ぶらり人生途中下車の旅

ボンクラライフ

観戦記:B1リーグ・川崎ブレイブサンダース-シーホース三河

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10月17日、とどろきアリーナ川崎ブレイブサンダースのホームゲームを観戦。

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(試合前のスターティングメンバ―による円陣)

今節は、三河さんとの同地区対決。今季は厳しいスタートとなっている三河さんですが、過去の戦績等を見れば地区優勝を争うライバルになることは間違いありません。

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試合は、先行しながらも逆転を許した川崎が4Qに再逆転に成功して勝利。観戦を通じて気になった点は以下の通りです。

〇 「流れを変える男」が川崎にいる

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(22ポイント、リバウンド数もチームトップだったマクリン選手)

前半の川崎は、マクリン、エドワーズ両選手が攻撃を牽引。ベンチスタートのニック選手は本調子とは言えず、ゴール下での得点力を発揮することはできなかっただけに、2人の活躍が非常に頼もしかったです。

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(ゴール下で体を張るマクリン選手)

また、マクリン選手はディフェンシブリバウンドでも存在感を示し、三河さんのシュート後のファストブレイクからも得点を重ねることでリードを広げることもできました。

- 圧巻のプレーを見せた三河・金丸選手

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(チームトップの21得点を決めた金丸選手)

後半に入ると三河さんがハイペースで得点を重ね、12点差を3Qに逆転されてしまいます。前半から得点を積み上げてきた金丸選手の存在が大きかったです。後半の金丸選手はミドルレンジ、難しい体勢からのフェイド・アウェイを決めるなど、一段と違いを見せる圧巻のプレー内容だったと思います。トータルで21得点(ノーファウル!)は本当に素晴らしいの一言です。

- 勝利を引き寄せた3連続ポイント

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(林選手のスリーポイントは反撃の口火を切った)

前節・滋賀戦と同様、リードを許した川崎が迎えた4Q。林選手の素晴らしいスリーポイントで流れを作り、一気に引き寄せたのは藤井選手の3連続ポイントです。

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(藤井選手は素早い判断によるクレバーなプレーが光る)

2度に渡るカットプレーからの得点、ファストブレイクからの巧みなドライブからの得点はいずれも素晴らしい状況判断と技術から生まれた得点だと思います。再びリードを奪った川崎は、ディフェンスは粘り強く対応、オフェンスでは時間を進めながらも篠山選手らしい「ココぞの一発」が決まり、勝ち切ることができました。

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(試合後のHCインタビューをベンチから聞く篠山選手・藤井選手)

藤井選手といえば、途中出場から「流れを変える」プレーを何度も見せてきましたが、今季も勝利に導くカギを握る男としての活躍を期待させるものであったと思います。

- 最終形態「オン・ザ・コート3」への期待

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(丁寧に受け答えをされる川崎・北HC、何か言いたげなロウル)

試合後のHCインタビューにおいても言及されておりましたが、川崎はファジーカス+エドワーズ+マクリンの「オン・ザ・コート3」の超攻撃布陣を組むことができます。

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(ファジーカス選手の復調がコート3の封印を解く鍵となる?)

正直、ファジーカス選手のコンディションが「まだまだ」という状態のため、早期実現とはいかないと思いますが、劣勢を跳ね返す飛び道具としてシーズン後半あたりは使ってくる可能性は大いにあると思います。

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マクリン、エドワーズ両選手の上手さ・強さは証明されているだけに最終形態への進化を楽しみにしたいと思います。

〇 リード+自然発生で生まれる「オールタイムサポーティング」の可能性

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チアリーダーズ・IRIS  LINAさん)

前節・滋賀戦の観戦記でも触れましたが、川崎の応援スタイルは新しいBGMと従前のコールとの間で揺れ動いております。この日の応援でも、昨季までの応援で慣れ親しんだ「川崎」コールが自然発生し、選手に声援が送られました。こうしたかたちに対して、不安を覚えた筆者でしたが、前週の半分程度の三河戦で感じた応援の渦から、全く別の着想に至りました。

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アリーナMC・高森さんをはじめとした運営側も、滋賀戦、さらには試合後に実施されたアンケート結果を踏まえてなのか、音楽を被せて押さえつけるのではなく、流れに取り込む方向に持ち込んでいると感じました。

