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ボンクラライフ

【休日企画】プロレス/格闘技DVD批評


PRO-WRESTLING NOAH DESTINY2005 7.18東京ドーム大会 全試合収録版 [DVD]


第14回:「PRO-WRESTLING NOAH DESTINY 2005
ようやく買いました、詳しくは7月18日の感想にて。
生観戦も含めて何度も見ていますが、改めて感想を書きます。


■収録概要について
今年の大会名「DESTINY」とは、「運命」「宿命」という意味を持つ。
小川良成小橋建太三沢光晴(敬称略)、それぞれのデスティニーを
62000人が見守った激闘、全9試合が余すことなく詰め込まれている。


■見終わって
今回は、あえて非プロレスファンの人にも解るような文にしたい。
この大会の前後、私は有名な『グラップラー刃牙 (外伝) (少年チャンピオン・コミックス)』を読みました。

“プロレスラーは技を逃げちゃいけない”
“敵の攻撃は全て受けてみせる”

これはマウント斗羽のセリフですが、私も大好きな言葉です。
私にとってこれが総合格闘技とプロレスの最大に違いだと思っています。


↑のセリフを現在も最も見事に体現しているのが、小橋建太選手です。
小橋選手は先輩でも後輩でも、雪崩式でも関節技でも、全てを受けきってきた。
マンガで言う「敗北ギリギリまで相手の攻撃を受けきり 紙一重で逆転!!!」だった。
今年の3月までのGHCヘビー級王者の防衛戦がまさにそれであった。


今年のドームでの佐々木健介戦、小橋選手はまたも激闘を演じた。
200発近い逆水平チョップ合戦を始め、相手の全てを引き出したのだ。
小橋選手は佐々木選手の全てを受けた上で、己の“豪腕”を引き抜いた。

小橋建太○(23分38秒 剛腕ラリアット→体固め)×佐々木健介


週刊プロレスではこの試合を『カタルシス』という言葉で表現した。
入場にボルテージが高まり、攻防に胸が躍り、カウント2にハラハラする。
そして勝者の喜びを分かち合い、同時に敗者の健闘ににも惜しみない拍手を送る。
私が好きなプロレス、最高の「プロレスカタルシス」が詰まった大会だった。


■個人的満足度:★★★★+★×0.5
(二人のチョップカウンターをつけてほしかったなぁ)