ぶらり人生途中下車の旅

ボンクラライフ

サウナ訪問記:神奈川県中郡大磯町・THERMAL SPA S.WAVE

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アウェイ遠征で足を運んだサウナの感想を書く謎企画(6回目)。今回の遠征サウナは「番外編」の位置付けでアイドルフェスで訪れた大磯プリンスホテルにあるTHERMAL SPA S.WAVEさん(以下「S.WAVE」と言う)を紹介したいと思います。

〇 OISOアイドルビーチ2018

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(「アイドルフェス」と書いて「漢たち」とは読まない)

10月6日、筆者は大磯ロングビーチで開催された「OISOアイドルビーチ2018」に足を運びました(立原あゆみ先生成分はゼロ)。

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(テレビ等で見覚えのある光景)

推しアイドルが参加していることもさることながら、往年のアイドルイベント会場でのフェスというロケーションに惹かれて参加したところですが、広大なスペースに対してヲタクの入りが「まあまあ」だったので快適に過ごせました。

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(大磯に夏が戻ってきた!)

10月とは思えぬ気温が想定外ではありましたが、事前に見たいと思っていたユニットも概ね見ることができましたので今年の大型アイドルフェスの良き締めになりました。

◯ 豪華絢爛なスパゾーン

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(昨年完成したばかりのスパ棟)

アイドルフェスは早々に切り上げた筆者は、S.WAVEのある大磯プリンスホテルのスパ棟にハシゴしました。

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(ホテル棟は年季を感じる作り)

大磯プリンスホテルまでのアクセスは、大磯駅から車等で15分ほどの立地。夏季の大磯ロングビーチ営業時期(当日はイベント利用のため該当せず)はシャトルバスが出ておりますが、それ以外の時期は車かタクシー、時間を調べて路線バスで向かうのが良いでしょう。

S.WAVEは3階・温泉ゾーン、4階・スパゾーンの2フロアで構成。サウナのある4階は水着着用必須(レンタルあり)、小学生以下の利用不可。中・高生が来るかといえばアレな立地なので、実質「大人向け」を暗示させる仕様ではないかと。

利用料金(日帰り)4,500円と大人向けなのですが、フロントの方の丁寧かつ親切に数々の割引条件をご教示いただき、普段から足を運ぶサウナ施設と同じ価格帯にまでプライスダウン。西武ライオンズ優勝おめでとう(チョロい)。

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タナカカツキ先生のイラストが伝える施設の素晴らしさ)

水着に着替えて移動したスパゾーンには4種類のサウナがあります。高温のフィンランドサウナ(筆者メーター目視では88℃)は、広々とした空間に窓無し+テレビ無しの瞑想スタイルの筆者には格好の作り。暗いサウナの中で静かに心を落ち着かせようと思った刹那、「アーーッ!ヨッシャイクゾー」の声がサウナ内に響き渡る(汗)アイドルビーチのステージがサウナの真下にあるのだ。アイドルの歌声、ヲタクの歌声を聴きながらのサウナという貴重な体験をすることができました(笑)

フィンランドサウナの近くにある水風呂は16℃とまずまずの冷たさ。4・5人が同時に入っても問題無いスペースもさることながら、膝を立てても肩までつかれる深さが最高!あと、水風呂に入る前に汗を流すために浴びたシャワーからアロマ水が流れてきたりしたら驚きました。。

また、サウナ苦手という人には中温のパノラミックサウナがオススメです。40-50℃の緩めな室温ならば普段入らない人でも大丈夫。何よりも、オーシャンビューが広がる大パノラマが大変素晴らしい。あまりの広さ、そして誰もいなかったので備え付けのタオルを敷いて寝転がってしまいました。

中温サウナで程よく火照った体を冷やすには最高なアイスサウナもありました。天井から雪が降ってくる幻想的な仕様。雪に手を差し出す童心に帰りながら体を冷え冷え。追加料金が発生しないか不安になる豪華さでした。

◯ 圧倒的リゾート感

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(流石にたじろぐリゾート感全開なプール)

ここまでのレポでもわかるように、筆者のサウナ貸切状態が続きました。その理由はスパゾーンにあるオーシャンビューのプールゾーンに集まっていたからです。アイドルさんばりにオーシャンビューを背景に自撮りしまくってる人たちの気持ちとわかる圧倒的リゾート感!そして、カップル率の高さに圧倒的敗北感!! 