結果として、新BGMの攻撃・守備を展開しながらも、音楽が流れない場面では自然発生の川崎コール、あるいは有志応援団による「サンダース」コールが発生し、それが広がる。このような応援の空気感が醸成されれば、40分間止まらない応援、オールタイムサポート体制を作れるのではないでしょうか。

 例えば、Bリーグファイナルで感じたブレックス・ネーションの作る応援の圧、あるいはアスフレ観戦で体感したハピネッツブースターの勢いのある応援なんかに近い雰囲気に近いかもしれません。自然と湧き起こる声援は一体感の源になると思いますし、Bリーグの頂点を狙ううえで必要となる力だと思っております。変化から生まれる副産物を上手く取り込んでいけるのか、今後も楽しみです。

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以上です。シーズンは始まったばかりと、様々な意味で試行錯誤は続きますが、新たなる進化の足音は聞こえてきます。

新体制に対する恍惚と不安、2つながら我にありますが、引き続き、動向を見守りながら応援できればと思います。

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観戦記:B1リーグ・川崎ブレイブサンダース‐滋賀レイクスターズ

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10月13日、とどろきアリーナ川崎ブレイブサンダースのホームゲーム観戦。

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DeNA新体制で臨む初の主催試合ということでアリーナ運営を含めて注目の一戦。

試合は、滋賀さんに力負けで開幕からの連勝ストップ。観戦を通じて感じたことは以下の点です。

〇 手応えは感じものの、攻守で上回ることができず

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試合は、滋賀のガニ・ラワル選手がインサイドで圧倒。最終的には30得点を許してしまいました。また、レイクスターズさんの精度の高いスリーポイントも試合の主導権を握るうえで大きな役割を果たしました。

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特に、4Qの連続得点で川崎が4点差まで追い上げたところで連続スリーポイント+バスカンの7得点で突き放されたのは非常に痛かったと思います。

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また、川崎の攻撃は、序盤から攻撃フェイズ時のショットミスが多く、自分たちの時間帯を長く作ることができませんでした。終盤はゴール下を固める滋賀さんのディフェンスを崩すことができませんでした。

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復帰したファジーカス選手のコンディションはまだまだと言ったところもありますが、試合全体を通じて滋賀さんのハードワークと高い集中力が光った印象です。

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ただし、開幕節から感じていたとおり、新加入のマクリン、エドワーズ両選手の活躍には大きな手ごたえを感じます。個の力を活かした得点もさることながら、他の選手とのケミストリーも見せており、ファジーカスからのパスを受けたマクリン選手がインサイドから崩した場面などは非常に良かったです。

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上手くいかなかった試合ではありますが、攻守ともに伸びしろはまだまだあると思いますので、試合を重ねるなかで進化してほしいところです。

〇「継承」と「革新」

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今季からDeNAに運営体制を移行した川崎は“EXCITING BASKET PARK”計画を掲げ、日常では味わえない興奮と感動を共有できる空間を作り出す取組の推進を掲げています。

kawasaki-bravethunders.com

今節は記念すべき第一歩ということで、相当力を入れていたのが会場に足を運んで強く感じました。

武蔵小杉駅を中心に外部露出に力を入れ、レプリカユニ配布など集客に向けた仕込みも功を奏し、両日完売で最多観客動員数を記録しました。

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さらに、ダイナミックプライジングを駆使した価格設定、ならびに座席指定の細分化を図るなど、収容率と満足度の両立を目指す仕組みを導入するなど、マーケティングの要素を強く意識した運営が今後も行われるものと想定されます。

ブランディングの部分では、OBから現役選手のコメント等を集めた「Be BRAVE」のプロモVTRの制作、アリーナに東芝時代の優勝幕を掲示する等、過去の歴史を継承する意志を強く示すものが見られました。

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オリジナルクラフトビールの販売、あるいは川崎市高津区出身のANIが所属するスチャダラパーがプロデュースするオリジナル楽曲など、革新性も積極的に見ることができた試合だったと思います。

