ぶらり人生途中下車の旅

ボンクラライフ

今日のNOAH 『Shiny Navigation’06』 最終戦

格闘技|スポーツナビ
 
(半年ぶりの武道館巡礼、やっぱいいとこだよ)


■ 試合前やら
17時20分頃、会場入り。1週間前にとったけど、1階席の最前列。
何か出だしから運がいいな、と思いながら、試合は時間通り18時スタート。


前座は“まったり”、これは『らしさ』があって好きかな。
“ゴツ”とマイクから聞こえる菊池さんのジダンな頭突きに驚愕したり、
復帰から1年で覚醒を遂げた志賀兄貴のパンチ愛を感じたり、笑いすぎた…。


■ 第5試合:柴田勝頼・KENTA組 VS 田上明潮崎豪
柴KENタッグは、連携も良かったし、個人的には前回見たときより好印象。
改めて柴田選手を見ると思うが、彼の構え・顔つき(主にアゴ)が“猪木っぽい”。
そして明らかに「馬場さん」ムーブな田上さんと相対すると、感慨深いものがある。
そんな田上火山、本日は中噴火かな?やっぱノってくると田上さんはサイキョウダ。


第6試合:社長組 VS 外人組
社長しんどそうだ。バイソン頑張った、キースはあと一歩。



■ 第7試合:森嶋猛力皇猛 VS 高山善廣・杉浦貴
森嶋姫が今日も大暴走。ダイビングヒップアタックとかヤバすぎるぞ…。
僕の知らない半年の間、実力が伸び放題じゃないか、モリシ面白すぎるよ。
3人の大男の前で杉浦の善戦も目立ったが、最後はリキさんが無双でフォール


■ 第8試合:秋山準 VS 丸藤正道
丸藤のプロレス頭が、また光る。場外柵での不知火敢行とかヤバ杉。
他にもスワンダイブのドロップキックで場外落としとか、丸しかできない技。
しかし、試合の主導権としては秋山氏が圧倒的だった、コンディションも良好。
久々に冷徹さを感じさせるような秋山氏の攻めに、流石に丸藤もボロボロだったし。


しかし、25分過ぎで各種エクスプロイダーを耐えた丸が雪崩式不知火!
ここからは目まぐるしい技の切り替えしの応酬、そこで丸藤が“完璧首固め”!
丸藤が3カウント奪った!おお、新王者が誕生!!ジュニアがヘビーを超えた!!
たぶんコレって歴史的瞬間なのかもしれないぞ、実感は湧かないけど…。


■ メインについて考えてみた
圧倒的劣勢からの逆転勝利、フィニッシュは慌ただしい攻防で生まれた。
高難度ムーブでなく、自分の必殺技でもない、首固めという丸め込みでの勝利。
超破壊技なんて一朝一夕では出来ないし、私は丸藤には必要ないと思っている。
丸藤が作る試合の「過程」こそ、最大の技の説得力となるし、彼なら作れるから。


私個人としては、今年初めのKENTA戦から今日までの流れに賭けたかった。
上手くは言えないが、たしかに私たちは“丸藤プロレス”の片鱗を魅せられた。
今日の試合も「未完成交響曲」だろうが、また完成に近づいていることを感じた。
そのスピードを緩めないために、トップに立つことは悪いことではないと思うんだ。


秋山が負けた。ヘビートップで今一番だろう秋山が負けた、壁はどうなる?
今日の試合が全てなのか?まだまだ秋山は戦えたし、今日の秋山は強かった。
壁になり得る力はまだある、しかし無冠の秋山。彼の振り方も大きな興味である。


とりあえず、丸藤はヨレヨレの足から本当に大きな1歩を踏み出した。
“丸藤プロレス”で観客をもっと魅了させてくれ、少なくとも私はツイテク!
出来れば防衛戦はリキ・モリシと堂々とぶつかって欲しい。いつかは、社長とも。