素敵なカップルたちを横目に、プールサイドのパラソル付きのデッキチェアで外気浴。日差しは強かったですが心地よい風で整う。1セットを終えて、このままうたた寝と思った刹那、流れてくる聞き覚えのあるメロディー。ステージに登場したAKB48若手選抜が代表曲を次々と披露していたのだった。

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(見えそうで見えなかったステージ。コレで良い)

プールから見下ろしても絶妙にステージは見えない位置だが、プールに入った若いカップルも流石に知ってる曲とあって、はしゃぎだしてプール内で踊り出す。「自分は何を見ているんだ」と無我の境地に達しておりました。

◯ サウナースタイルには少し不向き?

豪華絢爛な施設のクオリティの高さとイケてる感に圧倒されましたが、サウナー視点で気になった点もいくつか。

まず、4階のスパゾーンに洗い場・湯船が無いため、サウナ前の準備として3階の温泉ゾーンを利用した後、水着に着替えて上がる必要があります。こうしたフロア間の移動が少し煩わしかったです。

また、自分はサウナに入る時間をはかるタイプなので、各サウナにサウナタイマー、あるいは砂時計が不備だったのも残念。仕方ないので、漏れ聞こえてくるアイドルの歌声で適度に時間を推測してました。

あと、サウナ後に発生する空腹感を満たすための食事スペースがないのは勿体ない。バーカウンター(!) がありますので、お酒や、サンドイッチなどはありますがコレジャナイ感。この辺は完全に施設での過ごし方、思想の違いではありますので野暮な考え方ですね。

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以上です。ちなみに、大磯プリンスホテル宿泊客は入湯税だけで入れるらしいのでチェックイン時間から少し経過したあたりから各ゾーンが混みだしました。狙い目としては、午前からお昼頃かもしれませんね。

様々なレアな経験()が出来ましたが、普通に設備が良いので今回の経験を踏まえて再訪できればと。まあ、そこまで遠出せずに手軽にリゾート感を満喫したいカップルさんとかにはオススメなので是非。

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観戦記:明治安田生命J1リーグ・V・ファーレン長崎-川崎フロンターレ

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9月29日、トランス・コスモススタジアム長崎て長崎さんとの試合を観戦。

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(マスコット同士の素敵なコラボボトルが販売)

1年前の遠征で足を運び、対戦相手として戻ってきたいと考えていた場所。

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(長崎に集った川崎サポの応援も熱を帯びる)

負けられない大切な試合ではありますが、同時に嬉しい気持ちで一杯でした。

試合は、知念選手と悠様の得点でフロンターレが勝利。観戦等を通じて印象に残ったことは以下の点です。

◯ 鬼木監督のメッセージ

中6日の長崎さんに対して、フロンターレは振替開催の湘南戦を消化して中2日。イコールコンディションではない状況を踏まえ、フロンターレとしては是が非でも欲しい先制点を奪って試合を優位に進めたいと考えておりました。

事前の準備期間がほとんど無い中で鬼木監督がピッチに送り込んだ布陣は「序盤からパワーをかけて点を取る」というメッセージが込められていたと考えています。

また、湘南戦で決定機に得点を奪えなかった知念選手をスタメンとして送り出した点については、トレーニングの姿勢を見て起用を決めたという鬼木監督らしい決断だと思います。

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(試合後、挨拶する知念選手)

知念選手にとっては挽回する機会が訪れたと感じたと思います、あの試合を見た我々にも試合でも活躍してほしいという強い思いを込めてサポートする雰囲気を作り上げてくれたと思います。

日々の観戦の中で、鬼木監督は様々な事象を「よく見る」こと、迷いなく「決断する」ことを重要視していると感じております。監督自身が大切と述べていた連戦の終わりに、改めて監督の信念を垣間見ることができました。

◯  いかにボールを握るのか?

