ぶらり人生途中下車の旅

ボンクラライフ

観戦記:明治安田生命J1リーグ・川崎フロンターレ-ベガルタ仙台

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8月25日、等々力で盟友・仙台さんとの試合を観戦。

試合は、憲剛さんのひょっこりゴールを守り切って勝利。試合を通じて感じたことは以下の点です。

〇 トメルケールVSポジショナルプレー 

仙台さんとの前回対戦では、ポジショナルプレーを取り入れたプレースタイルと綿密な対策を準備してきた仙台さんに攻守で圧倒され、何とか引き分けた試合でした。

ポジショナルプレーについては、自分も文献等の力を借りながら理解を深めている段階ではありますが、この日の仙台さんのネガティブトランジション(攻撃から守備への切替)、攻撃を見ると、各選手が正しい位置でプレーする=「位置的優位」が徹底されていることがわかりました。

例えば、仙台さんの攻撃を牽引する西村選手は、ディフェンス陣との駆け引きの上手さもさることながら、良い位置でプレーすることを理解しているからこそ仕掛けられていると思います。今季二桁得点を挙げる活躍を見せておりますが、プレー概念とストライカーとしてのセンスを噛み合わせているからだと思いました。

一方、ポジショナルプレーとは、概念的要素が強いため、戦術レベルでの定着がチーム強化に直結するかと言えば、そうは言いきれない部分があります。具体的には、相手に対して「位置的優位」と「数的優位」を生み出しても、「質的優位」で対抗できなければ局面は打開されてしまいます。丁度、春に観戦したヴェルディアビスパの試合が、そのような展開でした。

フロンターレは、ここ数試合でも見せている、トメルケール(風間前監督の指導による技術を駆使したプレー原則)+鬼木監督が徹底する守備のハードワークを駆使して主導権を握ることができました。守備のアプローチは、球際を意識した激しいチェックはもちろん、パスカットに代表される「読み」を活かした守備で「水を漏らさぬ」かたちを作ることができました。

正直、連戦の疲れもあってか、この日はミスも多かったため、何気ないプレーからピンチに至るケースも少なくは無かったのですが、谷口・車屋のスピードのあるCBコンビの対応、個で奪いきる守備を見せた阿部選手、抜群のカバーリングを見せた大島選手の存在が光り、無失点に抑えることができました。判断・対応を間違えれば大ピンチになる場面もありましたが、今のチームは抑えきれる力があること改めて証明する試合だったと思います。

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以上です。中断再開後、ロースコアのゲームが多いのは気になりますが、ポゼッションを上げて主導権を握りつつ、リードを守り切れるサッカーができるのは大きな武器だと思います。観戦しているだけでも「キツイ」と感じるコンディションの中の連戦で勝ち点を積み上げた経験と実績が、ココからの戦いにも繋がると思います。駆け抜けた8月、さらに加速していきたいところ。連覇を掴むまで。

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観戦記:天皇杯・川崎フロンターレ - 湘南ベルマーレ

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8月22日、等々力で天皇杯・湘南戦を観戦。

試合は、斎藤学選手の移籍後初ゴールを含む3得点で川崎が逆転勝利。試合を通じて感じたことは以下の点です。

◯ 「俺たち」はフロンターレ

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過密日程が続く中、両チームともにリーグ戦の出場機会が少なかったサブ組を中心とするメンバーをピッチに送り出しました。

一方、双方のチームも明確なスタイルを掲げているだけに、リーグ戦同様に「どちらが色濃く表現できるか」という部分が試合の鍵を握るものと考えておりました。

その意味では、こうしたメンバー編成で臨んだ試合でよく見られる、良いかたちはみせていたものの先制点を許してしまい、リズムを悪くしてしまう嫌な流れで前半を終えてしまいました。

しかしながら、守田選手を投入して迎えた後半は、タスクを整理した各選手がアグレッシブな姿勢を押し出し、逆転することに成功しました。

ボランチの位置に苦戦していた田坂選手を右SBに移し、守田選手をボランチに置いた後の劇的ビフォーアフターぶりは驚かされました。守備におけるカバーリング、簡単に奪われないボールキープ、パスワークの繋ぎ役、そして機会を見ての前線までボールを運ぶ役割も見せており、スタンドを良い意味で「ザワザワ」させ続けました(汗)

