ぶらり人生途中下車の旅

ボンクラライフ

観戦休題:Bチア白熱教室「これからのチアの話をしよう」

今回の記事は「川崎ブレイブサンダース Advent Calendar 2017 - Adventar」の13日目として投稿します。

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本年のアドベントカレンダーは「チアリーダー」(Bチア)を通じて、バスケ観戦の魅力を掘り下げていきたいと思います。

〇 はじめに:アメリカからやって来た全く新しい概念

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昨年のBリーグ開幕を契機に試合会場に足を運ぶようになり、当初はルールを学びながらの観戦を続けており、バスケクラスタの諸先輩方の見識に触れて勉強を重ねておりました。

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私もスポーツ観戦に足を運ぶようになって長くなりますが、バスケ会場が作り出す独特の雰囲気に驚かされました。観戦者サイドの有志による応援団(私的組織)が応援をリードする応援形式に慣れてきた筆者には、会場MC、攻守で異なるBGMを切り替え等で応援の流れを作るという方式は「アメリカからやって来た全く新しい概念」(宇多丸師匠風)と言わんばかりに全く新しい風景を見せてくれました。

〇 バスケ観戦を通じてガラッと変わったチアの見方

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観戦を続ける中で、大きく印象が変わったのはチアリーダーの存在です。日本のプロ野球・サッカーにおけるチアさんのパフォーマンスは、試合と独立したアトラクションの一部として実施されていることが大半ではありますが、バスケにおけるチアは大きく異なっていることに気づきました。

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私見ではありますが、GAME DAYのチアさんたちが担う役割は大きく2つに分かれていると考えており、試合前・HTのパフォーマンスは会場の雰囲気を盛り上げる役割、テクニカル/オフィシャルタイムアウトは会場の一体感を作る役割を担います。

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実際に試合を観戦すると、彼女たちのハードワークぶりには頭が下がる思いです。特にホームチームが劣勢に立たされる苦しい状況の時に、チアさんの笑顔であったり、ポジティブな姿勢を見ると自分たちが励まされる時があります。

単純に盛り上げる、だけではなく、彼女たちもパフォーマンスを通じて戦っているのだと考えています。彼女たちの笑顔と勇気のパフォーマンスが選手たち、会場に足を運んだブースターの気持ちをリンクし、そして熱が生み出されます。

〇 チアの数だけ個性がある

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昨季の各チームの試合観戦を通じて、チアさんのパフォーマンスを見る機会を得ましたが、チームによってチアのスタイルが異なるのが非常に面白かったです。例えば、アースフレンズ東京Z・Zgirlsはディレクターを兼任するFukaさんが、独自色を打ち出すための試みを多く出しており、各試合で趣向を凝らしたパフォーマンスを見せております。

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また、パフォーマンスのアプローチなんかも、サンロッカーズガールズ(サンロッカーズ渋谷)やエレガンス(東京エクセレンス)のようにマスコットが積極参加していたり、あるいはアルバルクチア(アルバルク東京)のように切れ味抜群のダンスパフォーマンスを披露していたり、様々なアプローチがあるのも興味深かかったです。

〇 BTC(Brave Thunders Cheerleaders)を見て感じたこと

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我らが川崎ブレイブサンダース・BTC(Brave Thunders Cheerleaders)は王道路線のスタイルを貫いていると思います。試合前は観客席に寄り添い盛り上げをリード、ポンポンやボードを利用した応援、そしてアグレッシブなチアダンスで日々の試合を熱くサポートしてくれています。

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私見ではありますが、彼女たちのパフォーマンスを見ていると、どんなに大きな会場でも見えるように「ダイナミックさ」を意識しているのではないか、と感じます。

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アイドルライブ等でも言えることですが、動き方だけで観客への見え方が大きく変わると感じており、何度か見た大規模アリーナのパフォーマンスもサイズ負けしない非常にアグレッシブなものでした。そうした部分を見れば見るほど、彼女たちもアスリート的な視点で見ていたりもします。だからこそ、会場で生のパフォーマンスを目にしてほしいとも思うところであります。

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Bリーグ創設により、チアさんが活躍する舞台が広がりを見せたことは、スクール・部活等でチアを頑張る人たちにとっても非常に良いことだと思いました。千葉ジェッツふなばしのような、プロ化の流れはもちろん、Bチアとして経験を積まれた方が本場のNBANFLのあるアメリカに挑戦したりする流れが生まれるようになれば夢のある話だと思います。観戦を通じて、バスケはもちろん、サッカー等の会場の催しで見ると、チアダンスをされているお子さんの多さに驚かされますので、Bリーグの発展が違うかたちで貢献できれば、非常に良いかなと感じております。

 〇 おわりに:感謝

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わが国におけるスポーツを巡る環境は、学校における体育および部活動の影響を強く受けてきたと考えております。数多く競技に触れられる競技面はもちろん、一致団結・献身性のような教育的観点からの精神面に至るまで広く及んでいると考えています。そして、観戦者側の有志による応援団が組織化し、応援をリードするという応援形式が広く普及したのも、学校行事・部活動の経験まで遡れるのではないかと考えています。

そうした認識の下で観戦者として経験を積んできた自分が大きく変わったのは、今年1月の全日本総合バスケットボール選手権大会を観戦する中で異彩を放つ発信者の存在を目にしたからです。それが、すべすべさん(@go_jerrodmustaf)でした。

鋭い視点から語られる試合評もさることながら、物凄い熱量でチアさんを語る謎のお面の人・すべすべさんの薫陶を受けて新世界に導かれた筆者は、観戦を通じてチアさんにも注目するようになりました。ありがとう、すべすべさん。Bチアファンの心にいつも太陽、すべすべさんが刻まれていると思います。今後も、すべすべチルドレンとして、紳士的な姿勢でチアさんの応援ができればと思います。

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最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。

明日は、ysmaster007@リハビリへ~ (@ysmaster007) | Twitter さんによる「試合中のファール判定の基準について」です。お楽しみに!

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