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一方、課題の部分も少なからず散見されました。例えば、アリーナグルメの販売を場外1か所に集中させたことで大人数に対応するのが厳しそうに見えました。オリジナリティを追及する反面、対応できる店舗を集約した結果、供給が追い付かなかったというのは厳しい部分があります。運営側の力の入れ方が伝わるビールの売り子さんについても、どのタイミングで売れるのか判断が難しいと話しておりましたので、競技と観客の特性を含めた販売形態の模索が必要かもしれません。

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会場演出については、攻撃・守備時のBGMを大幅に変更のインパクトを感じました。昨季までとBPMが大きく異なることで、試合に入る選手のリズムにも影響を及ぼしたのではないかと。また、応援する観客の中でも違和感があったのか、昨季まで慣れ親しんだ「川崎」コールが自然発生しました。おそらく、劣勢時に一番後押しできるという意識で統一されたのではないかと。勝負のかかる4Q、MCの高森さんが音切って川崎コールを呼び込んでいたのは好判断だったと思います。

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個人的には、ユニホームに入れられた川崎市のマーク、あるいは川崎市歌といったドメスティックな部分が姿を消してしまったのは残念ではありました。実業団から地域に根差したプロチームの決意を示す、地域との融合の象徴に感じた部分でもありました。やはり、サンダースを応援する理由は地元のチームだから、なので、地域性の部分は別のかたちで継承してほしいと思いました。

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以上です。コート内外において、継承と革新の狭間の中で揺れ動いていることを強く印象付ける試合となりました。DeNAの本気度、選手たちも今年こそ頂点を取ろうという意気込み、足を運んだ観客の期待が伝わってくるだけに、こうした熱量を波及させて川崎を盛り上げていきたいところです。

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観戦記:明治安田生命J1リーグ・鹿島アントラーズ ‐ 川崎フロンターレ

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10月7日、茨城県立カシマサッカースタジアムで鹿島さんとの試合を観戦。

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初めて体験する3万人オーバーのカシスタ。普段以上に応援の圧力を強く感じました。アウェーサポとしても燃えるしかない展開。

試合は、終盤の鹿島さんの猛攻を耐えてスコアレスドロー。観戦を通じて、印象に残ったことは以下の点です。

〇 「スタイルの激突」からの変化

季節外れの真夏日の中で行われた試合でしたが、試合終了まで両チームとも集中力を切らすことなくプレーしていたと思います。スコアレスに終わりましたが、最後まで手に汗握る攻防が続きましたので、緊張感の伝わる試合でした。

公式戦7連勝中の鹿島さんは、勢いだけではなく、確かな強さがありました。球際の強さ、ミスを見逃さない高い集中力、劣勢を跳ね返すタフさは、先日のルヴァン杯の対戦時よりも、一層磨き上げられていたと思います。厳しい戦いと勝利がチームを成長させることに説得力を感じるプレーだったと思います。

絶好調の鹿島さんと対戦して考えたことは、両クラブの対戦構図の変化です。

フロンターレは攻撃的なサッカー、鹿島さんは相手を封殺して勝ち切るスタイルを構築して戦ってきました。2016年のチャンピオンシップ準決勝、そして昨年の天皇杯決勝に代表されるように、どちらのチームがピッチ上で自分たちのスタイルを色濃く表現で来た方が勝利を引き寄せることができると感じてきました。両クラブの対戦は全く異なるスタイルの攻防があるから面白く、絶対に負けられないと考えてきました。

一方、今回の対戦を踏まえ、鬼木監督がフロンターレにもたらした変化が両クラブの対戦構図に及んだのだと強く感じました。鬼木監督は、攻撃だけでなく、守備でも主導権を握るためのアプローチを模索し続けてきました。

例えば、綿密な分析を交えて相手の動きをよく見て対応すること、攻守の素早い切替を徹底すること、球際の攻防で負けないことを強調し、ピッチ上のプレーに落とし込んできました。薄々感じてはいたことですが、鬼木監督が強調している側面は、鹿島さんが長年大事にしてきた部分でもあります。ある意味、現在のフロンターレは、鹿島さんと同じ土俵にも立って戦ようになったと考えています。

