都会の若者達の笑いを誘った。
その妙に日本的な情景とは明らかにミスマッチなゴスロリという
奇抜ではあるが、決して“渋谷系”などとは一線をかくすファッションであったり
スタジオ4℃のアニメがいきなり出てきたりと
あの手この手の温度差を出すネタが
良いアクセントとなって作品の魅力を引き出したのではないだろうか。
話としては破綻に近い展開ではあったが
終始あの手この手で客の目を引いていた印象が強い。
こういった日本らしい邦画は結構好き、立ち見でも見た甲斐はそれなりにあったと思う。
さて今週は「キューティーハニー」だ、どっちがよりばかげているか比較せねば。
*1:東京の無機質な情景は公開中の「ロストイントランスレーション」という映画でよく表現されている