ぶらり人生途中下車の旅

ボンクラライフ

山本小鉄『プロレス金曜8時の黄金伝説』


プロレス 金曜8時の黄金伝説


■この本は
鬼軍曹、私の世代だとワープロ解説者として有名な山本小鉄さん。
この8年ぶりの著作では、プロレスや格闘技を小鉄さん流に一刀両断!
往年の道場長の経験から述べる「道場論」、また現役時代の面白い話。
外人や先輩・現役レスラーの知られざるエピソードなど、様々である。


■読み終わって
新日道場の話が割と多かったが、スクワット7000回って…。
キングオブスポーツ」という代名詞に恥じない、非情なまでの練習量。
関節の「取りっこ」、つまり総合技などは彼らが練習でやっていたことで
様々な格闘技を取り入れた総合的な練習をこなしていたらしい、驚いた。
UWFを作った人々も元新日、昔の新日レスラーは総合格闘家だったのかも。


今の自分を含めた若者には、こういったガムシャラさが足りない。
科学的、合理的というのも大切かも知れない、だが気持ちも肝心だ。
ハングリーや根性、確かに時代遅れかもしれないが自分は大好きなのだ。
そんなハングリーな目をしたレスラーは、今の新日には少ないかもしれない。