『クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶモーレツ！オトナ帝国の逆襲』

■あらすじ
春日部に突如出現したテーマパーク「２０世紀博」が大人達に大人気。
家族で遊びに来た野原一家も、ひろし・みさえが子供のように興奮し大満足。

そんなある日、「２０世紀博」の謎の放送と共に大人達はどこかへ行ってしまう。
残された「かすかべ防衛隊」の面々は「オトナ帝国」の存在を予想、行動に出る。
果たして、計画を仕掛けた謎の「イエスタデー・ワンスモア」の目的とはいかに？

■見終わって
不覚にもまた泣いてしまった、ひろしの回想シーンで。
父親の運転する自転車に乗って釣りに行った少年時代のひろし。
いつしか少年は自分の自転車に乗るようになり、学生になり、単身上京。
慣れない仕事に苦労し、妻と出会い、子供が生まれ、マイホームを持った。
今では、彼が父として子供を自転車に乗せ、釣りに連れて行くようになっていた。
自身の回想と共に今を再認識して涙するひろしに、私も涙ボロボロでした。

また、作品全体を彩るサウンドやディティールの細かさには感心してしまう。
もちろん、匂いこそはしないが（笑）、見ている人間にノスタルジーを印象づけた。
あと、何気ないかも知れないのだが、自分としてはアングルの使い方に驚いた。
様々な角度から、登場人物を写しだしていて非常に良かったと思う。

テレビで見た時に、リアル大阪万博に行った親父が無言になるほど見入ってた。
本当に自分達の世代を子供に持つ親と一緒に見たい作品です、本当に素晴らしい。