鹿島さんの礎を作ったジーコ氏は「全員がハードワークし、常に戦い続けること」を述べ続けておりますが、まさらに両チームの90分間の攻防を表すには最適の表現ではないかと思います。(実際は異なると思いますが)タイトルマッチモードに近い状態の鹿島さんと対戦したことで、1つの物差しに触れることができたと思います。リーグ連覇を成し遂げるために、刺激を大切して欲しいと思います。

〇 阿部選手の退場を無駄にしないために

「ああ、この展開は」アディショナルタイムに迎えたピンチの場面、過去の観戦経験で何度も見た嫌な流れが思い浮かびました。終盤で前がかりになった場面で中央突破を許し、ゴールまで落とし込まれるイメージまで見えてしまいました。イメージを遮るぎるかのように突然飛び込んできた阿部選手の覚悟のファウルで止めることができました。全てを受け入れ、ベンチへと下がっていく阿部選手の姿には淡々としておりましたが、堂々としていました。

当たり前ですが、ファウルはファウルです。競技上で語れば、良くないプレーです。しかしながら、勝敗を左右する場面で、こうしたプレーが出来なかったのもフロンターレの歴史です。焦りとミスから自滅して、タイトルを逃し続けてきた経験を積んできた者としては、何よりも代えがたい場面となりました。

阿部選手の献身と犠牲が生んだ勝ち点1、大切にしなければなりません。だからこそ、彼の思いを胸に次の試合は闘わないといけないと思います。

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以上です。厳しい試合となりましたが、泥臭く、最後まで粘り強く戦うことができたことは良かったと思います。広島さんと1ポイント差をつけたことで、得失点差に左右されることなく自分たちの力で優勝を成し遂げる権利を得ることができました。

昨季はできなかったシャーレを目の前で掲げるために、貪欲に応援できればと考えています。そして、鹿島さんとは完全にイーブンの結果となりますので、5度目の対戦を天皇杯の決勝で実現して決着をつけたいと思っています。

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サウナ訪問記:神奈川県中郡大磯町・THERMAL SPA S.WAVE

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アウェイ遠征で足を運んだサウナの感想を書く謎企画(6回目)。今回の遠征サウナは「番外編」の位置付けでアイドルフェスで訪れた大磯プリンスホテルにあるTHERMAL SPA S.WAVEさん(以下「S.WAVE」と言う)を紹介したいと思います。

〇 OISOアイドルビーチ2018

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(「アイドルフェス」と書いて「漢たち」とは読まない)

10月6日、筆者は大磯ロングビーチで開催された「OISOアイドルビーチ2018」に足を運びました(立原あゆみ先生成分はゼロ)。

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(テレビ等で見覚えのある光景)

推しアイドルが参加していることもさることながら、往年のアイドルイベント会場でのフェスというロケーションに惹かれて参加したところですが、広大なスペースに対してヲタクの入りが「まあまあ」だったので快適に過ごせました。

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(大磯に夏が戻ってきた!)

10月とは思えぬ気温が想定外ではありましたが、事前に見たいと思っていたユニットも概ね見ることができましたので今年の大型アイドルフェスの良き締めになりました。

◯ 豪華絢爛なスパゾーン

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(昨年完成したばかりのスパ棟)

アイドルフェスは早々に切り上げた筆者は、S.WAVEのある大磯プリンスホテルのスパ棟にハシゴしました。

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(ホテル棟は年季を感じる作り)

大磯プリンスホテルまでのアクセスは、大磯駅から車等で15分ほどの立地。夏季の大磯ロングビーチ営業時期(当日はイベント利用のため該当せず)はシャトルバスが出ておりますが、それ以外の時期は車かタクシー、時間を調べて路線バスで向かうのが良いでしょう。

S.WAVEは3階・温泉ゾーン、4階・スパゾーンの2フロアで構成。サウナのある4階は水着着用必須(レンタルあり)、小学生以下の利用不可。中・高生が来るかといえばアレな立地なので、実質「大人向け」を暗示させる仕様ではないかと。

利用料金(日帰り)4,500円と大人向けなのですが、フロントの方の丁寧かつ親切に数々の割引条件をご教示いただき、普段から足を運ぶサウナ施設と同じ価格帯にまでプライスダウン。西武ライオンズ優勝おめでとう(チョロい)。

