山本七平「日本はなぜ敗れるのか―敗因21ヵ条」

夏の課題で読んでいた本をようやく読破、長かった。
太平洋戦争の敗戦の原因っていうのは
「ミッドウェーで勝っていれば」 とか「物量が同じだけあれば」と言う人が多い。
だが、どうやらそれだけの問題ではないというのがこの本です。
ある兵士の手記から、現代にまで続く日本・日本人の問題点というのを言及しています。
今までとは違った切り口、特に“芸”の絶対化とかはうなずかされた。
最近、こういう本を読んでいなかったのでとても良い刺激になったと思う。