ぶらり人生途中下車の旅

ボンクラライフ

観戦記:ACL・川崎フロンターレ-シドニーFC

f:id:y141:20190316004909j:image

3月13日、等々力でAFCチャンピオンズリーグ(以下「ACL」という)観戦。

f:id:y141:20190316004927j:image

過密日程も後半戦。苦しい時期ではありますが、短期決戦のグループステージ突破するためにも勝利が欲しい試合。観戦を通じて感じたことは以下の点です。

◯ GAME:アジアで戦うということ

川崎は3年連続7度目のACL出場。久々の出場となった2014年は初体験の選手が多かったことを考えますと、連続出場による経験値を積み上げられていることは選手・クラブにとっても価値あるものだと考えています。

サポ視点においても「今そこにあるアジア」ACLのグループステージは、選ばれし者の恍惚と不安(前田日明風)を抱えながらの観戦となります。変わらぬ風景の中でアジアの風を感じられること、それが多くの応援者たちがアジアの扉を目指して門前に駆けつける理由でもあります。

ー 理想と現実、そして我慢。

しかしながら、憧れのACLは、毎年のように応援者に厳しい現実を突きつけます。過密日程中の海外遠征、選手のやり繰り、準備期間の短さ、情報量の少ない対戦相手との探り合いなど、チームの総合力が問われてきます。正直、過去何大会かの記憶を振り返っても「苦しい」と感じた試合の方が圧倒的に多かったと思います。

だからこそ、アジアでの戦いには、我慢できることが重要だと思います。鬼木監督が目指してきた隙のない戦い方にも通ずるところがあります。敗れてはしまいましたが、初戦の上海上港戦も鬼木フロンターレが積み上げてきたサッカーを色濃く表現できたと思います。球際の強さ、素早い攻守の切替を大切に、攻守一体で戦うことができただけに、悔しい敗戦となりました。

ー 粘り勝ち

今回のシドニーFCさんとの試合は、上手くいかない試合でした。普段とは異なる配置で臨んだことで、選手間の距離、判断の部分でズレが生じ、特に前半はミスが多く散見されました。さらに、前半のシドニーさんは、第1プレッシャーラインを高く設定しておりましたので、自陣深い位置でのミスが命取りになりかねない状況でもありました。こうした相手の出方に対して危ない場面もありましたが、谷口選手・奈良選手を中心に凌げたことが後半に繋がったと思います。

両チームのアグレッシブさが見られた前半から一転して、後半はボールを保持して攻める川崎、重心を下げて単騎突破の攻撃にかけるシドニーさんという構図に変化しました。シドニーさんが前に出てこなくなったこともありますが、川崎が攻撃する姿勢を崩さずに攻め続けることができた点も良かったと思います。

とはいえ、良いかたちは作れどもゴールが遠い川崎。攻めあぐねている状況が続いただけに、ココでもまた我慢の展開となりました。元イラン代表・グーチャンネチャド選手を入れたシドニーさんの逆襲も頭をよぎる中で、斎藤選手の一撃が決まりました!攻め続けて、ようやくこじ開けた1点は等々力・テレビで見守り続けたサポーターに歓喜と安堵をもたらしたと思います。

逆に失点を喫したシドニーさんは、一気に攻勢を仕掛けます。しかし、マリノス戦で高い授業料を支払った川崎イレブンも伊達じゃない。姿勢と気迫を前面に押し出したプレーでリードを死守し、2年ぶりのACL勝利を手にしました。

◯ TEAM:競争がチームを強くする

f:id:y141:20190127170233j:plain
リーグ3連覇、四冠を目指すという高い目標を掲げた川崎。そのために、ダミアン選手をはじめとする補強を行い、万全の体制を整えてきたと思います。一方、こうした巨大戦力を運用することの難しさもあると思います。実際、昨季の序盤戦もローテーション駆使した戦いが裏目に出てしまった試合も少なくはなかったと思います。

ー 昨季の第33節から始まっていた

だからこそ、個人的に今季の鬼木監督がどのようにチームを運用していくのかは注目しておりましたが、今回のシドニーFC戦に1つの方向性を垣間見れた試合であったと感じました。

それは、選手間の明確な競争を提示し、競争を戦い抜いたポジションにつけると意識づけた点です。象徴的に感じたのは、マリノス戦に続いて先発出場を果たした田中碧選手、競争相手のリスペクトとライバル関係を表明した長谷川・斎藤両選手です。

考えてみれば、碧選手、長谷川選手、この試合で途中出場した知念選手も、優勝直後の第33節・FC東京戦に先発出場して勝利に貢献しました。各選手とも、昨季は苦しい経験も多かったと思いますが、あの試合でキッカケを掴んだようにも見えました。

あれから数か月、彼等の今季のプレーを見て、その時に感じた「印象」が「確信」に変わりつつあります。鬼木監督が、彼等を味スタのピッチに送り出した意図をようやく理解できた気がします。

