ぶらり人生途中下車の旅

ボンクラライフ

少し前に『ブロークン・フラワーズ』を見てきた

■あらすじは…
若い頃、女ったらしだった主人公・ドンは、今は一儲けして静かに暮らす。
愛人が彼の家を出て行った日、彼に差出人不明のピンクの便箋の手紙が届く。
内容は「アナタに19になるに子供がいます」という唐突なカミングアウト。
お節介の隣人にそそのかれ、彼は子供の母親を探すために旅に出る。


■見終わって
きっかけは『立喰師列伝』で見た予告、あとシャロン・ストーンが出てたことかな。
若者が恋人を探して旅に出る、ってのは明るさというか希望に満ちている。
中年が昔の恋人達に会いに行く、という本作は何とも寂しいものを感じる。
笑いもあるが寂しさや愛おしさを感じる作品、こういうの強烈に印象に残る。


主人公のドンを演じていたビル・マーレイが、本当に良い味を出してた。
喋らずともにじみ出てくる哀愁のイメージが主人公像にピッタリだった。
あと音楽は何度も流れて耳に残るタイプで凄い好き、サントラ買おうかな。