ぶらり人生途中下車の旅

ボンクラライフ

観戦記:明治安田生命J1リーグ・ジュビロ磐田-川崎フロンターレ

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6月30日、磐田戦のために静岡遠征。

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最近、観光地を巡るなど彩りのあるアウェイ遠征記を書いてきたが、今回は前日にアイドルイベント(ゴホンゴホン)雨の影響もあり、シンプルに「試合を見る」遠征。

◯ 雨の待機列、自分と会話する

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今回は完全ソロ遠征だったということもあるが、雨風に向き合っていると「一体、自分は何をしているんだ」と我に帰ることがある。

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何年も続けていることであり、しかもチーム状態は悪くない現在でも、そう感じることがある。「明日は仕事だぞ」「週末の会議に向けて頑張ることはあるのではないか」と会社員・自分が観戦者・自分を問い詰める(汗)

どちらも疎かにしない。だからこそ、足を運んでいる「今」の自分を信じようと決意を新たにする。

○ 「お気持ち」と「気迫」

自身との対話を経て強い気持ちで臨んだ試合は、3得点を奪った川崎が勝利。

直近の公式戦・札幌戦から約2週間。少し長めのインターバルを挟んでからの再開初戦ということで、序盤は攻守における噛み合わせ、そして川崎風に言えば「目を揃える」時間帯が続いた。さらに、序盤から磐田さんの気迫溢れる攻勢をモロに受ける展開となり、危ない場面も多く作られてしまった。鬼木フロンターレとしては珍しく、最終ラインで凌ぐ展開が非常に多い試合だったと思う。

その意味では、ディフェンス陣の奮闘が光る試合だった。特にフリーマン気味にピッチの至るところに出没するロドリゲス選手、爆発的なスピードで前線を駆け上がるアダイウトン選手の個の力は大きな脅威だった。ソンリョン選手の好セーブ、谷口・ジェジエウの両CBを中心に、個で負けず、局面を数で上回る守備で凌ぐことができた。最近の数試合、車屋先生の右SB起用が続いているのも、個で負けない部分を鬼木監督が重要視ししていることも関係しているかもしれない。こうしたバランス意識もまた鬼木監督らしいと思った。

- 嵐の中で輝かせない

また、リーグ戦の不信を兼ねて「お気持ち」表明を出した磐田さんはこの川崎戦にかけていた。それぐらい気迫が伝わってきた。中盤戦というより、終盤戦のような雰囲気は大槻組を再興した浦和戦を思い出した。そういう意味では、非常にやり辛い試合でもあった。

試合中、雨は止んだヤマハスタジアムでしたが、磐田イレブンとしては嵐の中のような状況。そうした中で反撃点を1点に抑え込んだこみ、追加点を奪って、試合を優位に進めることができたのは良かった。

- 「悪癖」とどう向き合うのか?

しかし、最終盤に失点をする悪癖が出てしまった。浦和戦とはまた違ったかたちのため、同じとは言い切れないが「大枠」で考えるとゲームコントロールをしきれていないケースが大半である感じた。

昨季の後半戦が顕著であったが、川崎は相手からボールを奪い、保持し続けることで危機を回避することで勝ち切る試合を見せてきた。

勝ち越しのために前がかりになって失点したG大阪戦を除き、残りの試合は相手の攻撃を受ける時間が長くなり、決壊した展開が大半だ。今回の磐田戦も守備陣が94分踏ん張ってくれただけにクリーンシートできなかったことが、非常に勿体無い。

たしかに、神戸戦のようにボール非保持の時間が長くても勝てるような試合もあったが、やはり勝つためにボールをしっかりと握ることができなければいけないと感じた試合。この点は、改めて突き詰めてもらいたいところ。

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勝ち切れた試合、積み上げていこう。

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