ー 絶対を守るか?崩すか?

f:id:y141:20190316045558j:image

彼等の台頭がチームに良い刺激を与えていることは、斎藤選手のコメントに集約されていたと思います。ゴールという結果を残しても、80分間の長谷川選手の存在が大きく、序列を崩していないことを認識している発言でした。前所属チームで圧倒的な存在だった彼が、そうした環境を受け入れる姿勢には素直に驚かされますが、そこに明確な競争が設けられていることも大きいのではないかと。

左SBでフル出場したノボリ選手、右SBで攻撃のリズムを上げたラルフ選手もそうでそたが、チームに貢献しながらも、虎視眈々とポジションを狙う選手たちが印象に残った試合でした。こうした競争関係の継続こそ、チーム力を向上させると考えています。

一方、激しい競争が繰り広げられる中でも、絶対的な存在がいることも忘れてはなりません。ソンリョンは川崎のゴールを守り抜き、谷口・奈良の両CBが後方から攻守を支え、憲剛さんは川崎の頭脳、家長さんは唯一無二の存在、悠様はゴールを狙う姿勢でイレブンを牽引します。

大島選手は不在でしたが、現在の川崎を支える彼等の牙城を崩せるような存在が出てきてほしいと思いますし、こうした挑戦を押し返すような輝きを放ってほしいところでもあります。

f:id:y141:20190316045541j:image

今季が終わった時、どんな顔ぶれになっているのか?シーズン序盤戦らしい妄想しながら、目の前の1試合を真剣に応援できればと思います。

f:id:y141:20190316045512j:image

にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村

観戦記:明治安田生命J1リーグ・横浜F・マリノス-川崎フロンターレ

f:id:y141:20190312054812j:image
3月10日、日産スタジアムマリノス戦を観戦。

f:id:y141:20190312054754j:image

ふろん太も熱い気持ちを表現する。高階さんの前ではデレデレだったけど)

必勝を期して臨んだ6日の上海上港戦では悔しい敗戦を喫した川崎。海外アウェイの移動に伴う疲労もある中、開幕連勝スタートのマリノスさんとの一戦に臨みました。

試合は、川崎がダミアン選手のゴールで終盤に勝ち越したものの、ラストワンプレーでマリノスさんに同点ゴールを許してしまい、悔しいドロー決着。この試合の観戦を通じて感じたことは、以下の点です。

◯ GAME:ハイテンションな攻防

開幕戦のFC東京戦は「プレー強度」を競い合うような激しい攻防を繰り広げ、前節の鹿島戦ではジリジリとした展開で「我慢強さ」が求められる試合となりました。

今回の試合は、上記2試合とはまた違った雰囲気を醸し出していたと思います。前線からの積極的なプレスと、プレスを剥がすための技術と工夫が、絶えることなく展開されていたと思います。

上記のようなテクニカルな展開になった背景には、ボール保持を前提とした攻撃、ボールを取り上げる守備の双方において、両チームが同じ土俵に立ち、ぶつかり合うかたちになったからだと思います。今までの対戦とは全く異なるハイテンションで、過激なサッカーが展開されておりました。

◯  PLAYER:「アオキホノオ」は川崎の未来を照らす

集合写真を撮り終えた川崎イレブンを見た応援団が田中碧選手のチャントを歌い出したことで異変に気付いたサポは多かったと思います。観客の動揺に包まれる状況下、急遽先発となった田中選手は、臆することなく自分のプレーを見せてくれました。

田中選手の持ち味は、守備の部分だと思います。フィジカルコンタクトに関しては、圧力に屈する場面があるなど、不利に働く部分は見られましたが、相手ボールをカットしたり、プレッシャーをかけて奪う技術があります。

もちろん、ボールを扱う技術も大きな武器です。狭いスペースでボールを捌くことでリズムを作り、ボールを前に運んで縦の推進力を強めるなど、激しい主導権争いの中で埋もれることなく、自己の存在を見せることができたと思います。

-レギュラー奪取を目指して

f:id:y141:20190127192104j:plain

(新体制発表会ではスーパーモデルを務めた碧選手)

「ここまで良くできた」と多くの人(当方含む)は彼の奮闘を労うと思いますが、激しい競争を生き抜くために次を見据えたコメントを残していたのが印象的でした。レギュラーには、日本代表に名を連ねる守田・大島両選手はおりますが、彼等を脅かす存在として「アオキホノオ」を燃やしてほしいところです。


◯ SUPPORT:心のサビを落とした試合

f:id:y141:20190312054835j:image

(久々に応援に参加した筆者。普段の観戦よりも気持ちが前のめりになる)

試合翌日、朝目覚めると喉の痛みを感じました。風邪ではなく、明らかに前日の試合で声を上げて応援をした影響によるものです。ゴル裏で応援したのは久々だったこともありまして、声の出し方が下手だったなと朝の準備をしながら反省してました。

