「時計じかけのオレンジ」

■物語は
舞台は近未来の社会、主人公・アレックスは不良グループのリーダー。
暴行や盗みなど、悪の限りを尽くす彼は、ある日に仲間の裏切りから逮捕。
刑務所で長期の刑期に服役するが、早く出るため「ある実験」に参加するが…。

■見終わって
アメリカ映画を代表する悪役百選で堂々のベスト１０入りの主人公。
アレックスの超暴力的な側面が、前半の描写ではどんどん展開されていく。
ついつい目をつぶってしまうほど怖かった、やっぱ暴力シーンは苦手だ…。

それはともかく、とにかく作品の映像の作りは本当に素晴らしい。
キューブリック監督はどこまで計算に入れているのだろうか？凄いの一言。
独特のカメラアングルや音楽と映像のコンビネーション、各所に斬新さが目立つ。
また、ライトなどの光の使い方、光の加減が絶妙のバランスに私は惚れまくった。
見直して「変だなぁ」と思ってたものが「凄い」に変わった、芸術性が光る一作です。