ぶらり人生途中下車の旅

ボンクラライフ

観戦記:明治安田生命J1リーグ・川崎フロンターレ-鹿島アントラーズ

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4月21日、今週2度目の等々力で鹿島戦を観戦。

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陸前高田ランドのフロサポの朝は早い)

この日は、春と秋の定番企画となった「陸前高田ランド」。

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(餅まき用の櫓があることに違和感を感じなくなってきた)

川崎と陸前高田市の連帯を一段と強くする大切な催しであり、多くの笑顔が生まれる素敵な企画だと思います。

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(ステージではフロンターレ応援ソング『BLUE DREAMER』を披露)

陸前高田の皆さん、たかたのゆめちゃん、今回もありがとうございました。

試合は、リーグ戦ではガンバ戦以来の複数得点で勝利。試合を振り返って感じたことは、以下の点です。

〇 「パワー」を引き出した勝利の価値

90分を通してみれば、厳しい試合でした。球際の強さを徹底したチーム同士による中盤の攻防は激しさを極め、キープ力に優れた鹿島さんの金崎・鈴木両選手の2トップは脅威となり続けました。スコアとしては差がついたかたちとなりましたが、逆の結果になってもおかしくはないほど、非常にタフな内容だったと思います。

やはり、勝敗のポイントとなったのは、試合における勘所をおさえることができたからだと思います。特に、前半・後半の立ち上がりに一気に攻め込み、相手が守備のセットができていない=アンストラクチャーの状態を作り出すことで、得点を奪うことに成功したのは大きかったと思います。

試合後の会見において、鬼木監督は「パワー」という言葉を繰り返し用いていましたが、勝ちを引き寄せられなかった数試合で感じていた「あと一歩」の部分こそ、際のプレーにおける「パワー」だったのではないかと。今季の戦いは、この部分が足りていなかったと感じていただけに、この日の勝利はチームのギアを一段階上げる契機になればと思います。

〇 コンディション調整と37歳の疾走

川崎のスタメンは、18日の蔚山現代戦から全員変更。悠様・大島君の大黒柱を欠く厳しい状況ではありましたが、休養が取れたメンバーで試合に臨めたことはアドバンテージになったと思います。また、継続的に起用を続けてきた守田・知念両選手が「強さ」の部分で負けないプレーを見せてくれたのも大きかったと思います

単純なターンオーバーに限らず、今季の鬼木監督はリーグ戦でもコアメンバーの慎重な起用を続けています。私見ではありますが、今季からクラブが導入したGPSバイス・カタパルトが少なからず影響しているかもしれません。

同デバイスを利用することで、日々の各選手のデータを取得・蓄積できるようになりましたので、起用に関する評価基準がより明確になったのではないかと。例年以上の過密日程を消化しながらも、昨季も課題に挙げられたケガのリスクを減らすことを意識した鬼木監督の方針を自分は支持します。

調整を続けてきた1つの成果が、この日の憲剛さんだったと思います。ゼロックス杯から継続的に見てきた印象では、我々がイメージする憲剛さんのトップコンディションに仕上がってきたと思います。

そして、試合の大きな分岐点となった65分のゴールは、キツイ時間帯までボールを追い続ける運動量があったからだと思います。引き続き、憲剛さんの起用は慎重になるものと思いますが、今日のような疾走を見せてもらいたいところです。

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(悲願だった「あんたが大賞」を自力で獲得した憲剛さんw)

以上です。久々の勝利であると同時に、力のある相手に負けない「パワー」を出してゴールを奪うことができたのは大きな自信になると思います。1つ1つの試合を大切にして、加速していってほしいところです。

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観戦休題:データで楽しむ野球観戦

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4月12日、ZOZOマリンスタジアム千葉ロッテマリーンズ埼玉西武ライオンズの試合を観戦。

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この日は、マリーンズの企画チケット「データで楽しむ野球観戦」に参加。

日本におけるセイバーメトリクス分析の第一人者・統計学者の鳥越規央先生が1試合を通じてデータを駆使しながら解説とともに試合観戦ができるというイベント付の観戦企画。

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今回は団体観戦用に使われている「フィールドテラス・スイート」で開催ということで、二重に嬉しい企画でした。

