ぶらり人生途中下車の旅

ボンクラライフ

FictionJunction YUUKA『Destinaiton』


Destination (初回限定盤)(DVD付)


■収録概要
梶浦由記の新ユニット「FictionJunciton」が始まって約1年半。
南里侑香(=YUUKA)を加えた「FictionJunction YUUKA」の初アルバム。
ヤンマーニ”こと「nowhere」やヒット曲『暁の車』など、全12曲収録。
初回限定版には最新曲『焔の扉』のPVのDVDが同梱されている。


■聞き終わって
『NOIR』で梶浦サウンドに出会って以降、一通り聞いている。
自分なりに梶浦・See-Saw・Fiction Junction YUUKAについて考えてみた。

①梶浦:ストリングスorピアノ+耳に残るコーラスワーク
(代表例「canta per me」「key of the twilight」)
See-Saw:①+力強さを感じる石川千亜紀のボーカル
(代表例:「優しい夜明け」「あんなに一緒だったのに」)
③FicitonJunciton YUUKA:①+丁寧に、だが芯の強さを感じるボーカル
(代表例:「瞳の欠片」「暁の車」)

ベースとして梶浦サウンドは健在、③でのヤンマーニはいい例だ。
②と③の違いはボーカルスタイルではないか、石川さんには力強さがある。
(もちろん、一辺倒でないことはアルバム「Dream Field」でも明らかだが)
ナンリエッタの場合、基本的に丁寧に歌いこんでいるというのが私見である。
対して、サビパートでは蒼い炎のような、静かな強さを数多く感じるのだ。
私は、今回のアルバムを聴いて、それを再認識する形となったといえる。


■オススメの一曲:「聖夜」
これからのクリスマスシーズンにピッタリの一曲ではないか。
聖夜を印象づける鈴の音のような音も聞こえる、ゆったりとしたサウンド。
ボーカルとコーラスワークも見事なコンビネーションを見せている。