ぶらり人生途中下車の旅

ボンクラライフ

観戦記:秩父宮みなとラグビーまつり2017

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6月11日、秩父宮ラグビーまつり2017で開催されたサントリー・サンゴリアスとNSWワラターズのフレンドシップマッチを観戦。

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2年後にラグビーW杯を控え、大会に向けて、まだまだ盛り上がりという部分では物足りない印象がありますが、会場周辺を巻き込んだイベントとして盛り上げていくのは良い取り組みではないかと。

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フレンドシップマッチは、昨季のトップリーグ・日本選手権を無敗で駆け抜けたサンゴリアスが、世界最高峰・スーパーラグビーを戦う豪州の強豪・ワラターズに挑むという構図。

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トップリーグのオフシーズンは、どうしてもラグビーを見る機会が限られてしまいますが、今月は日本代表戦を含めて観戦機会が続くので嬉しいところです。

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(新加入の松井千士選手は期待大)

各国代表選手のテストマッチ等の関係から両チームともベストメンバーとは言い難い陣容ではありましたが、試合自体は見応えのある内容だったと思います。

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サンゴリアスはパスワークが光った。粘りのある繋ぎを見せて3トライを奪う)

特にサンゴリアスは、昨季の主軸を代表選手で欠く中で新加入の田村選手やルーキーを含む若手選手が奮闘し、攻守ともに粘りのある戦いを展開。テンポの良いパスワークはミスが少なく、サッカー風に述べれば「人とボールがよく動く」ラグビーに観客も大いに沸いておりました。

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(ワラターズの迫力のある攻撃は見ていて良い刺激を受けました)

ワラターズも個々の選手の当たりの強さ、スピードといったところは流石の迫力。タックル時の説得力抜群の衝撃音には驚きの声が出ておりました(汗)

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特に、スクラムの部分では終始圧倒され、サントリー側は何度も崩されてしまいました。しかしながら、サンゴリアスFW陣の声掛けや気迫というのも伝わってきて見ていて胸が熱くなりました。

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ノーサイド。最後まで目が離せない良い試合でした)

終わってみれば2点差の接戦。サンゴリアス側は勝負にこだわっていただけに悔しさが残る結果だったのではないかと。非常に楽しかったのでクラブレベルの国際親善試合は、もっと増やして欲しいですね。

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観戦記:明治安田生命J2リーグ・東京ヴェルディ- 名古屋グランパス

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昨日は、味スタで東京ヴェルディのホームゲームを観戦。

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新監督を迎え、新たなアプローチで今季を戦う両チーム。試合はヴェルディが鮮やかな逆転勝利

試合を振り返ると、立ち上がりは押し込まれた名古屋が杉森の豪快な一発で先制すると、同点の場面までは主導権を握ることができたと思います。特に、後半15分頃までボールを握り続け、何度も決定機を作れただけに追加点を奪えなかったことが痛かったと思います。

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特に、この日の名古屋はGKからのビルドアップを改善すべく小林選手をCBに起用しており、奮闘してはいるものの、守備の場面のギリギリ感は否めなかったので、アップアップの状態でドゥグラスヴィエイラの鋭い突破はキツかったと思います。

自分は風間監督の率いる川崎のサッカーを見ていたので、小林選手の起用の意図はある程度理解できます。GKから受けたボールを中盤に送るため役割を担うことでチーム全体のテンポアップを図り、攻撃の効率性を高めることを主眼に置いたのだと推測します。ただし、当たり前ながら、最後尾に位置することは最後の砦になるわけで、ロングボールの対処、失点時のような相手の短期突破を防ぐというディフェンス面のタスクが発生し、その負担は中盤と大きく異なるものと思います。

双方のタスクを対応できる人材を鍛え上げることができるのか、風間監督が今後を戦っていくうえで非常に重要ではないかと感じる試合でした。

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一方、ヴェルディについては、攻撃における積極性もさることながら、終盤の守り方を見ていると今年の守備力はかなり高いという印象。冨樫前監督時もハードワークとファウルで僅差を勝っておりましたが、今年のヴェルディは型をもってスマートに守れていたと思います。ロディーナ監督の仕込みの部分が非常に良かったのではないかと思います。

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以上です。今季のJ2は、各チームの戦術に多様性があり、サッカーファンとしても非常に見応えのあるシーズンであると思います。Bリーグ閉幕は残念ですが、夏以降のサッカー観戦が楽しみになるような試合でした。

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観戦休題:データで楽しむ野球観戦

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木曜日は、ZOZOマリンスタジアムでセ・パ交流戦を観戦。

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この日は、マリーンズが企画する「データで楽しむ野球観戦」*1に参加しました。

