ぶらり人生途中下車の旅

ボンクラライフ

観戦記:Bリーグ・川崎ブレイブサンダース-サンロッカーズ渋谷

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昨日は、トッケイセキュリティ平塚総合体育館Bリーグチャンピオンシップ2016-17のクオーターファイナルを観戦。

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中地区優勝・勝率1位でチャンピオンシップに進出した川崎は、同じ地区で激闘を繰り返した渋谷(ワイルドカード)と対戦。

 

〇 激戦を制した川崎の底力と集中力

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試合は3Q終了時まで非常に緊迫した展開。序盤にリードを奪った川崎が突き放し、渋谷が猛追する展開となりました。

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川崎は、ファジーカス選手がインサイドで決定力を発揮する得意の形は多く作ることができませんでしたが、この日は絶好調だった篠山選手をはじめ、スリーポイントを含めた外からのシュートで得点を積み上げました。

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一方、渋谷は、速攻からの仕掛け、サクレ選手、アイラ・ブラウン選手がインサイドで強さを発揮して得点を積み上げ、点差を広げられても一気に詰めてくる攻撃力を発揮。3Qに同点まで持ち込まれた場面で逆転されなかったのが良かったと思います。

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目まぐるしい攻防に対して「カウント2.9」プロレスのような高揚感で迎えた4Q、川崎の攻撃は見事でした。

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篠山選手の連続スリーポイントでリードを広げ、辻選手も負けじとスリーポイント、ファジーカス選手は難度の高いシュートで突破、仕上げはファジーカス選手のアシストによるスパンクラー選手の豪快ダンク。

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各選手の好調さに加えて、勝負所で見せた高い集中力の双方が見事に体現された濃い10分間を終えて、89-75で見事に勝利。

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レギュラーシーズンに積み上げた勝ち星は、数多くの修羅場、負傷者に伴う苦しい台所事情を乗り越えて掴んだものであることを改めて実感する勝利でした。

〇 平塚でも「KAWASAKI HEART」

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また、この日は会場の雰囲気も良かった。大事な試合をホーム・とどろきアリーナで開催することができなかった川崎ではありましたが、本年に入って推し進めてきた「KAWASAKI HEART」のスローガンのもとに良い一体感を作ることができたと思います。選手だけでなく、チームに関わるスタッフやファンも含めた成長・到達点を垣間見ることができた光景だったと思います。

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GWの観戦を通じて、ホーム感の演出という点には「上には上がいる」ということを痛感したところですが、1人でも多くの観客をハートビートさせることが、さらなる成長の糧になると信じて熱い試合・応援を見ていければと思います。

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以上です。勢いにも繋がる大きな1勝を挙げた川崎、セミファイナルに進出して川崎に戻ってきてほしいところ。そして「川崎を日本一に」!!

https://www.instagram.com/p/BUBvnffA4cA/

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観戦記:明治安田生命J1リーグ・川崎フロンターレ-アルビレックス新潟

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昨日は、等々力陸上競技場で新潟戦を観戦。

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(動物マスコット界の重鎮・ラスカルさん)

GW真っ只中のホームゲームということで、家族連れを中心に多くの観客が訪れ、今季初のチケット完売。

好調とは言い難い戦績を踏まえると嬉しい話あるとともに、混雑するスタジアムを見ておりますと、今後の運営に対して改めて不安に感じることも少なくない。

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試合は、ハイネル選手の初ゴール、今季初の3得点を挙げた川崎が勝利。試合を通じて感じたことは以下の通りです。

 

1.グッドタイムな先制点

試合内容を振り返ると「圧倒した」「上回った」という印象は皆無の試合だったと思います。特に前半は、新潟の前線からの圧力に手を焼き、細かなミスも多々発生したことから、危ない場面を何度も作られました。

前節・セレッソ戦(4月30日開催)から先発4人変更しただけでなく、大島選手は約1か月ぶり、エドゥアルド選手に至っては今季初の出場となり、試合の入り方には苦しむことは想定されましたが、前半30分くらいまでは苦しい時間帯が続きました。

