ぶらり人生途中下車の旅

ボンクラライフ

観戦記:明治安田生命J1リーグ・ジュビロ磐田 - 川崎フロンターレ

f:id:y141:20180227081618j:image

2月25日、エコパスタジアム明治安田生命J1リーグ開幕戦を観戦。


試合は、憲剛さんの全得点に絡む活躍で川崎が公式戦連敗をストップ。試合を通じて感じたことは以下の点です。

◯ 優位性を生かし、勝ち切る

f:id:y141:20180227084056j:image
ゼロックス杯・ACLで3連敗を喫した川崎。非常に厳しい現実を突きつけられたチームでしたが、その経験値が大きな優位性を生むことができたと思います。
もちろん、磐田さんも名波監督が継続性を打ち出してはいますが、初の公式戦ということで、プレースピード、選手間のイメージの共有といった部分において試合勘の差は非常に大きいと考えていました。だからこそ、磐田さんがテンポを掴む前に先制点を奪いたいという思いも強く、憲剛さんの一撃は大きなものになったと思います。
また、後半の磐田さんの攻勢に対して身体を張り、何とか耐えることが出来たのも、実際の公式戦をこなし、苦しい経験をしてきたからだと思います。ゼロックス杯やACLでは、昨年のように粘り強く戦うことが出来なかっただけに、苦しみながらの完封勝利は自信に繋がればと思います。

◯ 2年目の鬼木フロンターレ
この試合のポイントとなったのは、鬼木監督の選手起用とプランニングであったと思います。
鬼木監督は、試合後会見で「相手との兼ね合い」という言葉を何度か使ったように、磐田さんの特徴を踏まえた選手起用で開幕戦に臨んだことを明かしています。
1トップの位置で体を張りながらボールを収めることが出来る知念選手は、相手にとって嫌な存在になったと思います。2点目の起点となった突破のような強さの部分もある選手だけに、他のFW陣にない武器を活かし、飛躍を遂げられる可能性を大いに感じる活躍だったと思います。
また、今季初出場となったエドゥアルド選手も試合序盤は苦戦する部分もありましたが、アダイウトン選手の鋭い突破を見事なカバーで防ぐなど、良いプレーを見せられたと思います。彼もまた、谷口・奈良両選手と異なる武器を持つだけに、その特徴を持ってCBのポジション争いを再燃させてほしいところです。
私見ではありますが、選手層の「厚み」とは何かといえば、名のある選手をベンチに置くほど抱えたり、ローテーションすることではなく、対戦相手や試合中のシチュエーションに応じて組み替えることで、(バスケ風にいえば)様々なケミストリーを与えられることではないかと思います。深読みかもしれませんが、2年目の鬼木フロンターレが目指す、進化の扉はこの部分にあるのかもしれないと考えています。

f:id:y141:20180227082401j:image

以上です。試合運びを含め、90分を通して良い試合だったとは言い切れなかったと思いますが、攻守の切替、球際に強く、最後まで走り切ったイレブンの姿勢は次に繋がるものだと思います。バツを重ねた分、ココからはマルを重ねていければと思います。

f:id:y141:20180227082414j:image

にほんブログ村 サッカーブログ 川崎フロンターレへ
にほんブログ村