5月3日、等々力で仙台戦を観戦。
「令和初陣」気持ちを新たに。そして、奈良選手のために気持ち込めて。
🎦 ハイライト動画
— Jリーグ (@J_League) 2019年5月3日
🏆 明治安田生命J1リーグ 第10節
🆚 川崎Fvs仙台
🔢 3-1#川崎F対仙台#Jリーグ
その他の動画はこちら👇 https://t.co/CfyiYDvsJ6 pic.twitter.com/x3VtPacAQJ
試合は、悠様とハセタツの2ゴールで川崎が勝利。この日の観戦を通じて感じたことは、以下の点です。
〇TEAM:等々力で表現された「Colors,Future!」
2018年9月、川崎市は「Colors,Future!いろいろって、未来」*1という都市のブランドメッセージを策定しました。川崎の「川」の文字と光の三原色をイメージしたロゴマークは、色同士が重なり合うことで作られる多彩な色の多様性や自由を表現し、川崎の新しい未来への可能性を込めております。
等々力陸上競技場のピッチで描かれた川崎のサッカーも、出場した選手たちの色が重なり合ったことで生まれたカラフルな内容であったと思います。もちろん、出場機会を与えられた選手であるならば、自分たちの武器を活かそうとしますし、それが戦い方に噛み合わないことも多々あると思います。
川崎Fの鮮やかな攻撃が炸裂🐬✨
— Jリーグ (@J_League) 2019年5月3日
🎦 ゴール動画
🏆 明治安田生命J1リーグ 第10節
🆚 川崎Fvs仙台
🔢 1-0
⌚️ 13分
⚽️ 小林 悠(川崎F)#Jリーグ#川崎F対仙台
その他の動画はこちら👇https://t.co/JUEMOXumQp pic.twitter.com/yYTMy3LVcy
脇坂選手は、自分のスタイルを色濃く表現することで前節欠場の無念を果たすことができたと思います。
悠様が「ヤスト(脇坂泰斗)は練習からやりやすさを感じている。ああいう動きをすれば出してくれると思っていた」とコメント*2していますが、彼が出来るプレーを知るからこそ、周囲の選手が彼を意識しながらプレーしてきたことが、2アシストによる2ゴールを生んだものと考えることができます。
ジェジエウ選手も素晴らしい活躍を見せてくれたと思います。ジェシを彷彿とさせる「ザケイロ」の高さ・強さを発揮するだけでなく、相手突破を防ぐ「伸びてくる」足、局面における足元のテクニックで等々力の観客を大いに沸かせました。ワンプレーごとに「おおお」という声が響き渡る光景は新鮮であると同時に、本人の後押しにもなったのではないでしょうか。
彼の起用がターンオーバーありきではなく、日々のトレーニングを見て「ココまでできる」と判断しての決断であることを証明するプレーだったと思います。大変素晴らしい活躍を見せてきた奈良選手の長期欠場は本当に痛いのですが、ジェジエウ選手が見せた定位置を奪い切らんとするギラギラしたプレーには勇気をもらいました。
そして、碧・守田・脇坂、そして途中出場の大島選手が描いた川崎のサッカーには未来を予感させる光景があると思いました。彼らの色がプリズムとなり、映し出された「青写真」が、サポーターの目に焼き付けたのではないでしょうか。
〇 MANAGER:鬼木監督の「EVER BLUE」
私見ではありますが、鬼木監督の指揮を振り返ると、技術を駆使するサッカースタイルの継承、「球際の強さ」「攻守の切替」という規律を徹底してきましたが、明確なゲームモデルを提示するのではなく、出場する選手たちの特性をどのように噛合わせるのかという視点の下でチーム作りを行っていると考えています。毎年、春先はベストミックスを模索する時期にもなっていると思います。
ただし、起用に関しては、徹底した競争原理が働いていると思います。たしかに、起用の経緯は選手負傷などによるものも多々ありますが、起用されるまでの競争を勝ち抜いてベンチに入っているわけで、出場する権利を「与えられた」のではなく「勝ち得た」感覚が選手たちにはあると思います。
3連覇を狙うチームのマネジメントとしては、一見すると異様に思える起用法ではありますが、出場機会が少なかった若手がスタメン出場するのも、実績ある選手たちがベンチギラギラした状態で出場してくるのも理由があり、そこに「彼ならできる」という監督の期待が込められて送り出されているのだと感じさせます。
さらに強いチームを作るために、どこまでも高めていくため、トライ&エラーを繰り返しながら鬼木フロンターレは前進していく決意を垣間見た試合でもありました。
以上です。ACLサバイバルをかけた上海上港戦をはじめ、5月も気が抜けない戦いが続きます。気持ち新たに1試合を大切に、自分も応援できればと思います。