ぶらり人生途中下車の旅

ボンクラライフ

意見:野球版『地方の時代』と巨人軍の今後

■ 地域密着型球団の浸透
Jリーグが『地域密着』と『百年構想』を打ち出しているのは有名だ。
地域密着型の球団経営は、現在のプロ野球でも盛んに取り入られている。
特に南海の福岡移転後、パはホームタウンを少しずつ意識したのではないか。


ロッテの千葉移転、「大阪」近鉄、日ハムの札幌移転、楽天の仙台新チーム。
巨人戦を中心としたセリーグの全国放送網とは一線を画す、地域密着型の発想。
野球界全体が行政から遅れること数十年の「地方の時代」に突入したと言える。


■ 巨人戦放送の低迷…
一方、全国放送の視聴率が低下の一途をたどる巨人、来年の放送も危うい。
これは野球人気の低下と捉えるのはアレ、基本的に巨人に問題があると思う。
最新の記録になるが、今年の日本シリーズの視聴率も好調であったわけだし。


たしかに多チャンネル時代に突入、全国放送の中継の意義はかなり疑問だ。
とはいえ、野球中継自体を無くすのは野球文化発展のために避けたいものだ。
そこで、大きな窓口たる巨人戦・中継のあり方も再考する必要はあるだろう。


■ 意見:地方巡業の拡大
考えてみると、東京という土地はホームタウンにするには難しい土地柄だ。
そこで大胆な考えだが「地方巡業の数を増やす」、これが私の1つの案だ。
札幌には日ハムがいるし、福岡にはソフバンがある、交流戦の実施も大きい。


プロ野球未開の地で野球熱ある地を積極的にサーキットするというのが本案。
地方球場に球団が設備を運び込んだりして、東京ドームの雰囲気を再現させる。
元G戦士の講演会や、地元少年野球チームへの野球教室をするのもいいだろう。
地方発の熱をジャイアンツに伝え、再構築の足がかりをそこから組み立てたい。


■ 意見2:地上波放送を半減させる
主催試合を月6試合程度に放送に減らす、いうなれば中継試合を厳選。
野球中継のプレミアム感を演出するために放送を減らす、というのが軸だ。


ただし見所などの情報や宣伝を徹底、視聴意欲を盛り上げる努力を増やす。
野球中継最大の失策は「ただ試合を放送する」形態に偏っていることにある。
バラエティ・ドラマならば、そこに煽りや見所を放送までに伝える努力をする。
バラエティ化する必要はないが、今の時代なら魅力を伝える努力は必要だろう。


毎日の放送は専門局、地上波は大きな窓口として一見さんを取り込む努力を。
個人的にも「ただ放送するだけで今は数字はとれねぇよ」と局側にいいたくなる。