ぶらり人生途中下車の旅

ボンクラライフ

『男祭り』と比較できない:昨日の『Dynamite!』視聴感想

■ 雑感:層の厚さを感じた編成だったが
話題性の金子賢・ボビー・曙、人気実力を兼ねた魔裟斗・KID・元気、
玄人向けの桜庭VS秋山、所VSホイラー、勝村VS永田さん(弟)といった対戦。
今年は、例年よりも様々な視聴層に発信できるカード編成ができていたと思う。


実際、見てみると序盤は内容が淡泊なモノが多かったような気がする。
攻防無く短時間で終わる試合もあれば、フルラウンドでもgdgdなのも。
KIDの相手はメダリストとはいえ、打撃はアレだったし、何とも言えない。


後半からの元気・魔裟斗・所さんあたりは内容が濃かったかな、見所多し。
曙さん、えっと今年は勘弁してください。シルバが勝てて実は嬉しい私です。
素敵だったのは永田さんが大晦日マットを跨いで敬礼したことかな(棒読み)


■ 見てられなかったメイン:桜庭 VS 秋山
今大会で非常に勝負論ありきで動いたのは、何と言ってもメインだった。
桜庭の入場シーン、伝説のホイス戦を彷彿とする桜庭ワールド全開の入場。
対する秋山は「柔道最高」を唱え続けた彼らしい、礼に始まる入場シーン。


非常に緊迫した展開、秋山は胴衣を脱いで明らかに打撃戦を想定していた。
桜庭の蹴りがベストに近いキレ、パンチこそは押されながらも間合は取れてた。
桜庭は数度のタックルを仕掛けるが秋山に切られ、何かを感じ桜庭はタイム要請。
だが、アピールをレフェリーにスルーされ、秋山のパンチラッシュに倒れたサク。


パンチが振り下ろされ危ない状態、しかし試合は止められない。
誰もが「早く止めてくれ」と願ってただろう、ようやくゴングが鳴って終了。
桜庭の「すべるよ」の抗議が響く、真偽はどうあれ、タイム要請はどうなんだろ。


当方も桜庭の敗戦も散々見てきたが、これだけ空しい敗戦は初めてだろうか。
勝利はキツイと思ったが、流石に負けでも試合はスッキリ終わって欲しかった。
移籍問題を自分なりに考えてサクを支持してたが、やっぱ間違ってたかなぁ…。


■ 今年のベストバウト:所英男 VS ホイラー・グレイシー
フルラウンドだったんだが、所さんはグラップリングの中でも動きがある。
そこら辺のグラウンドを含めた攻防のテンポの良さが時間の経過を早く感じた。
悪く言うと所さんは極められそうで極められない、そこら辺のハラハラ感がある。
一本を取れず昨年は苦しんだ所さんだが、今年の巻き返しに期待したいところだ。


次点は魔裟斗、彼はしっかり練習してるからあれだけ言えるんだな。
相手はボクサーとはいえ、しっかり蹴り倒した、その鈴木も意地を見せた。
K-1MAXも何だかんだで彼次第であり、今年こそ悲願の王座奪回を狙って欲しい。