ぶらり人生途中下車の旅

ボンクラライフ

観戦記:ラグビーワールドカップ2019・オーストラリア代表-ウェールズ代表

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9月29日、東京スタジアムで開催されたラグビーワールドカップを観戦。筆者にとって今大会唯一の横浜以外での観戦となる。

〇 SHOP:大会の熱に触れられるメガストア

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早めに家を出たので、寄り道がてら新宿駅前にあるメガストアを訪問。開幕後2度目の訪問であるが、相変わらず大盛況。京王線で向かうであろうオーストラリア代表・ウェールズ代表の双方のファンも多く足を運んでいた。

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開幕後の本大会に対する注目度が高まっていることを実感できる。筆者も「一生に一度」を合言葉にグッズを買い増してしまったりする。

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スタジアム・ファンゾーンに足を運ぶ機会が無い方でも、大会公式グッズを手に入れることができるのでおススメだ。

〇 STREET:異国情緒を醸し出す駅前の光景

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両国の代表ファンの賑やかな雰囲気を味わいながら飛田給駅に到着。

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FC東京東京ヴェルディの試合で足を運ぶ機会は少なくはないが、W杯モードの仕様の駅構内、周囲の雰囲気を含めて、普段とはどこか違う雰囲気だった。

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駅を一歩出れば、早くも一杯始めているファン多数。理由は簡単、外の方が圧倒的に安上がりだからだ(笑)駅までの導線に複数のコンビニ、マック・すき屋を擁する飛田給駅前にある各店舗の存在は心強く見えた。

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今回は開場とともにスタジアムに入場。指定席のため急ぐ必要もないこと、スタジアム外で一杯している人も多く、今回も問題無くスムーズに入ることができた。

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スタジアム2階の座席を確認し、売り子さんから1杯(チョロい)。売り子需要・人気は目に見えて明らかで、とにかく海外のラグビーファンが飲みまくるので試合中は多忙を極めている。ちなみに、売り子とツーショットを撮る海外ファンも結構見かけた。

〇 SQUARE:スペクタープラザに響き渡った歌声

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試合まで時間はあるので、入場エリア内に設置された「スペクタープラザ」に移動。

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普段はアメフト等が行われるアミノバイタルフィールドを利用するダイナミックな運用。広大なスペースと常設の観客席があるので、ストレスなく、自由度の高い空間で試合までの時間を過ごすことができる。

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ミートパイを食いながら、ビールを飲んで、熊谷での試合をのんびり観戦。

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「幸せ過ぎる、明日会社行きたくない」と強く感じてしまった。

試合中継の合間には、ステージイベントとして、来日公演中のマニック・ストリート・プリーチャーズジェームズ・ディーン・ブラッドフィールド氏によるミニライブが開催。ウェールズ代表ファンはステージ周辺に集まり、大歓喜。その空間に偶然居合わせることができたのも何よりの幸運だった。

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横浜編でも書いたが、入場エリア内の溜まり場に足を運ぶと会場の雰囲気を一段と楽しむことができるので、観戦予定の方は是非。

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試合が近づくと、楽しさを表現しながらも、両国のファンが仄かに試合モードのスイッチが入ってきているのが伝わってくる。

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筆者の座席周辺にいた多数のウェールズ代表ファンは、よく呑んで、よく歌っていた。スタジアムにこだまする「ウェールズ」コールは力強くも、温もりのある雰囲気があった。

〇 MATCH:ウェールズ代表が見せた「鮮烈」と「粘り」

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試合は、予想以上の白熱の展開となった。前半はウェールズが電光石火のドロップゴールで先制に成功すると、タッチキックを使ったトライで点差を広げ、ワラビーズの逆襲を受けた後もキック、そしてインターセプトからの独走トライでリードを広げる。密集戦で優位に立ったこともそうだが、序盤の良い流れをそのまま勢いに変えたような内容だった。

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後半に入り、ワラビーズが猛攻を見せて1点差にまで迫る。前半苦しんだスクラムで相手ファウルを誘い、巧みなステップワークを駆使してディフェンスを掻い潜るゲイン、そしてゴールライン上の粘り強い攻撃が実を結んだトライを見せる。

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前半から一転して、どう転ぶか分からない展開に盛り上がりを見せたが、勝敗を分けたのはウェールズの守備の集中力だ。オーストラリアのアタックに対して粘り強く対応し、ミスを誘う。また、ボールをしっかりキープして時間を進める。終盤の守備対応は本当に見事だった。

観客の感情が爆発するほどの白熱の試合を終えても、お辞儀を忘れない両国の振舞には感謝しかない。

「礼に始まり、礼に終わる」という武道の価値観を体現したような光景だ。近くにいた多くのウェールズファンと握手と言葉を交わす。彼等もまた日本の観戦者に大きなリスペクトをしてくれている。

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国は違っても、競技を愛する気持ちは同じなのだと実感できた瞬間だった。そうした余韻に浸り、勝利したウェールズ代表のファンの歌声を耳にしながら帰路についた。 

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横浜に続き、今回も濃厚な時間を過ごすことができた。スポーツを通じて世界を間近に感じることができることは、観戦者として何よりもの幸福だ。まだまだ大会は続き、筆者も大会観戦が残っている。素晴らしい時間にも終わりは訪れるものだが、今はそのひと時を大いに楽しみたいと思う。

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