彼が継続する「日々成長」を改めて実感させられるとともに、今のチームに欠かせない存在に成長にしつつあると強く印象付けられるプレーであったと思います。

 

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一方、等々力を沸騰せたのは、こぼれ球に反応し、猛然とダッシュして振り抜いた強烈なシュートで初ゴールを決めた斎藤選手。鬼木監督も試合後述べておりましたが、ゴール等は無かったものの、ここ数試合の動きは非常によく、本人も悔やんでいた鳥栖戦の決定機のようにゴール前のプレーに絡むようになり、あとは結果を出すだけ!というラインまで来ていたと思うだけに、大きな一歩になったと思います。

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迷うことなく果敢にチャレンジする部分、大島君に出した鋭いラストパスのような使う側のポジションも含めて、今後のプレーに繋がれば良いかなと思いました。

最後尾を支えた奈良選手、同点に追い付いた北斗選手のFK、守備だけでなくゴール前の混戦でオウンゴールを呼び込んだ舞行龍選手、相手の猛攻をしのいだ新井選手の好セーブ、最後まで前線でボールを追い続けた赤﨑選手、ポストで身体を張り続けてPKもゲットした知念選手、各選手が力を合わせて戦い抜いてくれました。

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日程面を踏まえ、このメンバーで勝ち切れたことは大きかったと思いますが、それ以上に代表組が不在となるカップ戦の戦い、レギュラー争いの激化など、チーム力を高める契機になる勝利であると考えています。

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以上です。皆で掴んだ勝利。この勢いをリーグ戦に繋ごう!!

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観戦記:明治安田生命J1リーグ・サンフレッチェ広島-川崎フロンターレ

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8月19日、エディオンスタジアム広島で広島戦を観戦。

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首位・広島さんとの直接対決。応援する側も緊張。

試合は、悠様の2ゴールで逆転勝利。観戦を通じて感じたことは以下の点です。
◯  サポーターとしての恍惚と不安

勝手に「サポ」と名乗るようになって長くなる。ライフイベントとしての受験・就職活動も乗り越え、自分はスタジアムに通い続けています。「そんな俺カッケー」と言いたいところですが、フラフラしてる自分に周囲の目は厳しい(汗)最近川崎サポになったと話してくれた、会社の後輩には「悪い手本だ」と繰り返し説明している。

ただし、こうした日々の主張も、シチュエーションになるとトーンダウンします。アウェイで迎えた直接対決、勝利すれば優勝争いに踏みとどまることができる、敗戦すればシーズン終了。勝利することで得る達成感も、敗戦することで得る絶望感も普段以上に大きいものと感じます。

スタジアムの雰囲気も少し違っていた。先日閉幕した甲子園がそうであるように、ガラガラの球場と超満員の観客の前で試合するのではテンションが変わってくるように、首位と2位の直接対決という構図がピッチ上の戦いを激しいモノに変えたと思います。

城福監督が指揮を執る広島さんとは、今季2度目の対戦。

3月の対戦では、判定も絡んで敗戦を喫してしまいましたが、攻守の素早い切替とコンパクトな守備陣形に苦しめられたのは言うまでもありません。この日も、主導権を握るための球際の攻防は非常にタフでした。

両チームの持ち味である以上に、この試合に勝たねばという気持ちが前面に出ていたことで、応援をしながらヒリヒリする感覚が伝わってきました。前田日明氏が新生UWF旗揚げの時に引用した言葉ではありませんが、恍惚と不安が同居する、応援者として、これ以上にない熱い試合だったと改めて感じる90分間でした。

フロンターレが掴んだ「明日」

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イレブンの奮闘に、自分も久々となったゴル裏での応援の雰囲気も引っ張られていた。先制点を奪われても、トーンダウンすることなく応援が続き、一緒に戦っている雰囲気は伝わってきました。

また、初めて実施されたラゾーナ川崎のPVでも熱い声援が送られていたことが試合後の映像等で 見ることが出来ました。遠方地での日曜ナイターということで駆け付けられなかった方も多かったと思いますが、こうしたかたちで熱いサポートできたことは、今後の開催にも繋がると思います。

ピッチ、スタンド、そして川崎で一体となって掴んだ勝ち点3は、今季のリーグ戦の「明日」を繋ぐ大きな勝利であったと思います。

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以上です。こうした大一番を体験できることは、サポーター冥利に尽きます。

