2月9・10日、川崎ブレイブサンダースの平塚開催ホームゲームを観戦するために平塚に足を運びました。
(平塚駅から徒歩30分。観戦者的には徒歩圏内?)
トッケイセキュリティ平塚総合体育館での観戦は2年ぶり3度目。
(2,000人以上が駆けつけたGAME2)
GAME2は2,000人を超える観衆が駆けつける等、盛り上がりを見せました。
〇 GAME 1:「絶対に諦めない」=川崎スタイル
GAME1は、劇的勝利を飾りました。序盤は三遠さんが先行を許したものの、2Qに川崎が逆転して折り返することに成功。
(攻撃を牽引したニック選手とチルドレス選手)
2試合を通じて、ニック選手のフィーリングが大変素晴らしく、ミドルレンジ・スリーポイントもズバッと決まり、攻撃を牽引しました。
後半も、6点差以内で推移する緊張感のある展開。三遠さんは守備のアプローチに変化を付けてきたことで川崎の攻撃を抑え込むことに成功。さらに、三遠・チルドレス選手の突破を止められない川崎は、リードを守ることができず4Qに再逆転を許してしまいます。
俺が決める‼️
— 川崎ブレイブサンダース (@brave_thunders) 2019年2月9日
残り20秒、キャプテン #7篠山竜青 が起死回生の逆転3Pシュートォォッ!!!!!
バスケットLIVE でライブ放映中🎥https://t.co/QAJP2M3T7H #川崎ブレイブサンダース#BE_BRAVE pic.twitter.com/WVcuOHAlFB
非常に厳しい展開の中、最終盤に川崎が驚異の粘りを見せます。万事休すかと思われたフリースローをゴール裏に陣取るダンスキッズ達が素晴らしいプレッシャーの甲斐もあって連続失敗⇒直後のリバウンドから篠山選手の3ポイントで逆転成功。
(最後の1秒までドキドキの展開でした)
「諦めたらそこで試合終了」を地でいく展開で全然勝った気がしませんでした(汗)今季、終盤の試合運びで試合を落とすことが多かっただけに、悪い内容の中でも勝利したことに意味がある試合だったと思います。
〇 GAME 2:改善のキッカケ
GAME2も一進一退の攻防となりました。前日同様、三遠・チルドレス選手を止められずに苦しめられますが、ニック選手の得点力も健在。
1Qに失点を重ねて8点差付いたところで即座にタイムアウトを取った川崎が立て直し、逆転に成功するも、三遠さんも両外国籍選手の力強い突破、外からのシュート精度の高さでピッタリと追いかける展開でマイポゼッションの攻防が目の離せない展開となりました。
(スリーポイントを決めた直後の篠山選手)
試合を分けたのは、4Qの攻防でした。この日もアグレッシブな動きを見せていた藤井選手がスリーポイント、それに続かんとばかりに篠山選手のスリーポイントで突き放すことに成功。さらに、タイムアウト直後に藤井選手がスチールからの得点を決めてダメ押し。ガード陣が勝負の際のところで素晴らしい活躍を見せてくれました。
苦しい時間帯もありましたが、重要な場面で集中力を切らさず、勝利を引き寄せることができたのは今後に繋がる内容だったと思います。
〇 TEAM:観客の感情を突き動かす「Be Brave」
(一体感のある雰囲気が作れていた平塚の2試合)
今節のポイントなったのは、GAME1の4Qに尽きる。苦しい展開でも足を止めずに食い下がった選手たちの奮闘は素晴らしかったが、後押しするアリーナの雰囲気が良かった。ピュアゆえに全力でノイズを作った子供たちの奮闘にも感謝するしかない。
ブレックスアリーナで観戦した栃木との一戦で感じたことがある。DeNA体制が標榜する「楽しませる」試みも良いと思うし、まだまだ観客を集めるための取組を推進すべき時期だと考えている。
(IRISの応援もアリーナに大きな
力を与える)
一方、演出・応援が試合に与える影響が非常に大きいバスケットボールという競技の特性を踏まえ、チームを後押しする「勝たせる」空気感も作っていくことも大事だと思います。
「最後まで絶対諦めない」= Be Brave というのは、東芝時代から続くクラブアイデンティティ。実際にどんな試合でも、このチームの選手たちは1秒まで諦めずに走り続けている。勝敗に関係なく、そうした姿が観客の感情を突き動かすことができると思います。
今はまだ難しいかもしれませんが、スポーツが生み出す力を最大限に生かしたアリーナづくりを目指してほしいと感じた2試合でした。