鬼木監督は、長崎さんの試合をスカウティングした上で今日のスタメンをチョイスしたと思いますが、非常に的確な長崎対策が図られていたと思います。

守備時における長崎さんの最終ラインは、両WBが下がって5バックのような状態を形成するのが特徴です。ボール保持者に人数をかけて対応し、最後はバイス選手を中心とするディフェンス陣が跳ね返す。正直、規律の取れた守備設計は下位チームで散見されるような中身ではありません。先日、7連勝中の名古屋さんを見事な対策で止めた試合において名古屋サポさんが指摘されておりましたが、ピッチ上に狙いを持った戦い方を落とし込ることができる高木監督の高い能力を改めて実感しました。

ー  雨中に煌めく「川崎の十徳ナイフ」

こうした長崎さんの守備陣形を崩すために取られたフロンターレのアプローチは、最終ラインに近い位置でプレーする憲剛さんが左右にボールを振り、横幅を目一杯使いながらサイドを起点に攻めていくものでした。

サイドにボールを置けば、相手の守備も人数をかけて寄せてきますので、そこで生まれたスペースを使いながら攻めていきました。

2点目はボールに寄せていく相手選手の動きを見ながら憲剛さんがボールを通し、ゴールに結びつけました。この場面もそうですが、試合を通じてノボリが非常に良いプレーを見せてくれました。左SH起用ながら車屋先生が高い位置を取った時は中央に入ってボールを受けて捌く役割を担い、サイドで受ければ鋭い突破を見せてチャンスを演出と「十徳ナイフ」の本領を遺憾なく発揮してくれたと思います。マリノスが採用して話題となったグアルディオラの偽サイドバックに日本で一番適応できる選手はノボリだよと言いたくなるプレーでした。

ー ボールを取り上げる守備

また、後半は長崎さんからボールを取り上げるプレーが多く見られたと思います。攻守の素早い切替、球際の強さを活かし、相手にプレッシャーをかけ続けることによってリードを守りながら相手に主導権を握らせない戦い方を実践できていたと思います。最後に失点をしてしまったのは残念でしたが、高い集中力で水を漏らさない守備ができていたと思います。長崎さんのWBからの攻撃には、サイド+ボランチの3人が連携して封じ込めて、ココという時の悠様のプレスバックも心強かった。徐々に仕上がりを見せてきたディフェンスのアプローチは、さらに磨きをかけて欲しいところです。

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以上です。広島さんと勝ち点で並び、半年ぶりに首位浮上。嬉しいというより、強い思いを抱いてきた連覇に向けたスタートラインに立てた印象です。

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これからの1試合ずつの戦いが、優勝に向けた大きな試練だと考えています。選手はもちろん、自分たちにとっても頑張りどころですね。気持ちを込めて応援していきましょう。

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観戦記:明治安田生命J1リーグ・湘南ベルマーレ‐川崎フロンターレ

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9月26日、ShonanBMWスタジアム平塚で湘南戦を観戦。

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台風で延期になった試合の振替日が大雨。雨に降られる運命には逆らえなかった。

試合は、悔しいスコアレスドロー。観戦を振り返って感じたことは以下の点です。

〇 厳しい天候×素晴らしいピッチ

雨風の吹き荒れるスタジアムに駆け付けた両クラブのサポさんも覚悟を決めての観戦だったと思います。個人的に雨風を凌いでの観戦は久しぶりでしたが、帰宅直後にドッと疲れが出てくるほど大変な観戦となりました。だからこそ、こうした天候でも90分プレーした両クラブの選手・審判のスゴさを改めて感じさせられます。結果が伴わなかったのは悔しかったですが、厳しい環境を共有しただけに、奮闘を労いたいという気持ちでした。