イベントは、試合前ならびに試合中に鳥越先生が両チーム&選手のデータを取り上げながら観戦するといったかたち。破壊力抜群の打力を軸に開幕ダッシュに成功したライオンズ、井口新監督のカラーが徐々に表れてきたマリーンズという特徴のあるチーム同士の対戦ということもありまして、興味深いデータにも触れることができました。

個人的に印象に残ったのが、マリーンズも力を入れてる盗塁に関する統計でした。この日までの両チームの盗塁成功率はマリーンズ70%に対して、ライオンズは92%。鳥越先生の解説によると、盗塁1回の成功による得点期待値は「+0.188点」に対して、失敗した場合は「-0.4点」とのこと。マリーンズの成功率はトータルで見ると得点力向上に寄与していない可能性を指摘し、「数よりも成功率」を重視すべきというご意見は説得力のあるモノでした。

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また、当日のトークゲストとして、マリーンズの元投手・現おもてなし担当として活躍中の上野大樹さんが登場。あまり知られていない選手・チームに関するエピソードをはじめ、選手としての経験談など、貴重な話を多く聞くことができました。

特に、先発ローテーション、リリーフの経験を持つ上野さんが、日々の試合をどのように過ごしていたのか、というお話は観戦者目線では知りえることができないことでしたので、まさに「目から鱗」のお話でした。

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他のスポーツ観戦と比較して、野球観戦は解説等をじっくり耳にしながら試合を追うことができる「ながら観戦」に適した構造であることはもちろん、球団はもちろん、アナリスト、およびファンに至るまで統計データの集計・分析の普及も進んできたことからも、コアな観戦者の需要を満たし、観戦における1つの視点としてデータ活用の面白さを伝えていく意味でも良い試みだと思います。

マリーンズは定期開催を続けておりますが、是非とも今後も広めていただきたいですし、他球団でもトライしてもらいたいなと思います(鳥越先生が引っ張りだこになるかもしれませんが汗)

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観戦記:ACL・川崎フロンターレ-蔚山現代

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4月18日、等々力でACL蔚山現代戦を観戦。

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試合は、川崎が鈴木雄斗選手と長谷川選手のゴールで2点を先行したものの、後半に蔚山現代に追いつかれてドロー決着。試合を振り返って感じたことは以下の点です。

〇 ライバルサバイバル

川崎は、14日の仙台戦から先発メンバーを総入れ替え。今季初先発・ベンチ入りの選手も多く名を連ねました。特に、今オフに新加入した選手たちとしては「選ばれし者の恍惚と不安、2つながら我にあり」といった心境だったのではないかと。

たしかに、敗退が決まった以上、消化試合の位置づけになりますが、チャンスを得た選手たちからすれば、今後の公式戦の出場機会を得るための「大切な試合」だったはずです。同じピッチに立つ味方選手は、仲間でありながらもライバルであり、今後の生き残りをかけたサバイバルである、そうした視点で観戦をしておりました。

〇 爪痕からグリップへ

観戦者(当方含む)の期待と不安の双方が入り混じったムードの中で始まった前半は、2得点を奪うなど非常に良い内容だったと思います。

急造の布陣ながら、川崎は各選手のタスクが明確に示されていたことから、個々の質と局面の連携で決定機を作ることができました。

印象に残ったのは、移籍後初先発となった斎藤選手のプレーです。戦列復帰後、途中出場が続く斎藤選手ですが、この日のプレー内容は大きく異なっていました。先制点に繋がったような自らが仕掛けるかたちだけではなく、味方を使うプレーも多く見せるなどチャンスメイクの役割を担っていました。1つのチームの攻撃を牽引してきた彼の高い能力を再認識するプレー内容であったと思います。

また、サポーターに挨拶がわりの一発を決めた「ラルフ」こと鈴木雄斗選手もインパクトを残せたと思います。惜しい場面を作ったシュート・クロスの精度の高さにも唸らされましたが、ボールを受ける時の位置取り、攻撃から守備への切替の早さも連携面に不安の残るチームの力になったと思います。

「上手くできた」部分が多く見れた前半に対して、後半は早い時間帯に同点に追いつかれるなど、90分トータルでは「勿体ない試合」と評されるかもしれません。

しかしながら「上手くできなかった」部分も選手の経験値になり、それがチームに還元されればプラスになると思います。今日のメンバーが残した爪痕が、チームを高く持ち上げるためのグリップとなることを信じて、応援できればと思います。

