ぶらり人生途中下車の旅

ボンクラライフ

WWE『ECW ワンナイト・スタンド2006』


WWE ECW ワンナイト・スタンド2006 [DVD]


■ 二度目の復活、熱狂が再び!
久々にWWEの特番DVDを借りました、特集こそは見てたりしたのですが。
今回見たのは、昨年の異常なECWブームに引き続き、今年も復活したECW!!
とりあえず特番の何試合かピックアップして考察してみる、ネタバレ要注意。


レイ・ミステリオ VS サブー(世界王者戦)
空中戦が得意な両者であるが、その特徴は大きく異なっているのは一目瞭然。
ミステリオのはルチャ風味、対するサブーは椅子・机を使ったハードコア風味である。
二人の要素が噛み合いまくった試合、双方とも想定外の動きをしてきて驚きまくる自分。
場外へ向かってロープ反動で飛ぶ→場外テーブル上DDT→テーブル貫通はヤバ杉だ。


■ エッジ&ミック・フォーリーVS テリー・ファンク&トミー・ドリーマー
始まるまでは微妙感すら漂った試合だが、Holy Shit!!(超スゲー)試合だった。
テリー御大が目をやられ退場、2対1で不利な状況でドリーマーは相手にやられ放題。


そこへ復活の御大が角材に有刺鉄線を巻き付け登場+角材に火を付けて殴りつける。
フォーリーの服に引火+有刺鉄線ボードに落下。消化器で鎮火されて何とか助かる。
しかし、エッジに落とされ御大も有刺鉄線へ…。試合後にペンチでカットして脱出。
61歳のテリー御大が「リビングレジェンド」の名に恥じぬ奮闘で大いに盛りあがった。


ジョン・シナ VS RVDWWE王座戦
WWEの会場の雰囲気とはまた違い、RVDはECWの会場では千両役者といったとこ。
RVDこそがECWを体現する“アイコン”であり、昨年の欠場を最も悔やんだ男だろう。
満を持しての今大会はメインで王座戦、もう観客は入場から出来上がってる感じ。


試合展開としては割と普通だったが、やっぱECWの雰囲気ではRVDの魅せは上手い。
エッジの乱入とかでカオス状態だったが、ファイブスターフロッグスプラッシュ炸裂。
最後はポール・Eが何故か3カウントを叩いて新王者になったRVD、会場はもう大興奮。


■簡単な総括:ECW最大の武器、それは熱気!!
絶えず聞こえる“ECW”コール、手拍子、そして大合唱という独特の雰囲気。
WWEとは異なった空間を提供している会場独特の熱気こそが、ECW最大の武器。


サンドマンがビールを飲みながら客席から登場、観客にもみくちゃでも本人ノリノリ。
選手入場曲が流れれば大合唱、攻撃にあわせコール、良いプレイには最大限の賛辞。
プロレスで大切なのは「観客とのコミュニケーション」、ECWはその究極型かもしれん。
まるでロックバンドのライブのような熱狂、こんなノリで試合やるなんてズルいよ(笑)