一方、観戦する中で気になっていたのが、BMWスタの芝の状態です。

例えば、昨年の日立台の柏戦では、レイ君を含めた懸命の作業はありましたが、多くの水たまりがピッチ上に表出し、ボールを繋ぐには厳しいグラウンドコンディションに陥りしました。

日立台に限らず、激しい雨風に見舞われたスタジアムでは、こうした現象に遭遇することは少なくありませんので、昨日のような芝のコンディションを維持できる、湘南造園さんがイイ仕事をしていただいたのだと思います。

ピッチに立っていた憲剛さんが試合後のコメントで触れていたとおり、厳しい環境下でも自分たちのリズムでサッカーを続けることができたのはグラウンド整備に携わる方々の尽力によるものだと思います。その意味では、このスタジアムで対戦できて良かったと感じさせる試合でもありました。 

〇 主導権を巡る攻防、再び対峙した壁

激しい雨風に負けることなく、90分間アグレッシブに戦った両チーム。勢いだけでなく、局面の高い集中力、そして規律が維持されていただけに非常に見応えのある試合でした。

両クラブの激しい試合になりやすいのは、表現するサッカーのスタイルは異なるものの、主導権を握ってサッカーをしようとする方向性は同じだと思っておりますが、前半の一進一退の攻防などを見るとその認識を再確認できたと思います。

フロンターレは、上記の芝のコンディションのおかげでパス交換に大きな影響を受けなかったこともあり、湘南さんのハイプレスを上手く掻い潜りながらボールを前に進めることができましたが、戻りの早いディフェンスに阻まれる展開。カウンターを起点にゴール前に一気に畳みかける湘南さんの攻撃に対しては、川崎のディフェンス陣が何度もシュートブロックを見せるなど守備での奮闘も光りました。

後半は、湘南さんの重心が少し下がったこともあり、フロンターレが押し込む「自分たちの時間帯」を長く作ることができました。横幅を広く使い、サイドの選手が連携して起点を作ってのクロスを送り込むことで決定機を作りましたが、ネットを揺らすことができず。

そして、終盤はGK・秋元選手の存在感が際立つ好セーブ連発。知念選手との1VS1、悠様のPKストップを含めて、冷静さと熱き咆哮を兼ね備えたプレーはとにかく素晴らしかったと思います。川崎戦のたびに活躍している気がry

攻撃的なチームに対して大量得点で勝利した川崎でしたが、守備ブロックを敷く対戦相手、あるいは当たってる状態のGKから点を奪うための決定機の精度、セットプレーのディティールなどが改めて課題として浮かび上がる内容であったと思います。

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以上です。今季は湘南さんからは勝ち星を挙げることはできませんでした。積んだ勝ち点1を大切に握りしめて次の試合に臨みたいと思います。1つ1つの試合をを大切に。

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サウナ訪問記:横浜市西区・スカイスパYOKOHAMA

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アウェイ遠征で足を運んだサウナの感想を書く謎企画(5回目)。今回は、遠征サウナではございませんが、3クラブのホームタウンでもある横浜にあるスカイスパYOKOHAMAさん(以下「スカイスパ」と言う)を紹介したいと思います。

横浜駅(JR・市営地下鉄・私鉄)東口より徒歩3分という抜群の立地にあるスカイスパさん。駅に隣接するスカイビルさんは、横浜駅と空港等を結ぶ「横浜シティ・エア・ターミナル」も入っており、夜行バスの出発前・到着後に足を運ぶこともできるのではないかと。また、横浜駅西口のバスターミナルからニッパツ三ツ沢競技場に向かうバスがございますので試合観戦前後に立ち寄れるサウナでもあります。