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以上です。アジア終戦。今年こそ壁を超えたかっただけに敗退は悔しい。言い訳はできませんが、その思いを晴らすためには機会を手にするしかないですね。そのためにも、目の前の試合に集中し、道を切り開いて欲しいところ。苦しい試合は続きますが、強い気持ちで。

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観戦休題:楽天生命パーク宮城で感じた球場ビジネスの最前線

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4月15日、仙台遠征を利用して楽天イーグルスの本拠地・楽天生命パーク宮城を訪問。

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以前から足を運びたいと考えていた球場ではありましたが、本年は遠征日程と試合日が上手く重なったため、念願の初訪問となりました。

〇 「スタジアム」ではなく「パーク」

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仙台駅から徒歩20分(シャトルバス8分)の宮城野原公園総合運動場内にある宮城球場魔改造命名権変更を繰り返し、現在の姿に進化した「楽天生命パーク宮城」。

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球場名に「スタジアム」ではなく「パーク」と名付けたように、同球場は本場・アメリカの球場作りを強く意識したボールパーク化を進めてきました。

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(観覧車が目印のグリコスマイルパーク)

球場が目指すべき方向性を象徴するのが、観覧車が目印となる外野裏に設置された「グリコスマイルパーク」の存在です。

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観覧車等のアトラクションを楽しむことや、カフェで試合前の空いた時間を過ごすことができる同パークは、視界の先にグラウンドが見えてこなければ、野球場の一角にあるとは想像しづらい空間です。

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正直、足を運ぶ前は「観覧車が球場運営に必要なモノなのか?」という素朴な疑問を持っていました。しかし、実際に足を運んで感じたことは、単なる話題作りだけでなく、観客が球場で長い時間を過ごし、楽しんでもらう=顧客満足度を高めるための仕掛けであるということです。

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(この日、場内を走っていたロンドンバス)

特異性の部分で言えば、現時点では国内唯一の取組であることから、今後の進化・活用も気になる存在です。

〇 好みに合わせた観戦方法を選択できる構造

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スタジアムに入ると、様々な席種が揃えた球場の異様な構造に驚かされます。

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(一塁側内野席にあるバー形式のイーグルズネスト)

売店を求め、試合前の時間を利用して場内を散策しましたが、様々な形態のシート・スペースを見つけることができました。

たしかに、各球団の本拠地球場ではテーブルシート、団体観戦席等の充実化を目指し、魔改造に取組んでいるところですが、こうした動きの背景にあるのは、観戦に対するセグメント化の考えが浸透してきたからだと思います。

たしかに、応援歌を熱唱して一生懸命応援したい人もいれば、じっくりと見守って観戦したい人も、友達とワイワイと観戦したい人もいると思います。チケット購入時に「席の種類多すぎ」と頭を抱えましたが、おそらく今後の球場運営においても強く進められるのではないかと。普段、なかなか球場を歩き回ることがありませんので、今回の観戦を通じて1つのトレンドを垣間見ることができたと思います。

〇 「選択と集中」ではなく「揃える」スタグル

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(選手プロデュース弁当も豊富な品揃え)

また、当日はデーゲーム観戦(13時試合開始)ということで、筆者も昼食を球場で調達しようと考えて売店を見て回ったのですが、バリエーションに富んだお店の数々に目移りする状況でした。

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(則本選手プロデュース弁当をチョイス)

球場飯の定番・お弁当類をはじめ、球場オリジナル、阿部蒲鉾店等のご当地グルメ、大手ファストフード、さらには楽天市場の人気グルメに特化した店舗などもありました。

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(個人的にツボだった合鴨スモーク串)

たしかに、遠方からの来場者でご当地グルメを食べたい人もいれば、ファストフードで手軽に済ませたい人、昼からガッツリ食べたい人、飯ではなく、酒のつまみ類を揃えたい人もいます。「選択と集中」ではなく、観客の多様なニーズに対応できるように「揃える」という編成は、様々なジャンルの商品を取扱うことで成長をしてきた「楽天市場」のDNAを垣間見た気がします(汗) 

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余談ですが、ビールクズとしては、オリジナルブランドのイーグルスビールが美味であったことを報告できればと思います。

 〇 決済システムの導入

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球場内で買い物をするうちに気づいたのが、同球場において、楽天グループ会社が運営のプリペイド電子マネー楽天Edy(ラクテンエディ)」が決済手段として普及(緩く推奨)されていることに気づきました。