そうした状況を踏まえると、前半のハイネル選手の先制点は「グッドタイム」だったと思います。人数をかけた相手の攻勢を凌いだ後に訪れた決定機、阿部選手の縦のボールと、相手の意表を突く動きで抜け出したハイネル選手のイメージがピタッとハマった素晴らしいゴールだったと思います。

2.時間と連携

後半は、阿部選手と悠様の2人の活躍が光りました。

今年の悠様のプレーを見ていると、フィニッシャーとしてだけではなく、自分がお膳立てをする「使う立場」としての役割を意識しているのがわかります。一方、試合を見ているとタスク過多気味にも見えてくるほど、独りよがりなプレーも散見されただけに心配していた部分もありました。

しかし、昨日の試合では、チームのリズムに馴染んできた阿部選手という理解者を得たことにより、得点とアシストの双方の結果を残すことができました。その意味では、初めて自身がピッチ上で表現したいと考えていたものが出来たのではないでしょうか。

そして、ダメ押しの3得点目を決めて全得点に絡んだラスカ、じゃなかった阿部選手の働きぶりは素晴らしかったです。

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(ヒロインを終えた阿部選手。高まる存在感)

開幕時からの守備の貢献性はもちろん、戦列復帰後の攻撃面でも存在感を見せてきましたが、昨日のように「フロンターレらしい」(DAZN解説の福田さん談)崩しのリズムの中に入れるようになってきたことは浸透度の高さを感じさせるプレーではないかと。

この点は、先述のハイネル選手もそうですが、他の選手たちとプレーする時間を地道に積み上げてきたことが実を結んだものと考えられます。選手間の相互理解が進むことで連携が深まることで、個の能力がチームに還元される良い循環が生み出しつつあります。耐えることが多かった4月を経て、新たな芽が生まれつつあると予感させる試合でした。

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以上です。まだまだ課題も多かった試合ではありましたが、攻撃陣が結果を残したことで今後の戦いにも大いに期待していける内容かと。憲剛さん、エウソン、そして家長選手の復帰が待ち遠しい。進化のための歩みを止めることなく、力強く踏み出せるように後押しできればと考えております。

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観戦記:Bリーグ・千葉ジェッツ‐秋田ノーザンハピネッツ

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昨日は、千葉ポートアリーナで開催された千葉ジェッツのホームゲームを観戦。

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激戦が続く東地区で3位につける千葉ジェッツは、東地区2位を目指した勝利を求めるだけでなく、ホーム最終戦となる今節に最多動員記録にも挑戦。

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結果としては、過去最多の動員数となる7327人を集め、秋田とのデッドヒートを制した千葉の勝利。試合を通じて、感じたことは以下の通りです。

 

〇 熱狂と強烈な光

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試合はバスケならではの非常に面白い内容だったと思います。千葉が4点リードで迎えた2Qは抜きつ抜かれつの攻防を繰り返し、秋田が1点リードして折り返すことに成功。

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この日の秋田は、各クオーターで攻守の粘りで流れを引き寄せ、攻撃力が持ち味の千葉を相手に最大10点差以内で抑えながら、スチールからの速攻や外からのスリーポイント等の様々なアプローチで得点を奪うなど、非常に良い内容だったと思います。

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本当に終盤まで激しい試合展開が続いておりましたが、その中で強烈な輝きを見せたのが千葉の「絶対髪形崩さないマン」富樫勇樹選手。

特に、後半は富樫ショーとも言わんばかりの圧巻のパフォーマンス。3Qに逆転されてリードを許した場面で見せたドライブからの得点やタイラー選手のダンクのアシスト、ラスト1分の同点の場面で決めたスリーポイントと咆哮。

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千葉ポートアリーナの熱狂の中心にいる富樫選手を見て「お金を払って見に行きたい」と思わせるようなスター性を改めて感じました。