初訪問で気に入って複数回足を運んでいるスカイスパさん。清潔感のあるフロントは、美容関係のお店のような雰囲気に毎度緊張させられますが、スタッフの方々が親切・丁寧な接客が素晴らしいので男性の方もひるまず乗り込みましょう。

〇 ストロング&ストイック

男性・女性サウナ、レストラン、マッサージ施設がワンフロアに入っていることもあり、浴場は非常にコンパクトな作りです。個人の趣向の問題ですが、自分はサウナ・水風呂・休憩スペースが集約している作りが好きなので、スカイスパさんのレイアウトは好きです。

扇のような形状のスパは、ジャグジータイプを複数有しておりますが、とにかく水圧が物凄い(汗)長時間つかればマッサージ効果も抜群だと思います。ちなみに、スパだけではなく浴場に設置された冷水器も驚くほど勢いよく飛び出してきます(笑)

サウナは、ドライサウナとスチームサウナの2種類。ドライサウナは、70℃前後と数字だけ見ると少し低めにも感じますが、抜群の心地よさに加えて、しっかりと汗をかける大変素晴らしいサウナです。テレビが未設置のため、自然と瞑想モードに入ることができるのが良いです。ビル14階からの景色を窓から見ることができるからか、窓際のスペースを確保する人生の先輩が多い。

ロウリュ&アウフグースは、昼以降1時間ごとに実施。サウナストーンを詰めた2本柱にかけられるアロマ水の音に聞き惚れる。通常アウフグースでも汗もしっかりとかけるのですが、1日3回実施されるエクストラ・アウフグースは途中退室不可の完全密閉状態を作れるので効果はさらに上がる。終了後のドリンクサービスも嬉しい。

丁度、週プレWEBでも取り上げられていたスカイスパさんの水風呂は16℃!入った瞬間、心身ともにシャキッとせざるを得ない冷たさが素晴らしい。19℃で慣れていると、水温1℃の大きさを強く感じさせられます。また、休憩用の椅子も多く置いてあるのも嬉しいですが、隙あらば2つだけある窓側のスペースを確保し、足を伸ばしてぐったりするのがおススメです。

〇 充実メニューのレストラン

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サウナで整えた後の空腹を満たす「サウナめし」は重要なポイント。スカイスパさんの館内レストラン『リフレッシュダイニングKOO』は、その意味ではサウナ・スパに負けない満足度を提供してくれます。

お酒に合う一品料理、定食メニューだけではなく、ひと汗かけてしまうチゲ鍋・石焼ビビンバ、ワインに合うピザなどのバリエーションも豊富。スイーツ類の充実なんかも女性には嬉しいのではないでしょうか。多くのサッカー記事を掲載していることでもお馴染みの『みんなのごはん』でも取り上げております。

また、リラクゼーションスペースは、リクライニングチェア備え付けのテレビが珍しくVOD形式を視聴できるのが特徴的。コミック等の取り揃えは少ないモノの、雑誌のバリエーションが多い。

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以上です。実はスカイスパさんを知ったのは、サウナの素晴らしさを世に広めた『サ道』の作者であるサウナ大使・タナカカツキさんのお気に入りのサウナとして紹介していたからです(本の中では先述のサウナ・テレビ問題等も取り上げられています)。

どれくらい好きかと言うと、取材場所をスカイスパで行われるほどです(笑)遠征で訪れるサウナに対して、近場のサウナは年に何度も足を運ぶ機会のある場所なので大切な存在。今後も足繁く通っていきたいと思います。

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観戦記:明治安田生命J1リーグ・川崎フロンターレ‐名古屋グランパス

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9月22日、等々力で名古屋さんとの試合を観戦。

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(まるで鏡映しのようなウォームアップ。トメルケールウォーズ)

風間前監督を対戦相手として等々力で迎え撃つ。燃えないわけがない。

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(MOMは貴重な追加点となるゴールを奪った阿部選手。荒稼ぎラスカルタイム)

