ぶらり人生途中下車の旅

ボンクラライフ

観戦記:明治安田生命J1リーグ・横浜F・マリノス-川崎フロンターレ

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3月10日、日産スタジアムマリノス戦を観戦。

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ふろん太も熱い気持ちを表現する。高階さんの前ではデレデレだったけど)

必勝を期して臨んだ6日の上海上港戦では悔しい敗戦を喫した川崎。海外アウェイの移動に伴う疲労もある中、開幕連勝スタートのマリノスさんとの一戦に臨みました。

試合は、川崎がダミアン選手のゴールで終盤に勝ち越したものの、ラストワンプレーでマリノスさんに同点ゴールを許してしまい、悔しいドロー決着。この試合の観戦を通じて感じたことは、以下の点です。

◯ GAME:ハイテンションな攻防

開幕戦のFC東京戦は「プレー強度」を競い合うような激しい攻防を繰り広げ、前節の鹿島戦ではジリジリとした展開で「我慢強さ」が求められる試合となりました。

今回の試合は、上記2試合とはまた違った雰囲気を醸し出していたと思います。前線からの積極的なプレスと、プレスを剥がすための技術と工夫が、絶えることなく展開されていたと思います。

上記のようなテクニカルな展開になった背景には、ボール保持を前提とした攻撃、ボールを取り上げる守備の双方において、両チームが同じ土俵に立ち、ぶつかり合うかたちになったからだと思います。今までの対戦とは全く異なるハイテンションで、過激なサッカーが展開されておりました。

◯  PLAYER:「アオキホノオ」は川崎の未来を照らす

集合写真を撮り終えた川崎イレブンを見た応援団が田中碧選手のチャントを歌い出したことで異変に気付いたサポは多かったと思います。観客の動揺に包まれる状況下、急遽先発となった田中選手は、臆することなく自分のプレーを見せてくれました。

田中選手の持ち味は、守備の部分だと思います。フィジカルコンタクトに関しては、圧力に屈する場面があるなど、不利に働く部分は見られましたが、相手ボールをカットしたり、プレッシャーをかけて奪う技術があります。

もちろん、ボールを扱う技術も大きな武器です。狭いスペースでボールを捌くことでリズムを作り、ボールを前に運んで縦の推進力を強めるなど、激しい主導権争いの中で埋もれることなく、自己の存在を見せることができたと思います。

-レギュラー奪取を目指して

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(新体制発表会ではスーパーモデルを務めた碧選手)

「ここまで良くできた」と多くの人(当方含む)は彼の奮闘を労うと思いますが、激しい競争を生き抜くために次を見据えたコメントを残していたのが印象的でした。レギュラーには、日本代表に名を連ねる守田・大島両選手はおりますが、彼等を脅かす存在として「アオキホノオ」を燃やしてほしいところです。


◯ SUPPORT:心のサビを落とした試合

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(久々に応援に参加した筆者。普段の観戦よりも気持ちが前のめりになる)

試合翌日、朝目覚めると喉の痛みを感じました。風邪ではなく、明らかに前日の試合で声を上げて応援をした影響によるものです。ゴル裏で応援したのは久々だったこともありまして、声の出し方が下手だったなと朝の準備をしながら反省してました。

一方、最後まで必死になって応援していた自分がいたことにも気づかされました。1点を争う試合展開、決定機はあれど決めきれない中、多くのサポーターが声を出して応援をし続けていました。だからこそ、勝ち越し点の場面に感情は爆発し、ラストプレーの同点弾に呆然としてました。まさに「何も言えねえ」状態でした。それほどまでに、全力を尽くした試合でした。

ー 応援する気持ちを試される季節

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(昨春も厳しい時期を過ごした川崎。春は応援する気持ちが試される季節だ)

振り返りますと、春先は毎年こんな感じです。連覇を果たした昨季でさえ、ACLでは苦杯を舐め続け、3月末の広島戦で嫌な負け方を経験し、GWにはホーム連敗を喫するなど厳しい時期を過ごしました。

春の訪れは、シーズン開幕の高揚感を携えた自分に、応援する気持ちを試してきます。Jリーグ連覇したとはいえ、川崎フロンターレは「まだまだなんだ」と改めて実感したことで、心のサビを落とすことができました。

王者として振る舞うことよりも、1試合にかける思いを一層強くすること。それが、高い目標を達成するために求められるのではないかと。上手くいかない時期だからこそ、直向きに、一生懸命に応援していこうと思います。

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