一方、最後まで必死になって応援していた自分がいたことにも気づかされました。1点を争う試合展開、決定機はあれど決めきれない中、多くのサポーターが声を出して応援をし続けていました。だからこそ、勝ち越し点の場面に感情は爆発し、ラストプレーの同点弾に呆然としてました。まさに「何も言えねえ」状態でした。それほどまでに、全力を尽くした試合でした。

ー 応援する気持ちを試される季節

f:id:y141:20190312055007j:image

(昨春も厳しい時期を過ごした川崎。春は応援する気持ちが試される季節だ)

振り返りますと、春先は毎年こんな感じです。連覇を果たした昨季でさえ、ACLでは苦杯を舐め続け、3月末の広島戦で嫌な負け方を経験し、GWにはホーム連敗を喫するなど厳しい時期を過ごしました。

春の訪れは、シーズン開幕の高揚感を携えた自分に、応援する気持ちを試してきます。Jリーグ連覇したとはいえ、川崎フロンターレは「まだまだなんだ」と改めて実感したことで、心のサビを落とすことができました。

王者として振る舞うことよりも、1試合にかける思いを一層強くすること。それが、高い目標を達成するために求められるのではないかと。上手くいかない時期だからこそ、直向きに、一生懸命に応援していこうと思います。

f:id:y141:20190312054858j:image

にほんブログ村 サッカーブログ 川崎フロンターレへ
にほんブログ村

観戦記:明治安田生命J1リーグ・川崎フロンターレ-鹿島アントラーズ

f:id:y141:20190302081239j:image

3月1日、等々力で鹿島さんと対戦。

f:id:y141:20190302081249j:image

TRFのYU-KIさん、DJ KOOさんによるハーフタイムショーは世代的に胸アツ!)

今季初の平日ナイター。仕事を頑張って駆け付けただけに、スタジアムで観戦できることがご褒美にも感じるようなひと時でした(繁忙期で来週も仕事が特盛なことには触れず)

試合は、同点で折り返した後半に攻勢を見せたものの鹿島さんの壁を崩すことができずドロー決着。観戦を通じて感じたことは、以下の点です。

〇 GAME:「駆け引き」のスポーツとしてのサッカー

サッカーという競技は、試合の流れの中で攻守の切替が常に発生します。野球における打者VS投手・捕手、アメフトにおける「ダウン」のように明確な構図は見えませんが、数多くの駆け引きがあらゆる場所で繰り広げられます。

今回の試合では、こうした攻守の駆け引きが繰り返されることの面白さを改めて感じる内容でした。ハイレベルな試合内容はもちろん、サッカーに対する思考力の高さがある選手が多くいたことも大きかったと思います。

憲剛さんをはじめ、家長選手・大島選手といったアイディアを持った選手の能力を活か川崎、勝負の何たるかを知る内田選手やクォン・スンテ選手、駆け引きに長けたレオ・シルバ選手を擁する鹿島さんだけに、彼らが描いたデザインが何度も広げられては、阻止しようとする対戦側の動きが見られるなど、唸らせる場面は大きかったです。

この意味では、右サイドから超美麗クロスを放つなど、決定機を連発していた内田選手の存在は怖すぎました。昨季の対戦時はなかなかプレーする姿を見ることはできませんでしたが、Jリーグでの再会を改めて実感した試合でした。

攻守の入替が激しいスポーツだからこそビッグプレーの存在は際立ち、得点が多く入らないスポーツだけに1つのゴールの価値は大きいのはわかりますが、ダケジャナイということを再認識させられる試合でもありました。

〇 TEAM:「誰が出てきても鹿島アントラーズ」に学ぶこと

怪我人が多く発生してしまった鹿島さんでしたが、この日の戦い方を見て「誰が出ても鹿島アントラーズ」という印象を強く受けた観戦者は多かったのではないでしょうか(当方含む)。

ピッチに出たら、自分がどうプレーすべきか、何をしなければならないのか、というベースの部分が選手・監督という単位ではなく、クラブの哲学として刷り込まれている証拠だと思います。鹿島さんが「スピリッツ」「スタイル」を大切にする理由は、こうした部分にあると思います。

川崎も人が変わる中で、ピッチ上において表現できていることを継続できるかと言えば、不透明なところはあります。自分たちのサッカースタイルを磨き上げ、タイトルを獲得することはできましたが、どんな状況でも、誰が出てきても、川崎らしく戦えるようになるために積み上げていかねばと感じた試合となりました。 

〇 SENSATION:馬渡和彰が残した爪痕

この日の試合は、馬渡選手が初先発しました。序盤から右サイドを駆け上がり、攻撃参加する場面を見せる等、確かな存在感を残したと思います。

公式戦3試合目ながら、馬渡選手の良い部分は、テンポの速い攻撃の流れの中でもプレーできている点だと思います。中央でボールを受けた選手からボールを受け、そこから果敢に仕掛けるだけでなく、追い越していく選手に素早く繋ぐ、中央に入って前線の選手にボールをつけること、自ら判断してプレーを選択できていた点は非常に良かったと思います。