試合は3得点を奪った川崎が勝利。観戦を通じて感じたことは以下の点です。

 

エドゥアルド・ネットを封鎖せよ

名古屋さんは、夏の移籍期間に積極補強を実施し、第25節までに7連勝を達成する快進撃を果たしてきました。風間監督のフィロソフィーは開幕当初から1ミリもブレず、前線のテコ入れは前田選手のみながら、攻撃力を上げることができたのか?この点については、名古屋サポさんが多くの分析を拝見しておりますが、今節の対戦を振り返るうえでも、理由の1つである「ビルドアップの安定」という部分に着目したいと思います。

フロンターレもそうですが、名古屋さんは、後方からのビルドアップにおいてMFが1人、2CBの間に下りてくるメカニズム(戦術用語では「サリーダ・ラボルピアーナ」と呼ばれる)を採用しております。両サイドバックを高い位置に押し上げ、最終ラインと中盤以降の数的有利を作ることができます。

川崎においてエウシーニョ選手、名古屋さんであれば金井選手がそうであるように、本来はSBの選手が得点を量産する背景は、本人の得点能力もありますが、SBが攻撃参加をしやすいアプローチを採用しているからです。

「イイことだらけ」に聞こえるサリーダ・ラボルピアーナですが、ディフェンスラインに求められるタスクも多岐に渡ることが1つのハードルです。風間監督がMFの選手を最終ラインに起用する背景は、こうしたタスクをクリアできる人材を配置するためでもあります。ただし、忘れてはいけないのは、最終ラインで相手の攻撃を止めるというディフェンス本来の役割も求められ続けるということです。

前半戦の名古屋さんは、このメカニズムの脆弱性を突かれて失点する場面は少なくなかったと思います。夏の移籍期間にディフェンス陣の補強に力を割いたのも、単純な守備力の強化と言うよりも、後方からのビルドアップの質を高めることを意識したからだと考えることができます。その意味では、フロンターレからネットさんを獲得したのは非常に大きかったと思います。長短のパスを駆使して最終ラインからボールを供給する役割を果たすと同時に、驚異的なボールキープ力を発揮することでボールを持ち続ける状態を作り出すことができるからです。

自分は、フロンターレの名古屋攻略のカギを握るのは、得点源のジョー選手を抑えるだけではなく、多くのパスルートに関与するネットさんをいかに封じるか?という部分に着目して観戦に臨みました。これに対して、フロンターレが出したアンサーは「憲剛さんをつける」という単純明快なモノでした。

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(試合中、ネットさんに対して憲剛さんが単独でプレッシャーをかける場面が何度も見られた)

最終ラインに吸収されたネットさんに対し、憲剛さんが執拗にプレッシャーをかけ続けることで、名古屋さんの中盤へのパス供給の拠点を突いてリズムを崩させると同時に、ネットさんのメンタルにも揺さぶりをかけることに成功します。試合後会見において「自分達のリズムが作れなかった」と風間監督も述べておりましたが、ネットさんを窮屈にプレーさせる状態に持ち込ませたのが大きかったと考えています。

〇 鬼木フロンターレの真骨頂

「風間監督のスタイルを宿す2チームの対戦」という構図を意識して観戦に臨みましたが、試合を終えてみると鬼木フロンターレのカラーが浮かび上がった試合だったと思います。

本ブログでも何度か書いておりますが、ボールを保持するスタイルというベースは同じですが、鬼木監督は風間監督のスタイルに「攻守の切替」と「球際の強さ」の部分を付け足しました。

今季は、相手の動きを予測した読みのディフェンスで相手の攻撃を遮断し、ロスト時からのボールの即時奪回、スイッチを入れて相手からボールを「狩る」側面にも力を入れることでボールを保持し続けるための守備を実践してきました。相手からボールを取り上げることで自分たちが握り続ける状態を維持し、相手の決定機を作らせないアプローチが鬼木フロンターレの守備を支えています。