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タナカカツキ先生のイラストが伝える施設の素晴らしさ)

水着に着替えて移動したスパゾーンには4種類のサウナがあります。高温のフィンランドサウナ(筆者メーター目視では88℃)は、広々とした空間に窓無し+テレビ無しの瞑想スタイルの筆者には格好の作り。暗いサウナの中で静かに心を落ち着かせようと思った刹那、「アーーッ!ヨッシャイクゾー」の声がサウナ内に響き渡る(汗)アイドルビーチのステージがサウナの真下にあるのだ。アイドルの歌声、ヲタクの歌声を聴きながらのサウナという貴重な体験をすることができました(笑)

フィンランドサウナの近くにある水風呂は16℃とまずまずの冷たさ。4・5人が同時に入っても問題無いスペースもさることながら、膝を立てても肩までつかれる深さが最高!あと、水風呂に入る前に汗を流すために浴びたシャワーからアロマ水が流れてきたりしたら驚きました。。

また、サウナ苦手という人には中温のパノラミックサウナがオススメです。40-50℃の緩めな室温ならば普段入らない人でも大丈夫。何よりも、オーシャンビューが広がる大パノラマが大変素晴らしい。あまりの広さ、そして誰もいなかったので備え付けのタオルを敷いて寝転がってしまいました。

中温サウナで程よく火照った体を冷やすには最高なアイスサウナもありました。天井から雪が降ってくる幻想的な仕様。雪に手を差し出す童心に帰りながら体を冷え冷え。追加料金が発生しないか不安になる豪華さでした。

◯ 圧倒的リゾート感

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(流石にたじろぐリゾート感全開なプール)

ここまでのレポでもわかるように、筆者のサウナ貸切状態が続きました。その理由はスパゾーンにあるオーシャンビューのプールゾーンに集まっていたからです。アイドルさんばりにオーシャンビューを背景に自撮りしまくってる人たちの気持ちとわかる圧倒的リゾート感!そして、カップル率の高さに圧倒的敗北感!! 

素敵なカップルたちを横目に、プールサイドのパラソル付きのデッキチェアで外気浴。日差しは強かったですが心地よい風で整う。1セットを終えて、このままうたた寝と思った刹那、流れてくる聞き覚えのあるメロディー。ステージに登場したAKB48若手選抜が代表曲を次々と披露していたのだった。

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(見えそうで見えなかったステージ。コレで良い)

プールから見下ろしても絶妙にステージは見えない位置だが、プールに入った若いカップルも流石に知ってる曲とあって、はしゃぎだしてプール内で踊り出す。「自分は何を見ているんだ」と無我の境地に達しておりました。

◯ サウナースタイルには少し不向き?

豪華絢爛な施設のクオリティの高さとイケてる感に圧倒されましたが、サウナー視点で気になった点もいくつか。

まず、4階のスパゾーンに洗い場・湯船が無いため、サウナ前の準備として3階の温泉ゾーンを利用した後、水着に着替えて上がる必要があります。こうしたフロア間の移動が少し煩わしかったです。

また、自分はサウナに入る時間をはかるタイプなので、各サウナにサウナタイマー、あるいは砂時計が不備だったのも残念。仕方ないので、漏れ聞こえてくるアイドルの歌声で適度に時間を推測してました。

あと、サウナ後に発生する空腹感を満たすための食事スペースがないのは勿体ない。バーカウンター(!) がありますので、お酒や、サンドイッチなどはありますがコレジャナイ感。この辺は完全に施設での過ごし方、思想の違いではありますので野暮な考え方ですね。

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以上です。ちなみに、大磯プリンスホテル宿泊客は入湯税だけで入れるらしいのでチェックイン時間から少し経過したあたりから各ゾーンが混みだしました。狙い目としては、午前からお昼頃かもしれませんね。

様々なレアな経験()が出来ましたが、普通に設備が良いので今回の経験を踏まえて再訪できればと。まあ、そこまで遠出せずに手軽にリゾート感を満喫したいカップルさんとかにはオススメなので是非。

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観戦記:明治安田生命J1リーグ・V・ファーレン長崎-川崎フロンターレ