-「渦潮」を垣間見た右サイド攻撃

私見ですが、こうしたプレーを実践できるのは徳島時代にリカルド・ロドリゲス監督の指導を受けた影響は大きかったと考えております。ボールロスト後の即時奪回、ポゼッションしながらゴールを目指すという攻撃的なスタイルを体現するため、高い位置から攻撃を仕掛け、スプリントを繰り返し、そしてインテンシティの高さを要求してきました。昨季の広島さん、そして川崎の強化部は徳島さんのサッカーで攻撃で中心的な役割を果たした彼を見て獲得に至ったのだと感じさせる躍動でした。

-「トメルケール」体得

馬渡選手と川崎のプレースタイルの親和性は大きな手ごたえを感じた内容でしたが、課題としては「トメルケール」(ボールを止める・蹴る)という部分ではないかと。トップクラスのプロ選手であっても、リズムが上がるほどミスは増えます。

ポジションレスの流動的な前線の選手の動き、ワンタッチでボールを動かす場面では、どうしてもスムーズな移行が求められることから、風間前監督が仰っていたような「止める」要素の重要性を常々に感じるところです。

貪欲さもさることながら、川崎のサッカーへの面白さを語ってくれた馬渡選手。新たなる翼として力強く羽ばたけるよう、応援できればと思います。

f:id:y141:20190302081342j:image

以上です。2試合連続ドロー、早く初日を出したい気持ちはあります。一方、開幕2試合を見ただけでも、川崎が前年王者として対戦相手に強く意識されていることを強く感じるだけに、昨季のチームを超えるために我慢も必要だと感じております。

f:id:y141:20190302081358j:image

(焦れることなく、一歩ずつ)

勝ち点をしぶとく積み上げながら経験を重ねてほしいと思いますし、しっかりと自分も応援できればと考えております。

f:id:y141:20190302081408j:image

にほんブログ村 サッカーブログ 川崎フロンターレへ
にほんブログ村

観戦記:明治安田生命J1リーグ・川崎フロンターレ-FC東京

f:id:y141:20190224041710j:image

2月23日、等々力で明治安田生命J1リーグ開幕戦を観戦。

f:id:y141:20190224041756j:image

(1年間闘った昨年のユニから新しいユニへの引継ぎ)

何年サポーターを続けても、新たな戦を迎える前の独特の高揚感は代えがたいもの。

f:id:y141:20190224041734j:image

(両クラブのマスコットも平成生まれである)

しかも、「平成最後の多摩川クラシコ」と言う記念すべき一戦。多摩川J1リーグの覇権をかけた熱き戦いに燃えないわけがない。滾る(中邑真輔風)

試合は、両クラブともに決定機は作ったもののゴールネットを揺らすことができずスコアレスドロー決着。観戦を通じて感じたことは以下の点です。

〇 長谷川トーキョー「ファストブレイク」の脅威

開幕戦の相手となったFC東京さんは、長谷川健太監督2年目。今季の移籍市場に関しては、最終盤にグレミオからジャエル選手獲得はありましたが、例年になく静かな動きでありましたが、現有戦力はリーグ屈指のタレントを誇っておりますので、個人的にタイトルを争う強敵として捉えております。

昨季からの戦術面の継続と洗練化を打ち出し、キックオフ直後からの東京イレブンのコンディションの良さを見て「難しい試合になりそうだ」と感じておりましたが、案の定、前半は東京さんのアグレッシブな攻守の前に苦しめられる展開となりました。

-「ファストブレイク」とは何か?

ボールマンがすべてではない バスケの複雑な戦術が明らかになる本

ボールマンがすべてではない バスケの複雑な戦術が明らかになる本

 

長谷川監督は、自身のチームが目指す攻撃に関して「ファストブレイク」という言葉を用いています。ファストブレイクとは、バスケットボールのオフェンス戦術で使われる表現です。具体的には、自軍がボールを保持した場面で相手ディフェンスが戻り切る前に素早く展開し、高確率のシュートを打つことができるエリアへ進めて得点を狙うかたちです。

SLAM DUNK 24 (ジャンプコミックス)

SLAM DUNK 24 (ジャンプコミックス)

 

バスケにおけるアーリーオフェンス=速攻といえば、バスケマンガの金字塔『スラムダンク』に登場した豊玉高校の「ラン&ガン」などはありますが、「ファストブレイク」の場合は自陣でのディフェンスが同じくらい重要となります。

Bリーグでは、天皇杯三連覇を成し遂げた千葉ジェッツふなばしがファストブレイクによるオフェンスを得意としております。

ゴール前の粘り強い守備から、日本代表・冨樫選手を中心とする超高速のトランジションオフェンスはリーグ屈指の攻撃力を誇ります。千葉を止めるためには、彼らを走らせないための好守のアプローチを駆使しなければなりません。