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辛いことがあっても、こうしたシチュエーションに立ち会えることが大きなモチベーションになっているのだなと強く感じる試合でした。

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まだ、何も掴んでいませんし、まだ差はありますが、連覇に向けて力強く前進できればと考えています。

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観戦記:明治安田生命J1リーグ・川崎フロンターレ-サガン鳥栖

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8月15日、等々力で鳥栖戦を観戦。

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平日ナイターながらスタジアムは超満員。本当、ありがたい話です。

試合は、攻守に圧倒しながらもGK・権田選手の等もあり、最後まで得点を奪うことができずスコアレスドロー。試合を振り返って感じたことは以下の点です。

 

〇「カウント2.9」から何が見えたのか

後半、斎藤学選手も好きなプロレスで言うところの「カウント2.9」状態が続いた等々力。多くの決定機を作り続けながらも、ゴールを奪うことができませんた。学選手が打ったシュートの場面もそうでしたが、最後の精度を決めきれなかった勿体ない部分もありましたし、鳥栖さんのGK・権田選手が久々に見せた「権田止めすぎ」と叫びたくなる好セーブも多くありました。当たり前ですが、作り上げた決定機の数だけ、決められなかった要因はあると思いますが、決定機の「質」という点では非常に高かったと思います。

個人的に印象に残ったのは、中断後のフロンターレの攻め方には少し変化があると感じています。おそらく、キャンプ期間中に鬼木監督が仕込んだ部分であると思いますが、昨季とほぼ同じメンバー構成においても、少し異なるアプローチを実装することで多くの決定機、あるいは得点を生む土壌になっているのではないかと考えています。

例えば、両SBが高い位置を取り、CB間にボランチが入って3バック状態になるフロンターレのビルドアップのかたちですが、一列前にボランチ、あるいは高い位置に入ったSBに預けるビルドアップのアプローチに加え、上がってきた相手陣内のサイドのスペースを突くグラウンダーのボールを通す、一気に決定機を作るかたちが見られます。

また、阿部・ノボリ両選手の左サイドが時折見せていますか、縦分割の5レーンにおける両端のレーンでSHの選手が高い位置でボールを受けた時、その手前のレーン(所謂ハーフスペース)にSBやボランチの選手がインナーラップで追い抜き、ゴール前まで攻め込む、あるいは相手を釣り出すというかたちも頻繁に見られるようになりました。

そして、途中出場の3選手の見せたプレーはゴールに結びつかなかったものの、最後までゴールを狙うチームのリズムを継続することができたと思います。ラルフ・学・知念の3選手は、スコア関係なく交代での出場機会を積み上げています。

長崎戦、あるいは清水戦で見せたようにリード時におけるボールキープ、あるいは相手をラインを押し下げるかたちを作る上では効果的な役割を果たしていましたが、ビハインド時に投入された浦和戦は良いところなく空回りしてしまいました。

スコアレスの場面で投入された3選手は、その持ち味をゴールに繋げることです。その意味では、惜しい場面、フィニッシュまで持ち込むかたちは作れました。学選手については、前日に読んだコメントなどを踏まえても、メスを入れた大怪我から復帰しての現在位置ということで、徐々に状態は上がってきている印象。

もちろん、対戦相手として、彼のトップフォームを知るだけに「まだまだ」とは思いつつ、大怪我から戻ってきた選手の復調ということから「コレから」と思っています。学選手も自分も焦らずにトライし、少しずつ成功体験を積み上げて欲しいところです。

〇 攻撃を継続させる守備

守備に関しては、鳥栖さんがロングカウンターを徹底してきたこともありますが、良かったと思います。中3日ということで運動量の部分は懸念されましたが、ハードワーク、球際の強度、高い集中力を維持し、ほとんど水を漏らさずに守ることができました。

攻め続けるには、ボールを保持し続けることが必要であり、そのためにはボールを奪われなければ良い、というのは風間前監督の理論に通ずる部分がありますが、そのための守備ができていたと思います。

個で奪いきる場面は判定も絡んでなかなか作ることはできませんでしたが、ミドルプレスで相手中盤の自由を奪い、外に逃がそうとしたボールをカットして自軍のボールにするというかたちは何度も作ることができました。相手の中盤の構成・タレントによる部分はありますが、こうした戦い方こそ、フロンターレの攻撃を作るために必要な守り方ではないかと思います。