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9月29日、トランス・コスモススタジアム長崎て長崎さんとの試合を観戦。

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(マスコット同士の素敵なコラボボトルが販売)

1年前の遠征で足を運び、対戦相手として戻ってきたいと考えていた場所。

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(長崎に集った川崎サポの応援も熱を帯びる)

負けられない大切な試合ではありますが、同時に嬉しい気持ちで一杯でした。

試合は、知念選手と悠様の得点でフロンターレが勝利。観戦等を通じて印象に残ったことは以下の点です。

◯ 鬼木監督のメッセージ

中6日の長崎さんに対して、フロンターレは振替開催の湘南戦を消化して中2日。イコールコンディションではない状況を踏まえ、フロンターレとしては是が非でも欲しい先制点を奪って試合を優位に進めたいと考えておりました。

事前の準備期間がほとんど無い中で鬼木監督がピッチに送り込んだ布陣は「序盤からパワーをかけて点を取る」というメッセージが込められていたと考えています。

また、湘南戦で決定機に得点を奪えなかった知念選手をスタメンとして送り出した点については、トレーニングの姿勢を見て起用を決めたという鬼木監督らしい決断だと思います。

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(試合後、挨拶する知念選手)

知念選手にとっては挽回する機会が訪れたと感じたと思います、あの試合を見た我々にも試合でも活躍してほしいという強い思いを込めてサポートする雰囲気を作り上げてくれたと思います。

日々の観戦の中で、鬼木監督は様々な事象を「よく見る」こと、迷いなく「決断する」ことを重要視していると感じております。監督自身が大切と述べていた連戦の終わりに、改めて監督の信念を垣間見ることができました。

◯  いかにボールを握るのか?

鬼木監督は、長崎さんの試合をスカウティングした上で今日のスタメンをチョイスしたと思いますが、非常に的確な長崎対策が図られていたと思います。

守備時における長崎さんの最終ラインは、両WBが下がって5バックのような状態を形成するのが特徴です。ボール保持者に人数をかけて対応し、最後はバイス選手を中心とするディフェンス陣が跳ね返す。正直、規律の取れた守備設計は下位チームで散見されるような中身ではありません。先日、7連勝中の名古屋さんを見事な対策で止めた試合において名古屋サポさんが指摘されておりましたが、ピッチ上に狙いを持った戦い方を落とし込ることができる高木監督の高い能力を改めて実感しました。

ー  雨中に煌めく「川崎の十徳ナイフ」

こうした長崎さんの守備陣形を崩すために取られたフロンターレのアプローチは、最終ラインに近い位置でプレーする憲剛さんが左右にボールを振り、横幅を目一杯使いながらサイドを起点に攻めていくものでした。

サイドにボールを置けば、相手の守備も人数をかけて寄せてきますので、そこで生まれたスペースを使いながら攻めていきました。

2点目はボールに寄せていく相手選手の動きを見ながら憲剛さんがボールを通し、ゴールに結びつけました。この場面もそうですが、試合を通じてノボリが非常に良いプレーを見せてくれました。左SH起用ながら車屋先生が高い位置を取った時は中央に入ってボールを受けて捌く役割を担い、サイドで受ければ鋭い突破を見せてチャンスを演出と「十徳ナイフ」の本領を遺憾なく発揮してくれたと思います。マリノスが採用して話題となったグアルディオラの偽サイドバックに日本で一番適応できる選手はノボリだよと言いたくなるプレーでした。

ー ボールを取り上げる守備

また、後半は長崎さんからボールを取り上げるプレーが多く見られたと思います。攻守の素早い切替、球際の強さを活かし、相手にプレッシャーをかけ続けることによってリードを守りながら相手に主導権を握らせない戦い方を実践できていたと思います。最後に失点をしてしまったのは残念でしたが、高い集中力で水を漏らさない守備ができていたと思います。長崎さんのWBからの攻撃には、サイド+ボランチの3人が連携して封じ込めて、ココという時の悠様のプレスバックも心強かった。徐々に仕上がりを見せてきたディフェンスのアプローチは、さらに磨きをかけて欲しいところです。

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以上です。広島さんと勝ち点で並び、半年ぶりに首位浮上。嬉しいというより、強い思いを抱いてきた連覇に向けたスタートラインに立てた印象です。