〇 千葉で感じた「一体感」と「ポテンシャル」

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Bリーグ開幕を契機に各地のアリーナに足を運ぶ機会を経てたどり着いたのが観客動員数トップの千葉。

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オープニングセレモニーから展開される数々のド派手な演出に驚かされるだけでなく、観客が試合に没入していくための細かな仕込みも随所に感じ、バスケの試合を「プロの興行」としてショーアップするノウハウが土台にあることを強く感じました。

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また、ホーム最終戦に向けてクラブが掲げた動員目標の挑戦に対して、ブースターはもちろん、千葉を拠点に活動する他のプロチーム、Bリーグ熊谷市長までも巻き込んで作りあげた一体感が伝わってきました。

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7000人の観客が千葉ポートアリーナで作りあげた風景は、劇的な進化を遂げた日本のプロバスケットボールの現在位置と今後のポテンシャルを感じました。

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以上です。今日のような試合の風景を見られたことはスポーツ観戦者としても強く刺激を受ける試合となりました。

そして、川崎を応援する立場としては、天皇杯で敗戦した千葉にリベンジしたいという気持ちが強くなりました。足を運んで本当に良かったです。

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観戦記:第51回 全国自衛隊サッカー大会

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昨日は、味の素フィールド西が丘で全国自衛隊サッカー大会を観戦。

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以前より観戦してみたいと思っていた本大会ですが、記念すべき昨年の第50回大会は大会直前に発生した熊本での大地震により中止。今大会も緊迫する北朝鮮情勢と隣り合わせの状況ではありましたが、決勝まで無事開催することができました。

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勝戦は、横田入間基地サッカー部との「入間ダービー」を制した航空自衛隊FC.3DEPと最多優勝回数を誇る海上自衛隊厚木基地マーカスの対戦。

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前半は、厚木がボールを持つ時間帯が長かったのですが、少ないチャンスを決めたFC.3DEPが先制に成功して折り返し。

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FC.3DEPは対人の粘り強い対応、ベンチからの細かなコーチングが適宜伝達されるなど守備時の集中力も光る45分でした。

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後半、さらに攻勢を強めた厚木マーカスが佐々木選手のゴールで同点。

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その後も厚木マーカスが何度もFC.3DEPに迫りますが、GKの好セーブが光るなど必死の守備で凌ぐ展開。見応えのある攻防となりました。

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そして、延長突入か思われた後半アディショナルタイム厚木マーカス途中出場の池永3曹が劇的な決勝ゴール。

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プレーが切れればホイッスルが鳴りそうな時間帯でのゴールだけに、マーカスイレブンの勝利の執念が実を結んだようなゴールだったと思います。

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第1試合の3位決定戦もそうでしたが、ベスト4に残ったチームの対戦というのもありまして非常にハイレベルな試合内容だったと思います。短期間の大会による連戦、選手の年齢層も幅広なことも含めると局面で見せた激しいコンタクト、インテンシティの高さは、サッカーに限らず日々の業務で培った部分もあるのではないかと感じたほどです。

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近年、台風・地震等の災害出動等で自衛隊の皆さんの存在の大きさをより一層感じるだけに、サッカーファンとして応援できることは、こうした舞台を見守ることかなと思ったりもしました。有事や災害等もなく無事開催できることを願って、次回大会の観戦ができることを楽しみにしたいと思います。

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観戦記:明治安田生命J1リーグ・北海道コンサドーレ札幌-川崎フロンターレ

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日曜日は、札幌ドームで北海道コンサドーレ札幌戦を観戦。

ACLの広州戦の激闘を経て北の大地に乗り込んだ川崎でしたが、試合は1-1の引き分け。

◯ 目を揃える作業が続く攻撃陣

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川崎は、公式戦3試合連続引き分け。もちろん、対戦相手・試合内容ともに異なりますが、「決定機を多く作れていない」点は共通していると思います。