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以上です。守備の高い集中力で相手の攻撃を抑え込み、非常に良い攻撃のかたちを作れただけに勿体無いドローではあります。連戦で苦しくはなると思いますが、このイメージを維持して広島戦ではカウントスリーを奪いたいところです。

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サウナ訪問記:静岡県静岡市・駿河健康ランド

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アウェイ遠征で足を運んだサウナの感想を書く謎企画(4回目)。今年2度目となる静岡遠征で足を運んだのは、清水戦のタイミングで狙っていた駿河健康ランドさん。元・プロレスファンとしては、プロレスリング・ノアが毎年夏に興行を開催していた会場の印象も強い場所でもあります。

アクセス面は、家族連れを中心に自家用車での来訪が多いように感じましたが、清水方面・富士方面から発着する無料シャトルバスが運行しており、当方のような県外からの観光客、お年寄りの方も気軽に足を運べるようなアクセス網を保持しております。また、山梨と長野にある系列施設を含めた三拠点を結ぶ無料定期バスも運行しており、健康ランドの輪を最大限に活用しております。

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(フロントには村田選手がお出迎え。サイン等が多くあり、関わりの深さを感じました)

フロントでは、村田選手のパネルがお出迎え。アイスタにポスターが掲示されている駿河健康ランドさんだけあって、清水エスパルスを熱烈応援。

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エスパルス情報満載の大充実「するけんスタジアム」)

試合日だったことからも、スタッフさんも清水さんのシャツを着用して接客対応をしておりました。とにかく、地元クラブに対する熱い思いが伝わる空間でした。

〇 お風呂アミューズメントパーク

入館時の雰囲気から圧倒された筆者ですが、お目当てのお風呂もまた凄かった。身体への馴染みかたがクセになる天然温泉をはじめ、マッサージ効果の高いジャグジーバス、お子さんが躍動したくなる広々とした全身浴風呂、お風呂アミューズメントパークと言ってもおかしくはない充実度でした。

お風呂の充実ぶりから、筆者の狙いであるサウナの取扱いに不安を覚えたのですが、サウナも充実のラインナップ。100℃超の高温サウナ、中温のフィンランドサウナ、低温の漢方サウナ、さらにミストサウナ、塩サウナ、クールダウン用の冷サウナまで取り揃えておりました。

あまりの豪華ラインナップで風呂場で小躍りしたくなる勢い。チェックイン&アウトの時間帯の都合、自分は体験できなかったのですが、ロウリュサービスも1日5回程度実施。海が見えるフィンランドサウナで熱波を体験したかったです。

また、水風呂は18℃設定、故障の都合でおそらく20℃くらいの水温でしたが、座って丁度肩につかれる深さ、各サウナの中間地点にあるポジショニングはグッドデザイン。外気浴については、露天風呂スペースで浜風にあたりながら整えることができます。都市部では感じられない、夜の心地よい浜風が非常に良かったです。

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この他、個人的にポイントが高かったのは、アメニティの充実度。テブラデ・サウナスキーな筆者としては、施設のアメニティは気にしがちなのですが、こちらも非常に充実したラインナップ。特に、様々なメーカーのシャンプー類から好きなモノを選んで使えるというシャンプーバイキングというのは驚かされました。

〇 充実した食事処とオーシャンビュー

風呂上がりの食事&休憩スペースも多彩に備えております。食事処は8つもあり、この辺はホテルの顔を持つ同施設の強みでもあります。遅い時間にチェックインした客には嬉しい深夜2時まで営業のお店もあり、試合後の疲れと風呂上がりの癒しのひと時を得ることができました。

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(最上階にある展望レストランからの眺め)

また、翌朝の朝食バイキングは、最上階にあるレストランが会場ということで、朝からオーシャンビューを望みながら食事することが出来ます。食事のラインナップは多いとは言えませんでしたが、地産地消の食材を使っているのは好印象でした。

なお、休憩スペースのほかにカラオケルーム、麻雀スペース、そしてゲームコーナー等の古き良き温泉旅館の風情を感じるアミューズメント施設もあったり、地元の方を中心とした利用者向けのフィットネスクラブも併設するなど、探検するたびに「ええっ?」と驚かされてばかりでした。恐るべし、駿河健康ランド・・・。

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(サウナしきじに続き、温浴施設でも存在感を見せるテセ。早く怪我が良くなりますように)

以上です。サウナの充実度にサウナー的に大満足の視察でした。チェックアウト時、フロントには老若男女問わず多くの方が朝から足を運ばれており、清水を代表する人気スポットなのがよくわかりました。とにかく1泊2日では味わい尽くせない楽しさ。次回の清水戦も是非ココに行きたいです。清水戦に足を運ばれる各クラブのサポーターの皆様も是非するけんに行きましょう!!