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これからの1試合ずつの戦いが、優勝に向けた大きな試練だと考えています。選手はもちろん、自分たちにとっても頑張りどころですね。気持ちを込めて応援していきましょう。

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観戦記:明治安田生命J1リーグ・湘南ベルマーレ‐川崎フロンターレ

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9月26日、ShonanBMWスタジアム平塚で湘南戦を観戦。

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台風で延期になった試合の振替日が大雨。雨に降られる運命には逆らえなかった。

試合は、悔しいスコアレスドロー。観戦を振り返って感じたことは以下の点です。

〇 厳しい天候×素晴らしいピッチ

雨風の吹き荒れるスタジアムに駆け付けた両クラブのサポさんも覚悟を決めての観戦だったと思います。個人的に雨風を凌いでの観戦は久しぶりでしたが、帰宅直後にドッと疲れが出てくるほど大変な観戦となりました。だからこそ、こうした天候でも90分プレーした両クラブの選手・審判のスゴさを改めて感じさせられます。結果が伴わなかったのは悔しかったですが、厳しい環境を共有しただけに、奮闘を労いたいという気持ちでした。

一方、観戦する中で気になっていたのが、BMWスタの芝の状態です。

例えば、昨年の日立台の柏戦では、レイ君を含めた懸命の作業はありましたが、多くの水たまりがピッチ上に表出し、ボールを繋ぐには厳しいグラウンドコンディションに陥りしました。

日立台に限らず、激しい雨風に見舞われたスタジアムでは、こうした現象に遭遇することは少なくありませんので、昨日のような芝のコンディションを維持できる、湘南造園さんがイイ仕事をしていただいたのだと思います。

ピッチに立っていた憲剛さんが試合後のコメントで触れていたとおり、厳しい環境下でも自分たちのリズムでサッカーを続けることができたのはグラウンド整備に携わる方々の尽力によるものだと思います。その意味では、このスタジアムで対戦できて良かったと感じさせる試合でもありました。 

〇 主導権を巡る攻防、再び対峙した壁

激しい雨風に負けることなく、90分間アグレッシブに戦った両チーム。勢いだけでなく、局面の高い集中力、そして規律が維持されていただけに非常に見応えのある試合でした。

両クラブの激しい試合になりやすいのは、表現するサッカーのスタイルは異なるものの、主導権を握ってサッカーをしようとする方向性は同じだと思っておりますが、前半の一進一退の攻防などを見るとその認識を再確認できたと思います。

フロンターレは、上記の芝のコンディションのおかげでパス交換に大きな影響を受けなかったこともあり、湘南さんのハイプレスを上手く掻い潜りながらボールを前に進めることができましたが、戻りの早いディフェンスに阻まれる展開。カウンターを起点にゴール前に一気に畳みかける湘南さんの攻撃に対しては、川崎のディフェンス陣が何度もシュートブロックを見せるなど守備での奮闘も光りました。

後半は、湘南さんの重心が少し下がったこともあり、フロンターレが押し込む「自分たちの時間帯」を長く作ることができました。横幅を広く使い、サイドの選手が連携して起点を作ってのクロスを送り込むことで決定機を作りましたが、ネットを揺らすことができず。

そして、終盤はGK・秋元選手の存在感が際立つ好セーブ連発。知念選手との1VS1、悠様のPKストップを含めて、冷静さと熱き咆哮を兼ね備えたプレーはとにかく素晴らしかったと思います。川崎戦のたびに活躍している気がry

攻撃的なチームに対して大量得点で勝利した川崎でしたが、守備ブロックを敷く対戦相手、あるいは当たってる状態のGKから点を奪うための決定機の精度、セットプレーのディティールなどが改めて課題として浮かび上がる内容であったと思います。

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以上です。今季は湘南さんからは勝ち星を挙げることはできませんでした。積んだ勝ち点1を大切に握りしめて次の試合に臨みたいと思います。1つ1つの試合をを大切に。

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サウナ訪問記:横浜市西区・スカイスパYOKOHAMA

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アウェイ遠征で足を運んだサウナの感想を書く謎企画(5回目)。今回は、遠征サウナではございませんが、3クラブのホームタウンでもある横浜にあるスカイスパYOKOHAMAさん(以下「スカイスパ」と言う)を紹介したいと思います。