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実際、自販機からビール売り子に至るまで、球場全体で広く利用できる手段として進めており、スタジアムEdyカードを利用することで楽天ポイント・割引特典の周知等を行っていました。欧州のサッカークラブでは、スタジアム決済専用のICカードではあると耳にしていますが、グループのインフラを直接導入することにより、日本でも実現していることには驚きました。

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観客・販売側は支払に係る煩雑さを回避できることはもちろん、楽天サイドとすれば「楽天Edy」利用者を増やす契機にも繋がることから、ある程度のWin-Winの関係性を築けるのではないかと考えています。

〇 「米国かぶれ」ではなく「融合」

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試合の方は、初回に大量8得点を奪うなど大量得点を奪ったイーグルスが勝利。お目当てだった松井裕樹投手は最後ヒヤヒヤでしたが(汗)

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これまでの記述において、米国風のボールパークの魅力などを語ってきましたが、試合における応援・試合を盛り上げる演出等は見慣れた光景でした。

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メガホンバット、ネームタオル応援、そしてジェット風船といった日本ではお馴染みの応援スタイルが展開され、ある意味でリラックスして観戦することができました(笑)

やはり、全てをアメリカ風にアレンジするのではなく、日本の野球文化に噛み合わせていく方向性は良いと思います。この点においても、観客に「選ばせる」のではなく「双方を併せ持つ」という選択肢を提示している点も好感を持ちました。

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(試合終盤にかかった虹が綺麗でした)

以上です。野球観戦歴はそこそこありますが、ココまで刺激を受けたのは久々でした。(悪い意味ではなく)ビジタースタジアムに行くのは外国に行くようなものだと、常々感じていると思いますが、今回ばかりは大陸を超えたくらいのインパクトでした。スタジアムやスポーツビジネスに関心のある方は、フィールドワークとして足を運んで見ても損は無いと思います。

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観戦記:明治安田生命J1リーグ・ベガルタ仙台-川崎フロンターレ

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4月14日、ユアテックスタジアム仙台ベガルタ仙台戦を観戦。

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試合は、激しい攻防の末にスコアレスドロー。試合を振り返って感じたことは以下の点です。

◯ 攻守に圧倒した仙台さん
前半の川崎は、仙台さんに攻守で圧倒され「何とか無失点で終えることができた」という印象です。
仙台さんは、試合に向けた綿密な準備とストロングポイントを活かし、主導権を握ることに成功しました。
前者においては、川崎の各選手の特徴を踏まえてトレーニングをしてきたのが、よくわかる内容で、対策を上回ることが出来ませんでした。試合後に監督・選手も述べたとおり、前半はロングボールを多用する「逃げ」の姿勢を見せてしまったことも、仙台さんにとって御し易い展開だったのかもしれません。
後者については、仙台さんの攻撃スタイルとして定着しつつある、横幅を活かした攻撃です。仙台の両ウイングの選手がライン側に位置し、中央の選手と連携しながらサイドを攻略するアプローチに再三苦しめられました。縦幅で見れば、川崎が使い切れていないレーンを上手く使っていたことからも、非常に参考になる攻撃であったと思います。

◯ 奈良選手の復調
上述の横幅を活かした攻撃に加えて、ジャーーーメイーーン良選手のスピードを活かした縦に速い仕掛けを駆使して川崎ゴールに迫った仙台さんに対して、川崎のディフェンスは凌ぐ展開が続きましたが、奈良選手のカバーリングが光りました。連戦で疲労が漂う谷口選手の分も補うように前に出る守備で相手の突破を防ぐ場面を作るなど、しばらく見えなかった奈良選手らしい守備の良さを見せてくれました。
不調のため、ベンチ外になるなど3月は試練の時期となりましたが、ここ数試合のパフォーマンスは復調を感じさせられる内容であったと思います。最近は嫌な失点が続いていましたが、奈良・谷口コンビの復活でより引き締めた守備を見せて欲しいところです。

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以上です。好調・仙台さんの横幅を使った攻撃にゾクゾクさせられました。川崎も粘り強く凌ぐことが出来たものの攻撃は沈黙。

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攻守において模索は続きますが、1つ1つを大切に戦っていきたいところ。応援を頑張りたいと思います。

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観戦記:明治安田生命J1リーグ・川崎フロンターレ-セレッソ大阪

