ぶらり人生途中下車の旅

ボンクラライフ

観戦記:ACL・川崎フロンターレ-メルボルン・ビクトリー

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3月7日、等々力でACLグループステージを観戦。

試合は、終了間際にPKで追いつかれて悔しいドローとなりました。試合を振り返って感じたことは以下の点です。

〇 「陸戦型」フロンターレで奪った2ゴール

土曜日の湘南戦から中3日で迎えた川崎ですが、ACLは2連敗を喫しているだけにスタメン変更は小規模。相手の特徴を意識して組まれた布陣は機能していたと思います。

試合を通じて、大きな体格を生かした空中戦で圧倒する高さ、フィジカルコンタクトの強さが印象に残ったメルボルンでしたが、川崎は1トップ:悠様、トップ下:家長、SH:阿部・ノボリの各選手を起用して対抗。

攻撃ではボールの流動性を高め、守備は相手との競り負けない球際の強さを発揮できる面々を並べたことで、序盤から主導権を握り、相手の守備判断を上回る連動した攻撃で決定機を作ることで先制点を奪うことが成功しました。

同点で迎えた後半の勝ち越し点についても、サイド起点で仕掛けのかたちから相手守備を崩すことができました。川崎らしい形でゴールを奪うことができなかっただけに、この日のゴールでまた一歩前進できたと思います。

〇 「割り勘できない」失点から考える、詰めの作業

しかしながら、試合は2度のリードを守り切れず、悔しい引き分けとなりました。特に後半は、相手の決定機をほとんど作ることなく試合を進めていただけに、アディショナルタイムにPKを許してしまいました。

個人的に「失点はチームの割り勘」の考えを持っており、個々の選手に責任を押し付けたくはありませんが、局面の判断・対応の誤りが失点に繋がった事実は見過ごせません。試合を通じてみると、自分たちの攻撃の時間を長く作ること、粘り強い守備対応で相手の攻勢を凌げているものの、際の部分のワンプレーで上手くいかず追加点を奪えない、あるいは失点に繋がってしまう状況を見ると、チームとして詰めの作業が必要なのではないかと思います。

ビルドアップ時に相手のプレッシャーがある状態でボールをしっかり動かす、相手の動きを外した味方が出したボールを止める、対面にいるボール保持者に対して前から奪いにいくべきか否かを見極める等。まだまだ、プレーの選択等で危ういと感じる場面もまだ多いと思います。判断スピード、そしてワンプレーの精度を上げていくことで勝ち切れるようにしてもらいたいと強く感じる試合でした。

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以上です。何が何だかわからない状態でPKで失点して試合が終わったことから、茫然としていました。非常に厳しい結果になりましたが、突破の可能性がある限り、辛抱強く応援を続けていければと考えています。

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