横浜駅(JR・市営地下鉄・私鉄)東口より徒歩3分という抜群の立地にあるスカイスパさん。駅に隣接するスカイビルさんは、横浜駅と空港等を結ぶ「横浜シティ・エア・ターミナル」も入っており、夜行バスの出発前・到着後に足を運ぶこともできるのではないかと。また、横浜駅西口のバスターミナルからニッパツ三ツ沢競技場に向かうバスがございますので試合観戦前後に立ち寄れるサウナでもあります。

初訪問で気に入って複数回足を運んでいるスカイスパさん。清潔感のあるフロントは、美容関係のお店のような雰囲気に毎度緊張させられますが、スタッフの方々が親切・丁寧な接客が素晴らしいので男性の方もひるまず乗り込みましょう。

〇 ストロング&ストイック

男性・女性サウナ、レストラン、マッサージ施設がワンフロアに入っていることもあり、浴場は非常にコンパクトな作りです。個人の趣向の問題ですが、自分はサウナ・水風呂・休憩スペースが集約している作りが好きなので、スカイスパさんのレイアウトは好きです。

扇のような形状のスパは、ジャグジータイプを複数有しておりますが、とにかく水圧が物凄い(汗)長時間つかればマッサージ効果も抜群だと思います。ちなみに、スパだけではなく浴場に設置された冷水器も驚くほど勢いよく飛び出してきます(笑)

サウナは、ドライサウナとスチームサウナの2種類。ドライサウナは、70℃前後と数字だけ見ると少し低めにも感じますが、抜群の心地よさに加えて、しっかりと汗をかける大変素晴らしいサウナです。テレビが未設置のため、自然と瞑想モードに入ることができるのが良いです。ビル14階からの景色を窓から見ることができるからか、窓際のスペースを確保する人生の先輩が多い。

ロウリュ&アウフグースは、昼以降1時間ごとに実施。サウナストーンを詰めた2本柱にかけられるアロマ水の音に聞き惚れる。通常アウフグースでも汗もしっかりとかけるのですが、1日3回実施されるエクストラ・アウフグースは途中退室不可の完全密閉状態を作れるので効果はさらに上がる。終了後のドリンクサービスも嬉しい。

丁度、週プレWEBでも取り上げられていたスカイスパさんの水風呂は16℃!入った瞬間、心身ともにシャキッとせざるを得ない冷たさが素晴らしい。19℃で慣れていると、水温1℃の大きさを強く感じさせられます。また、休憩用の椅子も多く置いてあるのも嬉しいですが、隙あらば2つだけある窓側のスペースを確保し、足を伸ばしてぐったりするのがおススメです。

〇 充実メニューのレストラン

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サウナで整えた後の空腹を満たす「サウナめし」は重要なポイント。スカイスパさんの館内レストラン『リフレッシュダイニングKOO』は、その意味ではサウナ・スパに負けない満足度を提供してくれます。

お酒に合う一品料理、定食メニューだけではなく、ひと汗かけてしまうチゲ鍋・石焼ビビンバ、ワインに合うピザなどのバリエーションも豊富。スイーツ類の充実なんかも女性には嬉しいのではないでしょうか。多くのサッカー記事を掲載していることでもお馴染みの『みんなのごはん』でも取り上げております。

また、リラクゼーションスペースは、リクライニングチェア備え付けのテレビが珍しくVOD形式を視聴できるのが特徴的。コミック等の取り揃えは少ないモノの、雑誌のバリエーションが多い。

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以上です。実はスカイスパさんを知ったのは、サウナの素晴らしさを世に広めた『サ道』の作者であるサウナ大使・タナカカツキさんのお気に入りのサウナとして紹介していたからです(本の中では先述のサウナ・テレビ問題等も取り上げられています)。

どれくらい好きかと言うと、取材場所をスカイスパで行われるほどです(笑)遠征で訪れるサウナに対して、近場のサウナは年に何度も足を運ぶ機会のある場所なので大切な存在。今後も足繁く通っていきたいと思います。

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