12月30日、駒陸で高校サッカー選手権の開幕戦を観戦。
快晴の空の下、全国各地で繰り広げられた予選を勝ち抜いた精鋭たちが集う開会式。
【全国高校サッカー選手権:駒沢】開会式の入場行進。大会テーマ曲『ふり向くな 君は美しい』の生演奏を聴けるのは良いのですよね。近年は大会ごとに応援ソングはありますが、やはりこの曲を聞きたくなりますね。 pic.twitter.com/O5gEwdyfOX
— グラッデン (@yoshi141) 2018年12月30日
大会テーマ『ふり向くな 君は美しい』の生演奏に合わせて行進する選手を見ると、観戦者の自分の気持ちがグッと引き締まる。正直、プレイヤーズファーストとは言えないセレモニーではありますが、晴れの舞台が印象に残るモノであればという気持ちもある。
〇 GAME:流れを変えた「半端ない」一撃
(駒沢大高の応援席にはビッグフラッグ登場)
開幕戦は東京都代表が登場することになっておりますが、今回は地元とする駒沢大高校が登場と言うことで応援席には多くの関係者が駆けつけておりました。
(前半は駒沢大高が主導権を握る)
試合は、序盤から主導権を握った駒大高が前半36分に先制。
駒大高は、サイドを起点にした攻撃もさることながら、前線からの積極的なプレスで相手からボールを取り上げる守備が非常に良かったと思います。相手にボールを握られ、押し込まれる展開が続いた那覇西も粘り強い守備で凌いでおりましたが、ゴール前の混戦を決められてしまいました。
後半、最初の約10分間は駒沢大ペース。駒沢大が積極的に2点目を狙う姿勢を見せておりましたが、那覇西も集中力を切らさずに必死の守備で耐える。試合の流れが大きく変わったのは、那覇西の「半端ない」一撃でした。
(同点弾を決めた直後の那覇西イレブン)
中盤でボールを受けた宮國選手が、細かいタッチで相手を交わして、迷うことなく振りぬいたミドルシュートがネットを突きさす。ほんの数秒の出来事、一連の流れを含めて素晴らしいゴールだったと思います。
息を吹き返した那覇西は、勢いそのままに前線のスピードを活かした縦に速い攻撃で逆転を狙う流れを作りましたが、駒沢大高も反転攻勢で決定機を連発。
(80分で決着がつかず)
ほんの少しで決まろうかという場面でしたが、那覇西もゴール前での必死のクリア、GKの好セーブで凌ぎ切る。一進一退の攻防を繰り広げた試合は、決着つかずにPK戦に突入。
(PK戦は集中力が問われる展開に)
PK戦は、5人目以降はGKの集中力が切れてきた印象もあり、枠外・正面以外は止めきれない雰囲気となり、11人目となるGKまでキッカーが回る展開。試合中も好セーブを見せた那覇西のGKが止めて、決めて勝利を掴みとる!激アツでした(寒かったけど)
(喜びを爆発させる那覇西イレブン)
以上です。激闘の幕開けを予感させるサッカーの醍醐味、怖さを詰め込んだ濃密な試合になったと思います。平成最後の選手権が楽しみになってきました。