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ぶらり人生途中下車の旅

ボンクラライフ

観戦記・ACL:川崎フロンターレ‐蔚山現代


■ 突破!
昨日は等々力でACL蔚山現代戦を観戦してきました。ラウンド16進出に向けたグループリーグ最終戦は2位・川崎と3位・蔚山の直接対決。試合は3ゴールを上げた川崎が見事勝利、5年ぶりのグループリーグ突破となりました。この試合で感じた点は以下のとおりです。

○ 「自分たちの時間帯」で奪えたゴール
蔚山は「勝利」が絶対条件、川崎は「引き分け」でも突破という状況の中で、どのように試合を進めていくのかが鍵になったと思います。その中で、川崎側が受け身にならず、勝ちにいく姿勢を押し出して試合に臨んだのは良かったと思います。高速化するピッチ環境下で、序盤の10分から15分にかけては長めのボールを出すことで相手の守備ラインを押し込むことに成功し、準備を整ったところで次の15分は徐々に丁寧にボールを繋ぐ形を見せ始めました。そうした自分たちの時間帯の中で、見事2得点を奪うことに成功しました。レナトが決定機を決めきれないシーンが複数回見られ、少し不安に感じていたところでしたので、本当にこの時間帯に決められて良かったです。直後に失点し、その後も押し込まれる時間帯は続きましたが、2点を奪っていることが試合展開においても川崎側に有利に働いたと思います。

○ アジアの舞台で磨かれるスタイル
久々の参戦となったACLのGL6試合は、全ての試合がキツかったです。2010年の頃に比べると、巨大マネーを背景に強化を進める中国超級のクラブはもちろん、力を付けてきたAリーグ勢の存在も大きく変化しており、本当に紙一重の試合ばかりでした。他にも、芝生等のピッチ環境の違い、相手の厳しいコンタクト等に見舞われるなど、普段のJリーグとは異なる環境下で戦うのは改めて大変だと感じた次第です。
その中でも、川崎はメンバーを入れ替えながらも、自分たちのサッカーを貫いて戦ってきたことには、大きな価値があったと私は考えます。一つは、力で押してくる相手に対して技術で対抗し、ゴールを奪うことができたことです。これは単純に大きな自信にもなりますし、どんな相手・状況でも表現できたという意味ではチームとしての成長の証であると思います。もう一つは、一段とタフに戦えるようになったことです。特に、最後の2試合となった貴州、蔚山戦は死闘に近い、非常に激しい試合になりました。相手に攻め込まれる時間も短くはなかったため、耐える時間帯もありましたが、それを決壊することなく守りきり、押し返すことができたことが連勝に繋がったと思います。アジアの舞台で、川崎のサッカーは新たな刺激を受けて成長を遂げている、そう思わされる2か月間でした。

◯ 技術・スピード・パワー、本当に強かった蔚山現代
Kリーグ勢との対戦を終えると、ラフプレイを含めたゴリ押しのイメージが前面に出る報道が多いと思います。実際、蔚山戦も試合が進むに連れて、相手の激しいコンタクトプレイが飛び交いまして、戦況とともに選手の身が心配になりました。小林選手への顔面への飛び蹴りのような危ないプレイには肝を冷やしました(正面衝突していたら大惨事でした)。しかし、試合を見たサポーターならば、それが蔚山の全てではないことを理解していると思います。韓国代表選手のGK・キム・スンギュのシュートストップや足元の技術はたしかものですし、9番・キム・シヌクの長身を生かしたポストプレイは脅威でした。個の力だけではなく、技術的な部分においても、素早いパスワークで高速ピッチを物ともしない質の高いプレイが随所に見られましたし、戦況を伺いつつも、相手の強さを実感させられました。正直、コレまでに闘ったことのある浦項や城南とは全然違いましたし、本当に一番強いチームだと思いました。それに勝てたことは本当に大きかったです。

以上です。本当、見ているだけでも緊張してくる試合でした。だからこそ、5年ぶりのラウンド16進出は本当に嬉しいです。アジア制覇に向けて、まだまだ戦いはこれからですね。Jリーグを代表しているわけですし、頑張っていきたいところです。
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