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観戦記:明治安田生命J1リーグ・清水エスパルス- 川崎フロンターレ

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8月11日、IAIスタジアム日本平で清水戦を観戦。

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(陽が沈みゆく真夏のアイスタ)

真夏の日本平、勝ち負け関係なく昔から好きな風景です。

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(親切・コミカルを兼ね備えた素敵なこパルと再会)

試合前は局地的な雨風に巻き込まれましたが、試合は良い天候で迎えることができて良かったです。

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(ハーフタイムの花火。今年初かも)

試合は、悠様と大島君のゴールで勝利。試合を振り返って感じたことは以下の通りです。

◯ 苦手タイプとの対戦

月刊footballista (フットボリスタ) 2018年 03月号 [雑誌]

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昨季のプレミアリーグは、グアルディオラ監督の志向する技術を駆使した独特のサッカースタイルが結実したマンチェスター・シティが独走して優勝しましたが、クロップ監督率いるリバプールに苦しめられました。理由は1つでは無いと思いますが、ポゼッション志向のシティのサッカーに対し、ゲーゲンプレッシングと高速カウンターを武器とするリバプールのスタイルの相性が良いことも挙げられると思います。

前置きが長くなりましたが、こうした現象は明確なサッカースタイルを持つチームが故に発生するものであると思います。レベルは違うと思いますが、フロンターレも、自らのスタイルを積み上げていく中で、苦手なスタイルというのも表出してきました。

例えば、風間前監督時代であれば、ビルドアップの脆弱性を突くハイプレスとショートカウンターを得意とする尹晶煥監督時代の鳥栖さん、スペースを徹底的に埋める森保監督時代の広島さんなどがそうであったと思います。

そして、この日対戦した清水さんも、川崎の苦手要素を兼ね備えた手強い相手でした。ヨンソン監督は、陣形を崩すことなく各選手が連動した組織的な守備を浸透させ、スピードとテクニックのあるドゥグラス選手を加えたことでロングカウンターの迫力を増した攻撃面は大きな脅威となりました。

ミス絡みではないショートカウンターについては、即時奪回のプレスである程度防げるものの、ドゥグラス選手やデューク選手を走られせ、ディフェンスの背後を突くロングカウンターは、足の速い谷口・車屋両選手でもギリギリの攻防になりました。

それだけに、ドゥグラス選手の途中交代は、同点とされた清水さんには痛かったと思いますし、残っていれば勝ち越し後のフロンターレも終盤まで守りきれたか不安なところです。この試合で感じた脅威とインパクトは、そのまま広島さんのパトリック選手にも置き換えることが出来ると思います。経験を糧に、苦手要素に屈することなく戦えていければと思います。

大島僚太が見せた決意の一撃

臨場感抜群のアイスタ1階から見た大島君のゴールの場面は、光学迷彩解除したかのようにゴール前に大島君が突然現れてシュートを決めたようにしか見えませんでした。それほどまでに意外性のあるゴールであったと思います。

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(パインを受け取る悠様&大島君)

ただし、この日のゴールの布石として、中断明けの大島君の一連のプレーが挙げられると思います。W杯から戻った彼のプレーは、従前の試合を組み立てるだけではなく、より直接得点に絡むような決定的なプレーをしようとする強い意志が見て取れました。

果敢なドリブル突破、ミドルシュートであったり、今までに年数回見れれば良いレベルのプレーが明らかに増えていました。この日のシュートに込められた思いこそ、彼の今と未来に向けた強い決意なのではないかと思いました。

少し前の観戦記でも書きましたが、対策をされる中で新たな得点の形としても、大島君の得点に対する意識は生かしていきたいところ。彼のさらなる成長を、チームの成長に繋げていきたいところです。