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4月11日、等々力でセレッソ大阪戦を観戦。

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試合は、知念選手の先制に成功したものの、セットプレーからの失点で逆転負け。試合を振り返って感じたことは以下の通りです。

〇 リプレイマシン

公式戦3連敗となったセレッソ戦。H&Aの相性によってスタジアム単位で勝てないケースはありますが、同じ対戦相手にココまで勝てないと、サポのレベルでも苦手意識が芽生えていまいます。リードを許した後、ゴール前を守り固められて敗戦。失点までの過程は異なりますが、同じようなパターンで敗戦を喫しています。

蔚山現代の監督を経て日本に戻ってきたユン監督は、日本代表クラスの選手を多く抱えるセレッソさんにおいても、守備意識の徹底をチーム作りのコアに置いています。

昨日の試合は、ターンオーバーで選手を入れ替えて臨んだことから、スタートから守備の重心を低く構え、柿谷選手・ヤンドンヒョン選手を走らせるロングカウンターを狙うかたちを徹底してくるなど、現実的な戦い方を選択してきたと思います。

正直、川崎にとって相性の悪いタイプだと思います。しかしながら、先日の広島戦もそうですが、昨季優勝した力を「証明」するためには、こうした相手に勝たなければならないと思います。敗戦を受け止めながら、リベンジに向けて力を付けてほしいところです。

〇 乗り越えるべき「成長痛」

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守備意識の強い相手との対戦もありますが、攻撃力を発揮しきれていない川崎。機能不全に陥っているわけではありませんが、攻撃に迫力を出せていないのは疑いのない事実だと思います。しかしながら、メンバーを入替ながら、昨季にはない新たな要素を取り入れながら戦っている状況を踏まえ、敗戦による痛みを昨季の自分達を超えるための「成長痛」であるとも考えています。

先制点を奪った知念選手のポストプレーの強さを活かしたかたちは徐々に新たな武器として実装しつつありますし、斎藤選手のサイドからの突破はコンディションの向上とともに切れ味を増すと思いますし、守田選手のマルチロールは状況に応じたオプションの幅を広げてくれると思います。

鬼木監督の特徴は、対戦相手をよく見ることだと考えています。相手を意識したプランを立てて、選手の組合せを変化させて違いを作ろうとしています。現在のアプローチは、昨季のチームには無かった要素であり、前述の証明すべき相手に対しても必要となる要素だと考えています。成長が止まった時こそ衰退の始まり。今は辛抱の時と思いながら、焦らずに一歩ずつ前に進んで欲しいと思います。

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以上です。次の試合はすぐやってくる。これ以上は引き下がれない!

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観戦記:明治安田生命J1リーグ・横浜Fマリノス-川崎フロンターレ

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4月8日、日産スタジアムマリノス戦を観戦。

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神奈川ダービー、そこは当事者たちの様々な思いが交差する「感情交差点」。

試合は、家長選手と中沢選手のゴールで引き分け決着。試合を振り返って感じたことは以下の通りです。

〇 勝てなかったのか?負けなかったのか?

試合終了と同時に「勝てた」と「負けなかった」の2つの感情がこみあげきました。序盤から試合を優位に進め、多くの決定機を作りながらも無得点に終わった前半を振り返れば勿体ない試合でしたが、何とか先制したものの同点に追い付かれ、明らかな「攻め疲れ」を見せて苦しい展開に陥った後半は、斎藤選手の投入で息を吹き返し、引き分けに持ち込んで負けパターンを回避した試合だったと思います(マリノスサポさんも逆の状況で同じ印象を受けているかもしれません)。

悠様が欠場したフロンターレは、知念選手を起用。ハイラインの相手を押し込む前線の起点となり局面の馬力で突破を果たすなど、期待通りの動きは見せてくれましたが、決定機を決めきれず。「決めてくれれば」と思いながらも、ストライカーに必要な決定機に「絡む」段階まで到達している成長段階を評価したいと思いますし、今後の糧になりえる試合としてほしいところです。

また、終盤は人数をかけて攻めた後の戻りが本当にキツイ状態でカウンターを受けやすい状態に陥りましたが、ソンリョンさんをはじめ、守備陣の気迫で乗り切ったのは本当に頼もしかったです。