-ファストブレイクを進化させる久保選手の存在

先日放送された『Jリーグタイム』において、長谷川監督は「昨年以上に攻守の切替、特に攻撃の部分は力を入れる」と話されておりました。運動量を駆使した攻守の切替は一定以上の浸透した点は誰もが納得するところですが、ディエゴ選手の不調などがあった後半戦は、得点力不足に陥ったことも踏まえた発言だと思います。

やはり、開幕直前に加入したジャエル選手の期待は大きいものと考えられますが、自分はこの試合で大きなインパクトを残した久保建英選手がファストブレイクを進化させる可能性を秘めているのではないかと考えました。

SHで先発出場した久保選手は、狭いスペースを縫うように突破する技術の高さを見せただけでなく、車屋先生とサイドで激しい攻防を見せる等、長谷川監督の起用も納得できる強度を見せておりました。

ディエゴ選手の個の突破力、永井選手のスピードを活かした東京さんのファストブレイクに対し、川崎も谷口・奈良の両CBを中心とする厳しいチェックで何とか対応することできましたが、サイド、さらには局面の数的不利の状態から決定機を作り出せる久保選手にボールを預ける選択肢が選択できるようになれば、より怖い攻撃が生み出せるかもしれません。そうした大いなる可能性を強く感じさせられる輝きだったと思います。

〇 どう使う?使われるのか?を模索する川崎

東京さんのGK・林選手の好セーブがあったとはいえ、無得点に終わった川崎。ゼロックス杯で見せた高パフォーマンスからサポの期待値は高かったと思いますが、規律ある守備を実践する東京さんの前に前半から苦戦しました。

注目のレアンドロ・ダミアン選手のところにはボールがなかなか入らず、ポストプレーもファウルになるなど、上手くボールが集まりませんでした。川崎で言うところの「外す」動きが無いことも大きいと思いますが、上手く彼をゴールに向けた出口にできるようなマッピングを進めていかなければと強く感じる内容でした。

-右サイドからどう攻撃を生み出すか

ダミアン選手を活かすためにも、右SHで出場した悠様の存在が良いフォロー役としても期待していましたが、ボールを受けてから攻撃に転じようとしたところを奪われ、ファストブレイクの起点とさせる等、難しい時間帯もありました。

しかしながら、馬渡選手が入ったことで右の攻撃が活性化します。先発したマギーニョ選手がスピードを活かした突破力が持ち味であるのに対し、馬渡選手はボールを扱う技術の高さと判断を下せる部分が武器になると思います。

f:id:y141:20190224040243j:plain

59分に見せた馬渡選手のロングパスからの悠様の反転シュートなどは、非常に良いかたちとなりました。悠様も1トップとは異なる動き方、連動性を模索しているところではありますが、その片鱗を見せた後半の攻撃だったと思います。

f:id:y141:20190224041818j:image

以上です。終両クラブとも終盤バタつきましたが、開幕戦とは思えないほどプレー強度の高い試合を見ることができました。

f:id:y141:20190224041832j:image

ゼロックス杯までの心地よい眠りから叩き起こされ、現実に引き戻されたような緊張感は辛いけど、やはり楽しい。サポとしての1年がまた始まるのだと実感しながらも帰路につきました。今年もよろしくお願いします。

にほんブログ村 サッカーブログ 川崎フロンターレへ
にほんブログ村

観戦記:FUJI XEROX SUPER CUP 2019

f:id:y141:20190217100941j:image

2月16日、さいたまスタジアム2〇〇2でFUJI XEROX SUPER CUP 2018(フジゼロックススーパーカップ)を観戦。

f:id:y141:20190217101020j:image

蹴春到来!明治安田生命Jリーグの開幕を告げる一戦。「サッカーがある日常」を待ち望んだワクワク感を共有するために足を運んでおりましたが、大会参加クラブのサポとして気合も入るスタジアムへの道のりでありました。

試合は、レアンドロ・ダミアン選手のゴールが決勝点となり、川崎が初戴冠となりました。観戦を通じて感じたことは。以下の通りです。

〇 GAME:開幕を見据えた3つのチェックポイント

J1リーグの開幕を翌週に控えたタイミングの開催ということで、下記のポイントを意識して観戦しました。

  1. チームとして戦うための基本戦術の「復元度」
  2. レアンドロ・ダミアン選手を加えた攻撃面の「完成度」
  3. 右SBを争うマギーニョ選手と馬渡選手の「理解度」 

1.については、一番期待していませんでした(汗)昨年の同大会の試合内容がそうであったように、コンディションの個人差も大きいことから、鬼木監督の言葉を借りれば「少し落ちた」状態をイメージしておりましたが、想像以上の高い仕上がりを見せていたと思います。

