3月3日、秩父宮ラグビー場でサンウルブズのホームゲームを観戦。
創設3年目となる今季のサンウルブズは、日本代表のジェイミー・ジョセフHCを招聘、強豪・チーフスで活躍していたリーチ・マイケルが加入する等、来たるべき2019年W杯、さらに大会後のレガシー作りを意識した編成で臨んでいます。
【#スーパーラグビー 2018🏉】
— J SPORTS【サンウルブズ全戦放送】ラグビー公式 (@jsports_rugby) 2018年3月3日
第3節 #サンウルブズ 🐺vs. レベルズのハイライトをアップしました!
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久々の現地観戦となったレベルズ戦を通じて感じたことは以下の通りです。
〇 ラグビーにおける「球際の強さ」とは?
ウィリアム・トゥポウが反撃のトライ!
— J SPORTS【サンウルブズ全戦放送】ラグビー公式 (@jsports_rugby) 2018年3月3日
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前半、レベルズに2トライを奪われて先行を許したサンウルブズでしたが、残り20分で同点に追い付く展開。
フィジカルコンタクトはもちろん、ハイパントキックを利用して動かすラグビーを展開する両チームの空中戦の攻防など、SRならではの濃密な試合内容を見ることができました。
前半は上手く巻き返して同点で折り返しただけに、後半早々にレベルズのバックスからの連動したアタッキングで連続してトライを奪われる展開。
中央に走り込む選手を見せることでサンウルブズの選手を引き付けて、外側に走る選手に繋ぐ流れは鮮やか。今季の編成が大きく変わったチームとは思えないような連携の高さから、素人ながらラグビー大国のレベルの高さを改めて実感させられる場面でした。
また、代表戦でも見られる、ブレイクダウンを狙う相手の球際の強さも本当に際立つ試合でした。積極的に前に出る・ボールを奪いに行く姿勢に対して、サンウルブズがターンオーバーされてしまう、ハンドリングミスを起こす場面は何度も見られました。強さの部分を見せられるか否かは、SRを戦う上で重要な部分だと思わされる試合でした。
〇 サンウルブズ、興行としての現在位置
現地観戦は2016年シーズン以来となったサンウルブズのホームゲーム。
個々の観戦スタイルに応じた座席レベルの設定や企画チケット、ハーフタイムショーなどのイベントも充実し、プロスポーツの興行としてのスキルは着実に進化している実感は受けていました。
三菱地所スーパーラグビー2018 ヒト・コミュニケーションズ サンウルブズ vs レベルズハーフタイムショー、あたたかく迎えてくださりありがとうございました!「ノーサイド」リリースから1年、夢が叶いました。生で観戦もさせて頂き、その迫力と皆さんの熱い声援に胸を打たれました。ウルビーとも🏉✨ pic.twitter.com/LxePJDmHd5
— 瀧川ありさ (@AlisaTakigawa) 2018年3月3日
一方、興行のバロメーターたる集客という点では「厳しい」と感じる部分もあります。
最高級のラグジュアリーゾーン(メイン中央)、座席価格が安価な自由席は満員だったのに対して、バックの指定席およびメインスタンドの両サイドの指定席は空席が目立っていました。
サンウルブズのパフォーマンスに関しては、準備不足が一番の原因だと思うのでそんなに心配してないけど、この数字は嫌でも気になる。
— Yusuke Hama (@loverugbyjp) 2018年3月3日
3月03日入場者数 11,181人 41%
2月24日入場者数 14,614人 54%
こっちの方が深刻かもしれない。#rugbyjp #sunwolves
私見ではありますが、やはり、国内で開催されるトップリーグ、あるいは日本代表戦と比較すると、チケット代が少しハードルになっているのでは、と考えたりもします。
また、SRの知名度が高まらず、リーチ・マイケルをはじめ、日本のトップ選手が集結した編成であるというインパクトも伝えきれていないのも「勿体ない」と感じています。
試合ではなく、先日のスクールウォーズ上映禁止だけが大きく取り上げられるのも非常に残念です。世界のトップ選手たちのプレーを間近で見られるSRは、トップリーグ同様、W杯を盛り上げていくために重要だと思います。
超満員の秩父宮が持つ独特の雰囲気を知るだけに、TOP5を目指す部分とともに、勝利に飢えたオオカミの群れを集める=満員を目指してほしいなと思いました。