日本におけるセイバーメトリクス分析の第一人者である、統計学者・鳥越規央先生が1試合を通じて様々な野球に関するデータについて講演・解説を聞きながら観戦できるという企画。以前より気になっていたのですが面白かったです。

イベントのスケジュールは、鳥越先生による講演会と解説付観戦の2部構成。

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講演会では、試合展望とともに、対戦する2チームの6月までの戦いぶりについてデータを交えて振り返りました。個人的に興味深かったのは、チーム得点・失点の5試合単位の移動平均を用いてチーム状態を可視化した得失点移動平均の推移のグラフ*2。グラフの動きを見ると、チームの好不調の波がよくわかるとともに、今季のチームの特徴を知ることができました。

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講演後のイヤホンセットを利用して鳥越先生の解説を聞きながら観戦では、日々のテレビ観戦はあまり聞くことがないような両チーム・選手に関する様々なデータを交えての観戦ということで新鮮な体験でした。

また、データ通りの結果になることはもちろん、真逆の結果・展開になる点も面白さのではないかと思います。特に、この日は、味方による援護率が2点台を切っていることが不安視されていた先発・唐川投手が大量援護を受け、バットと球筋の距離が大きく開いていた点を指摘されたパラデス選手がヒットで出塁するなど、ロッテ側としては良い意味で想定外の展開が連発していて楽しかったです(笑)

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正直、マニア向けの企画だと思いますが、参加者数をみると一定の需要があることも感じましたし、ボックス席の設置等によるハード面とは異なるアプローチの多角化という趣旨を含めて面白い企画だと思いました。競技に関する理解を深めながら観戦を楽しめる点では、他の球団・スポーツ等でも是非開催してほしいところです。

勝てる野球の統計学――セイバーメトリクス (岩波科学ライブラリー)
 

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観戦記:ACL・川崎フロンターレ‐ムアントン・ユナイテッド

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火曜日は、等々力でACLラウンド16の第2戦を観戦。

試合は、4得点を奪った川崎が勝利(合計スコアは7-2)。見事、9年ぶりのベスト8進出。試合を通じて感じたことは以下の通りです。

 

〇 「カップ戦の戦い方」を改めて学ぶ

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本大会に限らず、カップ戦に代表される短期決戦では「何が起こるかわからない」という想定外の事象が発生しうることは、スポーツ観戦者、あるいは経験者の多くの方が意識されていると思います。さらに、本大会のように、国内のリーグ戦と並行開催されている場合は、対戦に至るまでのチーム状態が非常に重要であると改めて感じました。

この点について、今回のムアントン戦に関しては、5月中の連勝を重ねた中で迎えられたことに加えて、Jリーグ側の日程面の配慮により、連戦に伴うコンディション面の厳しさも緩和できた点もあり、非常に良い状態で迎えることができたと思います。

また、H&A形式のノックアウトステージにおいて、第1戦で勝利+大量アウェイゴールを奪ったことが、本当に大きかったと思います。たしかに、1位突破チームが180分の「後半」(第2戦)をホームで迎えられることは優位に働くと考えておりますが、1つのアウェイゴールが大きく影響する独特の難しさがあることから、状況によっては前提が大きく揺らぐ可能性も大いに秘めています。だからこそ、2試合トータルの戦い方について、スコアを含めたマネジメントが重要であると再認識する2試合だったと思います。

〇 現在の川崎を象徴する4ゴール

結果論ではありますが、この日生まれた4ゴールは、川崎の現在位置を色濃く表現するゴールだったと思います。

5月の得点を振り返ると、よく言われるところの「フロンターレらしい」パスワークを駆使したゴール前の崩しによるゴールの割合が増えてきたと思います。サイドでボールを保持してもゴール前の人垣に跳ね返されてしまうケースが散見されましたが、メンバーが戦列復帰し、試合数を重ねて連携も深まったことで、崩しの動きが作り出せたことができたと思います。

一方、3点目のネット選手のゴールに代表されるようにセットプレーを起点とした得点は今季の新たな傾向であり、厳しい戦いが続いたACLの戦いの中でも貴重な武器になっていると思います。

そして、攻守に貢献した阿部選手、得点をあげたハイネル選手や長谷川選手は、5月に存在感を大きくアピールした選手たちである思います。充実の5月は、彼らの躍動なくして語らないと思いますし、今後の活躍にも期待したいところです。

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以上です。クラブの過去最高に並ぶベスト8、1試合を大事にして高みを目指して行きたいところです。

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観戦記:Bリーグ・川崎ブレイブサンダース - 栃木ブレックス

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昨日は、代々木第一体育館で「B.LEAGUE FINAL 2016-17」を観戦。

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アルバルク東京との死闘を制してファイナルに進んだ川崎は、栃木ブレックスと対戦。

