本日は、カシマスタジアムで鹿島戦。
チャンピオンシップ進出を決めているチーム同士の対戦ということで、今季中のさらなる対戦も想定されます。
【ハイライト】 鹿島アントラーズ×川崎フロンターレは、0−1で川崎Fの勝利!#スカパー @frontale_staff
— スカパー!Jリーグ (@sptv_jleague) 2016年10月29日
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そんな、ある種の前哨戦とも言える試合は、森本選手のゴールで川崎が勝利。試合を終えて感じたことをまとめました。
1. 使い果たした「運」の普通預金、補填した守備陣の奮闘
春先の対戦でも鹿島の圧力に苦しめられた川崎ですが、今回はそれ以上に苦しい試合展開でした。
特に前半は、鹿島側が川崎陣内で前線からのプレッシャーをかけてボールを奪い取って素早い攻撃を仕掛ける形はもとより、川崎側もミスや奪われる場面が非常に多かったため、決定機もほとんど作れませんでした。おそらく、試合を見ていた川崎サポの大半が「よく無失点で済んだな(2週連続)」と感じていたと思います。正直、前半は「運が良かった」の一言に尽きます(汗)
あまりにも機能不全の状態ということもあったからか、後半の川崎はシステムを4バックに変更した(と思われる)。自軍の前線からの守備と噛み合わせの部分が改善したものの、それでも危ない場面は何度も発生しました。
しかし、この場面で、新井選手を中心とするディフェンス陣の奮闘が光りました。好セーブ連発の新井選手の「完全なる守護神」ぶりにはシビれました。また、エドゥ選手は金崎選手相手にも仕事をさせない粘り強い対応が印象に残りました。スタメン復帰後もなかなか良いパフォーマンスを見せられなかっただけに今後への期待も膨らむところです。
各選手が苦境の中でハイパフォーマンスを発揮してくれたことは今日だけに止まらず、厳しい試合が続く中で明るい材料になったかと思います。
2. FW・大久保嘉人の献身
また、苦境が続く中、前線で非常に献身的な 働きを見せていた嘉人さんの存在も印象に残りました。特に後半はファーストディフェンスとして前線からプレッシャーをかけたり、ボールホルダーを追いかけて自由にさせないように遅らせるための守備を実践したり、守備面で効果的な役割を果たしていました。
特に、この日は大島選手の不在で中盤の守備面の不安は感じていただけに中場の位置で積極的に守備参加する嘉人さんの存在は非常に大きかったと思います。
また、攻撃時の決定機についても、自分がフィニッシャー、というよりは相手を生かす司令塔のような立ち位置でプレーしているように見えました。
来期の話などが新聞報道に出ていて自分自身モヤモヤしていた部分は少なからずありましたが、今日のプレーを見て、ゴールを奪うこと以上にチームの勝利に対する強い想いが痛く伝わりました。彼の献身を受けとめ、より熱いサポートをしていきたいと思いました。
3. 森本貴幸がいる
(ゴル裏に挨拶する森本選手)
今季はフル回転の活躍を見せていた悠様が前半途中で悪夢の負傷交代。頭を抱えたくなる出来事でしたが、森本選手が不安を払拭する活躍を見せてくれました。
元々、大怪我からの復帰後から、途中交代で良い動きも見せており、天皇杯の千葉戦ではゴールを決めるなど良さを発揮していただけに、先発でも見てみたいとは思っていましたが、見事に結果を残してくれました。
【ゴール動画】相手ゴールキーパーが弾いたボールを森本 貴幸(川崎F)が右足で押し込み、貴重な先制点を獲得!明治安田J1のゴール動画を公開中!▼ https://t.co/8bhI5dfTGw #Jリーグ pic.twitter.com/oHHW1FVQw7
— Jリーグ (@J_League) 2016年10月29日
ゴールシーンは見事にあの場所にいた嗅覚といったところでしょうか。今季初ゴールとなった湘南戦もそうですが、良い位置にいてくれることもまたストライカーの特性かもしれません。最終節は悠様不在と見て間違い無いと思いますが、僕らには森本貴幸がいる!と胸を張って言いたいと思います。
(栄冠に向けて苦しい戦いは続く)
以上です。今季序盤戦に見せた、悪いなりに耐え切って勝利を拾ってきた、しぶとさを取り戻しつつある川崎。
次節のガンバ戦、天皇杯やチャンピオンシップと厳しい戦いは続きますが、応援を含めて粘り強く戦っていければと思います。