後述する攻撃は試行錯誤の内容ではありましたが、規律と集中力を維持した組織的な守備は試合の主導権を握り、被決定機を凌ぐうえでも大きな役割を担ったと思います。

大島・守田の両ボランチを中心とするミドルプレスがハマり、ダミアン選手の迫りくるようなスプリントが会場をどよめかせておりました(汗)走行距離は長くなかったものの、個々の選手がよく動けていたという印象です。

2.については、各選手が「ダミアン選手をどう活かすか」という意識を強く持って試合に臨んでいたことがわかる内容でした。ダミアン選手を目がけたシンプルなクロス、ポストプレーを活かして中央突破を図るなど、今までにない攻撃のアプローチを見るだけでワクワクさせられたのは正直なところです。

もちろん、ラストパスの精度、呼吸が合わない部分が見られたり、試行錯誤な部分はありましたが、個の能力を高さは知らしめるには十分すぎる素晴らしい決勝ゴールを奪うなど、デビュー戦としては満点に近い活躍を見せられたのではないでしょうか。

個人的に印象に残ったのは、右SHに入った悠様との連携です。攻撃の局面に応じて悠様が中に入り、ダミアン選手と近い位置でプレーすることによって「2トップ風」の攻撃を見せておりました。昨季を振り返ると「攻撃の出口」となる悠様へのマークが非常に厳しくなり、ゴールを奪えなかったという試合は少なくなかったと思います。ダミアン選手の存在感が増すほど、悠様が得点機会も増える可能性は高まるものと考えています。相乗効果に期待にしたいところです。

3.については、先発=マギーニョ選手、途中出場=馬渡選手ともに良い競争をされていることを感じ取れる内容でありました。先発したマギーニョ選手は、攻守における位置取り、ボールを受けてからの判断の部分は「まだまだ」といったところ。

しかしながら、ピッチ外でも感じ取れる生真面目さを感じさせる守備での献身性、攻撃で見せた鋭いドリブル突破など、チームで戦う中での今後の伸びしろを感じさせる内容だったと思います。馬渡選手も、リズム・相互理解を意識したうえで、プレー時間は限られた中で相手にプレッシャーをかける場面などを見せており、虎視眈々と先発出場を狙わんとする気概を感じさせられる内容でした。

〇 CUP:川崎が初めてカップを手にした日

プレシーズンというと立ち位置とはいえ、タイトルマッチに勝てなかった歴史を持つ川崎フロンターレカップを掴むことができたことは感慨深いものがありました。

大一番で先制点を奪われ、追いかけ続け、敗退した試合を何度見たことか。正直、先制してリードするという状況に慣れなかったので、終盤は前のめりになっておりました。

f:id:y141:20190217101133j:image

たかがスーパーカップかもしれないけど、また1つ、フロンターレの歴史を動かすことができたと思います。選手たちは「歴史を作る」という言葉を多く語ってくれています。

f:id:y141:20190217101206j:image

川崎が初めてカップを掲げた2月16日を私は忘れない。

f:id:y141:20190217101235j:image

にほんブログ村 サッカーブログ 川崎フロンターレへ
にほんブログ村

観戦記:B1リーグ・川崎ブレイブサンダース-三遠ネオフェニックス

f:id:y141:20190211105231j:image

2月9・10日、川崎ブレイブサンダースの平塚開催ホームゲームを観戦するために平塚に足を運びました。

f:id:y141:20190211105219j:image

平塚駅から徒歩30分。観戦者的には徒歩圏内?)

トッケイセキュリティ平塚総合体育館での観戦は2年ぶり3度目。

f:id:y141:20190211105414j:image

(2,000人以上が駆けつけたGAME2)

GAME2は2,000人を超える観衆が駆けつける等、盛り上がりを見せました。

〇 GAME 1:「絶対に諦めない」=川崎スタイル

f:id:y141:20190209163133j:plain

GAME1は、劇的勝利を飾りました。序盤は三遠さんが先行を許したものの、2Qに川崎が逆転して折り返することに成功。

f:id:y141:20190209163421j:plain

(攻撃を牽引したニック選手とチルドレス選手)

2試合を通じて、ニック選手のフィーリングが大変素晴らしく、ミドルレンジ・スリーポイントもズバッと決まり、攻撃を牽引しました。

後半も、6点差以内で推移する緊張感のある展開。三遠さんは守備のアプローチに変化を付けてきたことで川崎の攻撃を抑え込むことに成功。さらに、三遠・チルドレス選手の突破を止められない川崎は、リードを守ることができず4Qに再逆転を許してしまいます。

非常に厳しい展開の中、最終盤に川崎が驚異の粘りを見せます。万事休すかと思われたフリースローをゴール裏に陣取るダンスキッズ達が素晴らしいプレッシャーの甲斐もあって連続失敗⇒直後のリバウンドから篠山選手の3ポイントで逆転成功。

f:id:y141:20190211121638j:image

(最後の1秒までドキドキの展開でした)