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以上です。1試合1試合が大切な勝負であり、課題と向き合い成長するための刺激です。まだまだ強くなれる、そう信じて応援していきたいと思います。

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観戦記:明治安田生命J1リーグ・川崎フロンターレ-横浜F・マリノス

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8月5日、等々力で横浜F・マリノス戦を観戦。

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暑さはノーサンキュー、熱い試合には期待。

試合は、悠様の2得点で川崎が勝利。試合を振り返って感じたことは、以下の点です。

◯ 勝利のエナジー

タフな試合になりました。高温多湿+中3日の負荷に加えて、前節・浦和戦は体力的アドバンテージを生かせずに手痛い敗戦。 

敗戦した次の試合で巻き返すには、普段以上に多くのエネルギーが必要であると常々感じているだけに、この日の川崎イレブンの奮闘ぶりには胸が熱くなりました。

試合の序盤、マリノスさんは、第1プレッシャーラインを川崎の最終ラインに設定、奪ったボールを両翼に位置する仲川・遠藤両選手に預け、スピードを生かした攻撃を展開。事前に準備したこと=チームとして「やりたいこと」は出来ていたと思います。

フロンターレは、相手の攻勢に耐えながら、敵陣を崩す攻撃を試み、先制点を奪うことができました。おそらく、マリノスさんも先制点を奪えば、自陣の守備を固めながら、ロングカウンターを狙うという現実的な策を講じた可能性は高く、浦和戦と同様、苦しい試合展開になっていたと思います。その意味でも、前半に見せた攻守の粘り強い対応は大きかったと思います。

後半のフロンターレは、時計を進めることを意識し、スローテンポに攻撃を進めていましたが、欲しかった追加点を奪えたことにより、リードを守りきる体勢に入ったものの、終盤マリノスさんの攻勢は相当シンドかったと思います。その中でも、集中力を切らすことなく、足や身体を投げ出した守備で防ぎきり、完封勝利を手にした。

ピッチに出た選手はもちろん、給水タイムで選手に駆け寄ってボトルを渡したり、戦況を見守っていたベンチメンバーも含めて皆がハードワークして手にした勝利ではないかと。輪になって、一体感を持って皆で戦える雰囲気が、今後の戦いにもつながればと思います。

〇 トメルケールを継ぐモノ

観戦を通じて、印象に残ったのは守田選手、大島選手、そしてトップ下の憲剛さんの3人の存在です。ダブルボランチの守田・大島両選手は、ボールという名の血液をチームに送り続ける心臓部とも言える存在だけに、彼らの出来がチームの状態を大きく左右すると言えるでしょう。

ココまで自分で書いていて感じたのは、4年前にコンビを組むこととなった憲剛・大島のコンビに対しても同じようなことを述べていたからです。ボランチに据えられた大島選手は、憲剛さんとのコンビを組むことで多くのことを吸収し、現在に至るまでに大きく成長しました。途中、負傷による度重なる離脱、あるいは大きなスランプ等も経験する等、苦労も多かったと思いますが、個々の技術を大事にするフロンターレのサッカースタイル(筆者は風間前監督が強調していた「ボールを止める、蹴る」というフレーズから勝手に「トメルケール」と呼んでいる)を支える中心選手に成長したものと考えています。

憲剛さん、あるいは風間前監督等から指導を受ける立場だった大島選手は、守田選手をフォローするする側に立ち位置が変わりました。新人ながら、物凄い成長速度でレギュラーの座を掴んだ守田選手ですが、この試合ではポジショニング等に苦戦し、周囲の選手たちのフォローを受けていました。修正をしながらも、攻撃面では先制点に繋がるスルーパスを出すなど、得点の流れに絡む働きを見せてくれました。

そして、彼らを見守る立場にあるトメルケールのマスター・憲剛さんもまた、プレイヤーとして素晴らしい輝きを見せていたと思います。連戦の影響でコンタクトプレーの継続は厳しい状況ですが、前線からのダッシュ、間で受けてボールを繋ぎ、丁寧にそれを続けるタフさを見せてくれました。そして、2点目のアシストとなる悠様へのパスにはシビれました。

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以上です。敗戦からの再起戦を良いかたちで終えられました。夏の連戦はココから、1試合を大切に、ともに戦っていければと思います。

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