ぶらり人生途中下車の旅

ボンクラライフ

観戦記:ACL・浦和レッズ - 川崎フロンターレ

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昨日は埼スタACL準々決勝を観戦。

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試合は、車屋選手の退場が響き、合計スコアも逆転負けで敗退。試合を通じて感じたことは以下の2点です。

 

◯ 3つの誤算
車屋選手の退場は、川崎にとって3つの誤算が生じたと考えています。1つは、言うまでもなく50分以上の時間を数的不利の状態で戦うことを強いられたことです。鬼木監督は様々な状況に備えて予めプランを組んで試合に臨まれていることは今季の戦いぶりからも理解できますが、この状況は流石に想定外であったと思います。
2つ目は、退場したのが車屋選手であったことです。第1戦に負傷したノボリが不在の川崎には、左SBをこなせる選手がベンチにいません。このため、今季右SBに魔改造コンバートした田坂選手をスクランブル起用しましたが、浦和の厚みのあるサイドアタックを抑えるには厳しかったと思います。
3点目は、退場者が出たことにより、川崎の守備が全く機能しなくなったことです。前線に圧力をかける枚数が減ったことで、浦和はビルドアップからミドルゾーンまで楽々に運ぶことができました。人数をかけて横幅をケアすれば真ん中は空いてしまうし、中央に固まれば自然と得意のサイド攻撃に使われてしまう。なかなかの地獄絵図でした。

◯ 必要だった「自分たちのサッカー」
退場者が出た後も、鬼木監督が素早い決断で方針を決めて、選手たちも意思統一して集中して頑張っていたと思います。しかし、結果的にリードを守りきることができず敗戦を喫してしまいました。
やはり、浦和の攻撃はJリーグ屈指のバリエーションと破壊力を有しているだけに、その点を織り込んだ次善策が必要だったと感じました。
最適解ではないかもしれませんが、ボールを保持する時間を長くし、ゲームのテンポを落とせればと思いました。その意味では、憲剛さんの体力と大島君の怪我のリスクマネジメントせざる得ない状況は響いたと思いますが、チーム全体で取り組んできたサッカーでもありますし、今回の敗戦を機に勇気を持ってボールを持つ意識を高めて欲しいところです。

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以上です。単純に力不足を感じた試合でした。こういう試合を踏ん張って這い上がらないと、タイトルを掴めないのだなという試合。チームとして、この敗戦を次に繋げられるか。この大会は終わってしまったけども、まだシーズンは終わりじゃない。Don't stop believing

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