「諦めたらそこで試合終了」を地でいく展開で全然勝った気がしませんでした(汗)今季、終盤の試合運びで試合を落とすことが多かっただけに、悪い内容の中でも勝利したことに意味がある試合だったと思います。

〇 GAME 2:改善のキッカケ

f:id:y141:20190210163239j:plain

GAME2も一進一退の攻防となりました。前日同様、三遠・チルドレス選手を止められずに苦しめられますが、ニック選手の得点力も健在。

1Qに失点を重ねて8点差付いたところで即座にタイムアウトを取った川崎が立て直し、逆転に成功するも、三遠さんも両外国籍選手の力強い突破、外からのシュート精度の高さでピッタリと追いかける展開でマイポゼッションの攻防が目の離せない展開となりました。

f:id:y141:20190210181028j:plain

スリーポイントを決めた直後の篠山選手)

試合を分けたのは、4Qの攻防でした。この日もアグレッシブな動きを見せていた藤井選手がスリーポイント、それに続かんとばかりに篠山選手のスリーポイントで突き放すことに成功。さらに、タイムアウト直後に藤井選手がスチールからの得点を決めてダメ押し。ガード陣が勝負の際のところで素晴らしい活躍を見せてくれました。

f:id:y141:20190210182344j:plain

苦しい時間帯もありましたが、重要な場面で集中力を切らさず、勝利を引き寄せることができたのは今後に繋がる内容だったと思います。

f:id:y141:20190210183343j:plain

〇 TEAM:観客の感情を突き動かす「Be Brave」

f:id:y141:20190211105823j:image

(一体感のある雰囲気が作れていた平塚の2試合)

今節のポイントなったのは、GAME1の4Qに尽きる。苦しい展開でも足を止めずに食い下がった選手たちの奮闘は素晴らしかったが、後押しするアリーナの雰囲気が良かった。ピュアゆえに全力でノイズを作った子供たちの奮闘にも感謝するしかない。

ブレックスアリーナで観戦した栃木との一戦で感じたことがある。DeNA体制が標榜する「楽しませる」試みも良いと思うし、まだまだ観客を集めるための取組を推進すべき時期だと考えている。

f:id:y141:20190211110032j:image

(IRISの応援もアリーナに大きな

力を与える)

一方、演出・応援が試合に与える影響が非常に大きいバスケットボールという競技の特性を踏まえ、チームを後押しする「勝たせる」空気感も作っていくことも大事だと思います。

「最後まで絶対諦めない」= Be Brave というのは、東芝時代から続くクラブアイデンティティ。実際にどんな試合でも、このチームの選手たちは1秒まで諦めずに走り続けている。勝敗に関係なく、そうした姿が観客の感情を突き動かすことができると思います。

今はまだ難しいかもしれませんが、スポーツが生み出す力を最大限に生かしたアリーナづくりを目指してほしいと感じた2試合でした。

f:id:y141:20190211110106j:image

にほんブログ村 その他スポーツブログ 川崎ブレイブサンダースへ
にほんブログ村

観戦記:B2リーグ・アースフレンズ東京Z -香川ファイブアローズ

f:id:y141:20190204231637j:image

蒲田駅は、悪魔超人の頂点に立つ悪魔将軍=ゴールドマンが名を連ねている)

 2月3日、アースフレンズ東京Z(以下「アスフレ」という)のホームゲームを観戦するため蒲田へ足を運ぶ。筆者が、JR東日本の「キン肉マンスタンプラリー」で蒲田駅をチェックしたかったからではない。

〇 CITY:地域との近さを感じる街の風景

f:id:y141:20190204231715j:image

 (いきなり目に入ってきた広告はもちろん、古田HCの身長に驚く)

 東急多摩川線の終点・蒲田駅を降りると、アスフレの広告がデジタルサイネージのある柱に一斉に映し出されている。

f:id:y141:20190204231817j:image

    首都圏においては、プロ野球フランチャイズに囲まれ、Jリーグのクラブも地域に根を下ろして情報発信を続けているため、後発のプロバスケが露出する機会はどうしても限られてしまうが、蒲田駅周辺ではアスフレのタペストリー、掲示物を本当にたくさん見ることができる。

f:id:y141:20190204231850j:image

   (大田区総合体育館に出店するミモレットは地元のパン屋である)

 広告だけではなく、地元商店街の店がスポンサードしていたり、アリーナの売店に名を連ねている。それは、クラブが地域の一員であるという意識を強く持っていることを感じさせてくれる。仮にJリーグのような「地域貢献度調査」実施してみれば、アスフレは上位に組み込むと思われる。

f:id:y141:20190204065314j:plain

(川福楼の麻婆豆腐は良い汗をかける。なぜか、巨人・陽のサインが飾ってあった)