相手のプレッシャーを無効化するために、終盤でボールを繋ぐかたちも夏以降に見えてきたかたちだと思います。勝ち切るための手段としてのロンドは、時間を使いながら、敵陣内で相手にボールを握らせずに締めることができますし、このスタイルを続けてきたからこそできるアプローチだと思います。

たしかに、劇的な進化は無いかもしれませんが、ディティールは日々成長の過程にあると思います。味を付け足すことで深みを出していく秘伝のソースというわけではありませんが、鬼木フロンターレの進化と真骨頂を表現することができた試合だと思います。

〇 等々力に吹きこんだ「突風」

前半2得点を奪ったフロンターレは、後半もボールを支配し、3点目を狙って決定機を作るなど試合を優位に進めていきましたが、前田選手のゴールで雰囲気が一転させられました。正直、「やられた」という悔しい気持ちと、一連の素晴らしい流れに心を奪われてしまった自分がいる複雑な気持ちでした(笑)

ピッチを広く使いながら、中央でテンポよくボール繋ぎ、「何故かそこにいる」サイドバックの選手からのスルーパスに抜け出してシュートに持ち込む。まるで、風間監督が志向するサッカーが突風のように等々力に吹き荒れた瞬間でした。

パターン化しないからこそ、ピッチ上でスタイルを表現できるかが日々進化の証跡となる。肌感覚で触れて、同じルーツを持つチームだからこそ今後も対戦を重ねていきたいと強く感じました。

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以上です。猛チャージで首位の背中が見えてきました。しかし、連覇のために一戦必勝は続きます。まだまだ、シーズンはココから!さらに力強く前進していきましょう!!

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観戦記:明治安田生命J1リーグ:川崎フロンターレ-北海道コンサドーレ札幌

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9月15日、等々力で札幌さんとの試合を観戦。

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(悠様が手を叩き声をかける場面が見られるなど、アップ時から気迫が伝わった川崎イレブン)

9月最初の等々力。嫌な流れを断ち切り、広島追撃の流れを掴みたいところ。

試合は、7得点を奪った川崎が勝利。観戦を通じて感じたことは以下の通りです。

〇 我慢の時間帯を耐え凌ぐ

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(プロ初ゴールでゴールラッシュのトリを飾った田中碧選手が「あんたが大賞」受賞)

クラブ最多タイ記録の7ゴールを奪った川崎。公式戦3試合ぶりの勝利はもちろん、前月はウノゼロを含めた接戦の勝利が連続していただけに、懐かしさも感じるド派手な試合となりました。

ただし、序盤のフロンターレは被決定機の連続。都倉選手を活かしたロングボールの対処に苦しみ、自陣のビルドアップを潰されて一気にシュートまで持ち込まれる場面を何度も作られてしまい、我慢の時間帯が続きました。川崎も非常にミスが多かっただけに自業自得の状況でしたが、札幌さんのシュート精度等に助けられた側面はありましたが、何とか無失点で凌げたことがゴールラッシュの引き金になりました。

〇 川崎イレブンの徹底した狙い

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(3点目の起点となったビルドアップ潰し。ボールホルダーに3人でボールを奪う)

川崎のゴールの多くは、前線からの積極的なプレスによるボール奪取を起点としています。最終ラインに猛然とプレスをかけて一気にゴールを狙うかたちは、今季何度も見られておりますが、この日も前半途中から、川崎イレブンは札幌さんの最終ラインからのビルドアップに照準を定め、プレスの強度を上げていきました。

GK・クソンユン選手のバックパス処理の不安定さを突くという側面もありますが、ミシャ式のビルドアップは最終ライン3人で対応することから、川崎の前線4人+ボランチ(北斗・大島君)が参加することで数的有利を作り、ボールを奪うかたちを作ることに成功しました。攻撃時のビルドアップにおいて、前線からのプレッシャーの回避策=逃げ道が無い点は、長年解決できていないミシャ式の構造上の脆弱性が改めて表出したかたちになったと思います。