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試合は、接戦を制した栃木がBリーグ初代王者の栄冠を手にしました。試合を通じて、感じたことは以下の点です。

 

〇 バスケ、Bリーグの「らしさ」が詰まった40分間

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大河チェアマンも述べていたと思いますが、Bリーグ全体の講評の中で「接戦が多い」という記載を読んだことがあります。

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対戦時の順位等は関係なく、試合終盤まで僅差で推移する試合が多いということは、実際に観戦していて感じたことでもあります。振り返ってみれば、開幕戦となったA東京と琉球の対戦もそうでしたし、プレーオフの試合も死闘と呼ぶに相応しい展開の試合が続きました。そして、最高潮の盛り上がりで迎えたファイナルもまた今季のリーグを象徴するような試合になったと思います。

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バスケ観戦に関しては1年未満の人間からすれば、今まで経験したことがない緊張感で何度も深呼吸をしながら試合を見ていました。そして、感想において繰り返し述べているところですが、接戦になればなるほど、1つのプレー、ショットに対する重みを実感します。

終盤に差し掛かり、良い守備から攻撃を継続し、攻撃ターンを沈めてきた栃木に対して、リバウンド、セカンドボールを拾えずに苦しんだ川崎の構図の中で、試合の分岐点となったのが、スパンクラーのアリウープ失敗、その直後に栃木が追加点で引き離されたところだと思います。あの1本が決まっていれば、という観戦を経て感じる重みこそバスケの大きな魅力であり、コート上に立つ選手たちの凄さを実感する瞬間でもありました。

普段よりも多くの人が目にしたであろうファイナルの試合で「らしさ」が凝縮された試合が展開されたことは、バスケットの魅力を伝えるプロリーグとしてのミッションを踏まえても、非常に良かったと思います。 

ブレックスネーションが作り出した「圧」と「熱」

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試合開始1時間前に試合会場に入ったときに「え????」という大きな衝撃を覚えました。駆け付けたファン数では、栃木のファン=ブレックスネーションが、ブレサンファミリー(篠山選手風)を圧倒、代々木が黄色に染まっていました。

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仮に川崎が攻撃時のBGMが使えなかったらと考えたら、ゾッとするほど、応援のパワーもすごかったです。印象的だったのは、前半の川崎のフリースローの場面で、ブレックスネーションのブーイングの圧力の前に外す場面が何本かありました。プロの選手たちに圧力をかけられるパワーを体感し、まだ驚きを覚えました。

「圧」だけではなく「熱」も凄かった。ホーム側ながら四方をブレックスネーションに囲まれる筆者も過去最大級(ゴル裏のボリューム)で応援していたのですが、多勢に無勢なだけではなく、1人1人が熱のある声援を40分間展開で応援する黄色の集団の前に圧倒されてしまいました。

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田臥選手がコート上で体現する闘志をブースターが体現するような栃木の熱のある応援を見て、川崎の応援に駆け付けた人々の誰もが、とどろきアリーナ、そして大舞台で同じような空間を作りたいと感じたと思います。

セミファイナルで作り出したホームの雰囲気、あるいは、普段より等々力陸上競技場で見ている光景を見ている人間からすれば、決して不可能なことではないと思います。スポーツ不毛の土地と呼ばれた都市から脱却を図りつつある、この街の伸びしろは、ブレイブサンダースの成長にあると考えております。

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この光景を目に焼き付けて、この舞台に戻ってきたいと思います。

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以上です。敗戦の悔しさは一回りくらいしてからジワリくる系ですが、自分の中で「悔しい」と感じるようになったのは、それだけバスケが好きになった証拠なのだなと思いました。

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あっという間に駆け抜けた元年、バスケの面白さを伝えてくれたBリーグに感謝。栃木ブレックスの皆さん、優勝おめでとうございます。川崎ブレイブサンダースの皆さん、お疲れ様でした。

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観戦記:明治安田生命J1リーグ・鹿島アントラーズ-川崎フロンターレ

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昨日は、カシマスタジアムで鹿島戦を観戦。

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ACLラウンド16を含めた連戦に突入。怪我人が復帰し、今季初のリーグ連勝を飾るなど結果も出てきた川崎。この流れを継続していきたいところ。

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試合は、鹿島さんに押し込まれる時間を多く作られましたが、数少ないチャンスを活かして勝利。試合を通じて感じたことは、以下のとおりです。

◯ 今季の川崎に欠かせない攻撃

先制点の場面は、自陣内での好守からロングカウンターによる得点です。
先日の新潟戦におけるハイネル選手のゴールもそうでしたが、長い距離の一気にゴールまで結びつけるかたちは昨季の川崎には見られなかった攻撃アプローチであったと思います。