 余談であるが、蒲田駅前商店街のおススメ店として、四川料理・川福楼を挙げたい。同店舗は、麻婆豆腐愛好家の「全日本麻婆豆腐愛好連盟(全マ連)」が絶賛する本格的な麻婆豆腐が食べることができる。筆者も何度か試合前に食べたことがあるが、汗が止まらなくなる辛さに大満足でした。

f:id:y141:20190204231909j:image

 新日本プロレスの旗揚げ戦の会場としても有名な大田区体育館の後継施設である)

 思いにふけりながらも、大田区総合体育館に到着。毎度ながら体育館前の交差点を気長に待つか、頑張って歩道橋をアップダウンするか悩ませる(この日は後者を選択)。

f:id:y141:20190204231940j:image

   (「する」だけでなく「みる」ことも基本コンセプトにした構造)

 入場後、座布団を忘れたことに気づく。個人的な提案だが、座布団レンタルサービスの需要があると思っている。お尻には若干の物言いを受けるが、アットホームでありながらも熱のある雰囲気を作り出す素晴らしい会場だ。

〇 GAME:アリーナを駆け抜けた閃光のZ戦士

f:id:y141:20190203142146j:plain

 試合は序盤から一進一退の攻防となる。GAME1を振り返り「不甲斐ない試合をした」と述べた選手も多かったアスフレは、タイトなディフェンスを見せる。

f:id:y141:20190203144449j:plain

(相手フリースロー時、選手が積極的にコミュニケーションを図っていたのが印象に残った)

 1Qこそ5ファウルとなり、相手にフリースローの許す機会も作ってしまったたが、2Qの終盤は相手の攻撃を封じ込めるグッドディフェンスを見せることで、守備から流れを引き寄せた。

f:id:y141:20190203153209j:plain

勝利の女神・Zgirlsはアリーナを盛り上げ、チームにエールを送り続けた) 

 相手にリードを奪わせなかった香川さん、流れを引き寄せて2点差まで詰めてアスフレの両チームにとって3Qの入り方は勝敗を左右する重要な場面であることは、多くの観戦者が抱いたことであろう。

f:id:y141:20190203153353j:plain

(柏倉選手の積極的なオフェンスと強い意志がチームに勢いをもたらした) 

 アスフレは、この場面で早々に同点に追い付くと、柏倉・高山両選手の活躍で抜け出すことに成功。良い守備からの速攻がハマり、各選手のシュートも冴えわたる。

f:id:y141:20190203154126j:plain

(攻守に奮闘した高山選手。彼の大車輪の活躍無くして3Qの猛撃は無しえなかった)

 4Qは、リードするアスフレが時間を使いながらオフェンスを行っていたが、逆に香川さんには守りやすい展開にもなった。アスフレの攻撃に関しては、外国籍選手をもってしてもゴール下をこじ開けるのは困難。

f:id:y141:20190203144615j:plain

(香川・ウッドベリー選手の攻撃は最後まで止められなかった)

 こうした展開でスリーポイントを決めて10点差まで押し返した香川さんが驚異的な巻き返しを図る。猛チャージの核となったのは、ウッドベリー選手だ。フィジカルの強さとトリッキーな動きでアスフレゴール下に攻め込む。

f:id:y141:20190203154835j:plain

(両チームとも終盤まで高い集中力を見せたことで、最後まで目が離せなかった)

 また、アスフレは早い時間でファウル数を重ねてしまったため、激しくいけば5ファウルでフリースローを与えてしまう状況でもある。結局、最大13点差あったリードが1点差まで詰め寄られてしまう。それでも、残り1分のところでラド選手、そして久岡選手のスリーポイントが決まり、猛追を振り切ることに成功。

f:id:y141:20190204232005j:image

(アスフレが逃げ切って勝利。悔しい敗戦を乗り越えた)

アスフレが、最後まで予断を許さないハイテンションな試合を制する。

f:id:y141:20190203161338j:plain

〇 TEAM:「グローカル」クラブの挑戦

f:id:y141:20190203161751j:plain

(試合後、挨拶するアスフレ・古田HC。ディフェンスの奮闘を語る)

 一昨年、アスフレのことを初めて知った時に「世界に通用する日本人選手を輩出する」という理念を掲げていることに大きなインパクトを受けました。国内リーグを戦いながらも、日本バスケット界、世界に目を向けていることは珍しいと思います。

 実際、ACを毎年のように海外に派遣して世界のバスケットに触れているという本格的な取組も行っていたり、日本人選手を中心とするチーム作りを行うなど、有言実行でもあります。

 しかしながら、昨季・今季と苦戦が続いている現実に目を背けることはできない。苦境の中でチームに何が必要なのかを模索しながら、日々戦い続けているのがアスフレというチームなのである。世界を見据えた確固たる理念を掲げ、地域とともに歩んでいく「グローカル」クラブの奮闘に今後も見続けたいと思う。

f:id:y141:20190203161354j:plain

にほんブログ村 その他スポーツブログへ
にほんブログ村