鬼木監督がよく述べられている「良い攻撃のための守備」を90分間継続することができたことが、7得点という結果に現れたのだと考えております。

〇 季節の変わり目で感じた「衣替え」

昨夜の試合時の気温は23.5℃。記録的な猛暑もひと段落した印象で、観戦する側としても「羽織るモノ」を欲するほどの心地よい観戦環境であったと思います。そして、ピッチ上においても衣替えを予感させる試合内容になりました。夏場の試合は、どうしても体力の消費が激しく、運動量をセーブしながらの戦いが求められました。

しかしながら、昨日のようなグラウンドコンディションであれば、走ることができます。夏場の試合であれば、前半の点差を活かしてセーフティに進めることを第一にしましたが、もっとアグレッシブに展開することができます。攻守の切替、球際の強さに推進力を加えることで、相手を圧倒する得点を奪う力を高めていきたいところです。

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以上です。この日は点差はついてしまいましたが、攻撃的なサッカーを標榜する札幌さんが相手だからこそできる仕掛けの多いアグレッシブな試合だったと思います。また、点差関係なく選手たちのアップ時から、最後の挨拶まで力強いサポートを続けていた札幌サポーターさんの熱い思いは対峙する我々にも伝わってくるものがありました。

サッカーを通じて日本を知る、それが自分にとって最大のJリーグの魅力であると感じておりますし、思いを共有することができる場であると感じております。もっともっと面白いサッカーを両チームで見せていきましょう。自分もまた北海道に行きます。バモス

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観戦記:ルヴァンカップ・川崎フロンターレ - 鹿島アントラーズ

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9月9日、味スタでルヴァンカップ(第2戦)を観戦。

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5年ぶりの等々力以外でのホームゲーム。ヴェルディの試合でホーム側に足を運ぶことはありますが、違和感ありますよね(汗)

鹿島さんに3失点を喫して完敗(合計スコアは2-4)。観戦を通じて感じたことは以下の点です。

◯ 突きつけられた現実

フロンターレは、日本代表への召集、怪我等による離脱に伴い、リーグ戦と異なる陣容で臨みました。第1戦は1-1で折り返したこともあり、選手たちも手応えを感じておりましたが、この日の試合は即席ユニットの脆弱性が隠しきれず、鹿島さんに先制点を許した後は苦戦を強いられてしまいました。結果論ながら、今いるメンバーでの最適解を見出すことができなかったのが敗退の遠因となったとも言えますが、連戦となるだけに鬼木監督の決断は仕方ないとも考えています。

また、鹿島戦の観戦記では、毎回触れておりますが、両チームにはベースとなるスタイル=勝利を引き寄せる戦い方を持つだけに「どちらのカラーが試合でより濃く出せるか」が大切だと考えています。さらに、ホーム&アウェー方式の大会方式を踏まえたプランを着実に遂行できるか、が鍵になってきます。

この日の試合では、鹿島さんが前半のうちに複数得点を奪って優位な展開に持ち込み、終盤は鹿島さんらしい試合の締め方で追い上げることができませんでした。

アウェイゴールが大きな意味を持つ試合で3失点、PKのみ2得点という結果は、リーグ戦のメンバーの高いスキルに頼りきっていたこと、サブ組がラージグループに入りきれていない現実を突きつけられたと思います。長いシーズンを戦うなかで戦力の底上げを図ることが大事であると常々感じておりますが、出場した選手たちには厳しい結果を受け止め、次に繋げて欲しいと思います。

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以上です。昨季はファイナルで悔しい思いをしただけに、今年こそという思いは強かったと思います。それだけにショックは大きいです。しかしながら、戦いは続きます。挫けることなく、1つ1つの試合を大切に選手たちと戦っていきたいと思います。

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