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人数をかけてショートパスを繋ぐだけではなく、長い距離のボールを使った仕掛けのアプローチは2月の水原戦からも垣間見えましたが、長谷川選手やハイネル選手が持ち味を発揮できるようになったことで身を結びつつあります。
また、今季は押し込まれた時に自陣内で身体を張って守る部分を強く意識しておりますので、守備に多くの人数を割くため、反転攻勢は少ない人数で実行しなければなりません。厳しい局面は割り切って守る上でも、このような攻撃は欠かせないアプローチであると考えております。

◯ 守備の個人戦術を組織化できるか?
結果的に完封は出来たものの、怪我人を多く抱える鹿島さんの連携面や精度に助けられた部分も強く感じるので、正直なところ得点と同じ数の失点してもおかしくはない内容だったと思います。
特に、磐田戦と昨日は、対人守備や高さに抜群の存在感を見せるエドゥ選手、好セーブで得点を許さなかったソンリョン選手の個の力に助けられているだけに、改善点は多くあると思います。
例えば、前線が攻撃時に流動的に動く反面、守備時の位置が曖昧になることが見受けられ、相手のサイド攻撃に対する圧力が上手くかからず、自陣深くまで押し込まれる場面は何度か見られました。
適切な人数をかけた守備と球際の強さで簡単には起点を作らせなかった鹿島さんの中盤の守備は、ベストメンバーが揃わない中でも高いレベルで表現できていただけに、その差を強く感じました。
私は、今の守備のままでは強い個の攻撃と対峙した時に瓦解すると思います。攻撃と同様に守備に関しても個と組織を上手く融合させて、さらに高いレベルを目指して欲しいと考えています。

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以上です。上昇の機運が気流に変わりつつあるだけに、結果を出しながら内容も高めていければと思います。次はアジア8強をかけたムアントンとの大勝負!

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観戦記:明治安田生命J1リーグ・ジュビロ磐田-川崎フロンターレ

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日曜日は、ヤマハスタジアムジュビロ磐田戦を観戦。

試合は、阿部選手と長谷川選手のゴールで川崎が勝利。試合を通じて感じたことは以下の通り。


◯ 高まる連携と迫力


前半の川崎は、序盤の相手攻勢を凌いだ後、決定機を何度か作りましたがカミンスキー選手を中心とする守備を崩すことは出来ませんでした。

先制点の場面は、後半早々に生まれました。先制点の直前も悠様のシュートを好セーブで阻まれる場面があるなど、得点の匂いを誰もが感じていただけに、良い時間帯にチャンスをモノに出来たのは大きかったと思います。

得点の場面は、憲剛さんからのボールを受けた悠様のスルーパスを阿部選手が抜け出してシュート。3選手の高い連携と技術の高さが生み出した「らしい」ゴールであったと思います。徐々にピッチ上で一緒にプレーする時間が長くなってきたこともそうですが、阿部選手の適応力・技術力の高さに改めて感じるゴールだったと思います。

前半の終わりから後半の得点までの間は、川崎の時間帯だったと思います。得点には至らなかったものの、決定機の場面もテンポの良いパスワークからゴール前まで運ぶなど、相手にとって怖いと感じるようなプレーが見せられたと思います。

新潟戦、イースタン戦と攻撃面を押し出して連勝を重ねたことは自信にも繋がっていると思いますし、相手のプレッシャーが強い場所やプレースピードが上がった時の精度の部分は改善の余地があると思いますので、まだまだ高めていってほしいところです。

〇 守備における判断

完封勝ちで終えたものの、序盤と後半の多くの時間帯は磐田さんに押し込まれる時間帯が続きました。試合後のコメントを見ると、各選手とも冷静に対応する部分を強調しておりまして、観戦者が感じるほどの焦りはなかったようですが、それでも多くの決定機を作られたことも含めて、試合運びには課題が残ったと思います。

鬼木監督は、ピッチで展開される非常によく観察して動きます。だから、押し込まれた場面では躊躇なく守備的なカードを切り、耐久性を高めようと手を打ちますが、できればピッチ上の選手たちで上手くコントロールできればよいかなと思います。守備における状況判断という部分に取組んでほしいところです。

また、前線からプレスに行く場面も、本来の位置から大きく離れての守備参加は献身性という点では大きく評価できると思いますが、一方で本来の位置に大きくスペースが生まれてしまいますので注意したいところ。2,3人分の働きを見せる阿部選手の躍動は頼もしい反面、チーム全体で上手く、効率良く守れるようにしていきたいところです。

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以上です。厳しい試合が続きますが、何とか乗り切って高みを目指していきたいところです。頑張ってサポートしていきましょう。

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