ただし、試合を見ていると守備的な戦い方を遂行するあまり、チームの重心が低くなり、攻撃の持ち上がりが重いというわけではなく、攻撃時のアプローチに改善の余地があるのではないかと。

私見ですが、この点はピッチ上の各選手における「目が揃っていない」が影響していると思います。例えば、ハイネル選手や長谷川選手の先発起用が続き、非常に良いプレーも見せておりますが、密集地帯でのプレー判断、憲剛さんや悠がボールを持っている時の動き方を見ると、まだ物足りない部分があるかなと感じます。また、悠様や憲剛さんを含めて、攻撃時に意識のズレ、同じイメージを描けていないと感じる部分は最近の試合では幾つかあります。

やはり、相手陣内のブロックを崩すためには、現在よりも攻撃のテンポを上げる必要があると考えておりますし、現時点の仕上がりでは甲府さんや札幌さんのような守備アプローチの相手に守りきられてしまうと思います。

他の新加入選手にも言えることですが、個人戦術となり得る、個々のプレースタイルの相互理解を深めるとともに、もう一段階「上から目線」でプレーできるように視野や頭の回転を高められるかが鍵になってくると思います。

攻撃面の整備・構築は、鬼木さんはもちろん、他のクラブの新人監督さんを見ても1つの壁なのだと感じておりますが、乗り越えて欲しいところです。

◯ 守備陣に対する手応えと期待

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また、ここ数試合、守備陣の奮闘が光るところですが、甲府戦にしても今節にしても「これしかない」という形でゴールを奪われてしまうのは残念なところ。

贅沢を言えば、もうひと踏ん張りができれば、無失点に抑え込めそうなほど、守備の安定感は出てきたと思います。武岡選手、エドゥアルド選手も戻ってきたことで徐々に厚みが出てくると思いますので、この点も今後に期待したいところです。

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難しい試合が続きますが、成長の歩みを止まっているわけではなく、チームの成長痛のようなモノだと考えております。踏ん張りどころですが、応援する側も引き続き、頑張っていきたいところです。

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観戦記:ACL・川崎フロンターレ- 広州恒大

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水曜日は、等々力にて広州恒大との試合を観戦。

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3試合連続ドローで折り返したグループステージ後半戦。中3日の連戦に加えて、怪我人の影響による苦しい運用が続く川崎ですが、生き残りには勝利が必要なところ。

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試合は、憲剛さんとノボリを投入した後半に攻勢を仕掛けたもののスコアレスドロー

 

◯ 鬼木監督の「度胸」と「課題」

観戦しながら「プラン通り」というフレーズが何度か思い浮かびました。

スコアレスで迎えた後半頭からベンチスタートの憲剛さん、さらに早い時間帯のノボリも投入し、相手陣内に押し込む流れを作ることで前半はなかなか見れなかった決定機を作りました。

結果としては、得点を奪って勝利とはいきませんでしたが、試合全般の流れは鬼木監督が想定した展開で進められていたと強く感じました。

前半は相手の攻勢を凌ぎ、後半に相手の運動量が落ちてきたところで攻撃のテンポを上げて勝負をかける。この点は、試合後の会見コメントで監督自身からも語られていましたが、憲剛さんとノボリを投入するタイミングもプランに織り込んで試合に臨んだと思います。

広州恒大スコラーリ監督は前日会見で「勝利へのプラン」があると述べておりましたが、鬼木監督も準備期間が限られた中で用意をしてい。そして、前半で試合を決められるリスクもあるプランを決断して遂行した鬼木さんの度胸を垣間見た気がします。

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一方、攻撃面の物足りなさ、得点を奪えていない部分については継続的な課題であると考えられます。

エウソンや大島君の離脱の影響は計り知れず、家長選手や阿部選手といった新戦力も不在。正直、試合単位で組合せを模索する状態が続いております。その中でもハイネル選手や長谷川選手を先発起用するなど積み上げは進めておりますので今は辛抱の時と考えたいと思います。