前半であれば大津選手、後半はウーゴ・ヴィエリラ選手の決定力に助けられた部分は多々ありますが、悪い流れを凌ぎ切った粘りに助けられたと思います。今季はACLの終盤に失点する場面が多く、現時点でも悔しい思いも多くしたはずですが、この粘りが一番チームに必要だと思っていただけに、次戦に繋がることを願っています。 

〇 似て非なる攻撃スタイルの激突

フロンターレマリノスの試合は、「攻撃」と「守備」の真逆のフィロソフィーを積み上げてきたクラブの激突であると認識してきました。「スクランブルアタック」「ちゃぶる」等、約5年単位でマリノスも攻撃的な姿勢を見せてきましたが、鉄壁の守備で相手を封殺する守備が最大の強みとして機能してきたことは言うまでもありません。

しかしながら、本年のマリノスはCFG(シティ・フットボール・グループ)の強化戦略の一環として、攻撃的なサッカーを志向するチームへと進化しようとしています。実際に現地で観戦した印象としては、想像以上に浸透していることに対する「驚き」と今後の積上げに対する「難しさ」の2つの印象を受けました。

今季のマリノスの戦術の手本となるのは、グアルディオラ監督率いるマンチェスターシティです。開幕当初から注目された「偽SB」、GKがフィールドプレーヤーと同様にビルドアップに参加するアプローチも、彼が各国のビッグクラブを指揮する中で体系化してきた戦術です。

偽SBの役割を担った中山選手は、中央に絞ってボールを受ける動きを繰り返すことでサイドから攻撃を組み立てる重要な役割を担いました。また、前半に見せた、プレッシャーが受けにくいハーフスペースからボールを運んでチャンスメイクする等、多岐にわたる働きを見せたことで、試合を通じて印象に残るプレーヤーでした。

また、一番苦労しているだろうと感じていた、中沢選手と飯倉選手の適応度は予想を大きく超えるもので驚かされました。特に、タスクが大幅に増えた飯倉選手は、ハイラインを支えるビルドアップ参加は苦戦していましたが、局面の「投げる」「蹴る」の判断が的確で良い繋ぎを何度も見せていました。

フットボールネーション 10 (ビッグコミックス)
 

丁度、『フットボールネーション』のGK回で取り上げていました、ゾーン別の判断を思い出していました。そして、シティのGK・エデルソンを彷彿とさせるミドルレンジのキックは相当練習されていたのではないかと。2選手とも、確固たるプレースタイルを持つベテランでありながら、その貪欲さは素晴らしいと素直に感じるプレーでした。

一方、試合を見ていて、戦術浸透が進めば、ポゼッション率は現在以上に高い割合をキープできると思いますが、肝心の「どう」得点を奪うのか?というチームとしての課題が垣間見える試合だったと思います。ポジショナルプレーにおける位置的優位性を下地に、シティ戦術を体得することで再現性の高いプレーを連続できると思いますが、局面の状況、対峙する相手は異なることからも、得点力を高めるためには様々な工夫とディティールが求められると思います。 

マリノスに限らず、ポステコグルー監督の豪州代表と対戦した時もそうですし、川崎・名古屋を含めたボールを保持することを前提としたチームに共通する課題であると思います。

〇 横浜を沸騰させた「川崎の星」斎藤学

終盤10分間、マリノスのキャッチコピーを借りれば、スタジアムが沸騰していました。私自身、今までに記憶にないくらい、物凄いテンションで応援をしていました。興奮の渦の中心にいたのは、この試合が半年ぶりの復帰であり、移籍後初出場となった齋藤学選手です。彼の投入前後の一進一退のオープンな攻防の影響もありましたが、両クラブのサポーターの感情をあそこまで引き出したということは、選手の存在がいかに大きいモノかと感じる試合だった。

正直、練習試合の映像ベースは「まだまだ」という印象も感じていただけに、彼が見せた局面の仕掛け、チャンスメイクだけ見ても鬼木監督の判断が的確であったことを強く感じさせられました。

当面は、10~20分の限られた時間の中で感覚・試合体力を戻していく段階であると思いますが、現在のレギュラー陣を脅かす存在になる可能性を大いに感じさせてくれました。焦ることなく、着実な歩みを進めてもらいたいところです。

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以上です。マリノスは今までとは違う形で手強い相手に進化しつつあり、我々も成長の足並みを止めず、さらに強くならねばならないと感じさせる90分でした。

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