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以上です。新人監督ながら、歴戦の名将とビッグクラブを相手にプランを遂行する鬼木監督の采配には唸らされました。コーチとしての経験に長けた方でも監督しての手腕は未知数ではありますが、現在までの鬼木監督の戦い方に個人的に手応えを感じております。

正直、必要以上に試練ばかりといった印象はありますが、闘魂込めて頑張っていただきたいところですし、応援できればと思います。

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観戦記:明治安田生命J1リーグ・ ベガルタ仙台 - 川崎フロンターレ

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昨日は、ユアテックスタジアム仙台ベガルタ仙台戦を観戦。

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試合は、長谷川選手と森谷選手のゴールで川崎が勝利。試合を通じて感じたことは以下の点です。

1 .「ドラゴンロケット」長谷川竜也


怪我人続出のため、リーグ戦の再開初戦にも関わらず総力戦を強いられることになった川崎ですが、今季初先発の長谷川が先制点を挙げる見事な活躍を見せてくれました。
偶然にも、順天堂大の在籍時からプレーを見る機会があった長谷川選手ですが、彼の武器はドリブルを駆使した縦の推進力とシュート精度の2つだと思います。
ボランチの一角としてプレーした時期であっても、低い位置で受けたボールを自ら運んでゴールを決めるようなプレーを見たこともあり、どの位置からでも必ずゴール前で勝負する姿を必ず見せてくれた選手でした。
昨季においても、その攻撃スキルの片鱗を見せていただけに、度重なる離脱に胸を痛めていましたが、この日は復活の狼煙を挙げる活躍であったと思います。特にラインを上げてコンパクトな陣形を維持したいと考える今季の仙台さんとしては、長谷川選手は嫌な存在だったと思います。
また、先月の試合を見る中で悠様がポストプレー等で起点となった時に周囲に反応できる選手がいないことを課題としね感じていただけに、ペナルティエリアに入り込むタイミング、そしてゴール前の仕事ぶりを見ると、チームの今後に繋がる価値のあるゴールだったと思います。

2. 頭の体力勝負
今季の仙台さんは、今季のプレミアリーグを席巻するコンテ監督率いるチェルシーを参考にして構築した3-4-3の布陣で臨んでおります。
渡邉監督は、過去に述べていた「堅守賢攻」に代表されるように、ベースを大事にしながら攻撃における変化を付ける点に模索し続けていたと思います。その意味では、攻守のハードワークで堅守と多様な攻撃を作り出す今季のチェルシーに目を向けたのは「なるほど」と感じました。
実際に対戦してみて感じたことは、守備時は両WBが落ちると5バックに近い運用ができる点、攻撃時は横幅を使っている点が印象に残りました。それだけに、ディフェンスをこじ開けた悠様の突破は素晴らしかったと思います。
一方、ポゼッション時のビルドアップ、あるいはボールを繋ぐ時の判断スピードや所謂「3人目の動き」といった点は取組中といったところで、現時点の判断の遅れであったり、ミスを突いて決定機を防ぐことが出来たかなと思います。
頭の体力も大きく消耗するサッカーであることはたしかだと思います。この点は川崎にも似た部分がありますが、風間監督時代から継続して取組んできた分、粘り勝ちできたかなと感じました。ただし、元々遂行できる人材も抱えてるだけに、連携等を重ねた、次回対戦時はより厳しい試合になると感じましたので、今後も継続してチェックできればと考えております。

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以上です。怪我人を抱え、苦しい試合となりましたが、出場機会を得た選手の活躍で乗り切ることが出来たことは自信にもなると思います。

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もちろん、来るべき上位チームとの対戦においては、ベストメンバーで臨みたいところではありますが、チーム力を底上げも大事だと思います。出場機会が無かった選手たちとしては、この状況でアピールを出来るのか? 競争の激化にも期待したいところです。

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