ぶらり人生途中下車の旅

ボンクラライフ

観戦記:B1リーグ・栃木ブレックス-川崎ブレイブサンダース

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1月26日、栃木ブレックス戦の応援のために宇都宮に遠征。
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(2013年、極寒のグリスタで応援。試合内容もry)

宇都宮は、栃木SCさんと川崎フロンターレプレシーズンマッチでグリスタに足を運んだ2013年以来の訪問。うん、あの時は気温も試合も寒々だった(遠い目)

〇 CITY:PRIDE OF GYOUZA & BREX

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(店舗を問わず「餃子の街」をアピールする宇都宮駅前の風景)

宇都宮は、全国に「餃子の街」をアピールするだけあって駅周辺にも餃子専門店が密集しております。

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ホテル アールメッツ店の開店時間に合わせて現地入り)

お昼時を狙って現地入りした筆者は「餃子の店 みんみん」さんで焼餃子&水餃子をいただきました。

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(焼餃子2人前+水餃子1人前+ライス=魔のトライアングル)

焼餃子のパリパリ感と水餃子のプリプリ感を一度に味わい、白米が良いフォロー役として食欲ポゼッションを高める。プライド・オブ・餃子シティの力を胃袋で実感(3店舗回った)

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(胸スポンサーでもある栃木銀行の広告に起用される田臥選手)

ナイトゲームのため、近場のサウナに向かいながら街を散策しておりましたが、栃木ブレックス関係の広告類が目に入ります。

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(バスを見つけた瞬間、ダッシュで追いかけた笑)

特に、田臥勇太選手がドドーンと掲載されたラッピングバスはインパクト大。こうした部分でも、地域の浸透度を強く感じさせられる光景でもありました。

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日光アイスバックス栃木ブレックスを応援する自動販売機)

〇 GAME:激闘の末に・・・

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夕刻、ブレックスアリーナ宇都宮に到着。無料シャトルバスが常時運行してるのは本当に助かります。観戦者目線では歩けなくもない距離ではありますが、やはり初めて行く会場だけに、こうしたアクセス手段があるのは心強いです。

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(試合前の選手入場時。要所でブースターは立ち上がって応援)

後述しますが、長年の観戦経験でも5本の指に入るだろう「圧倒的アウェイ」を味わいながら、栃木と川崎の試合は始まりました。

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(試合前の円陣。前日のリベンジを果たすために)

試合はGAME2らしく、ロースコアの展開。特にインサイドの激しい守備が展開された1Qは、両チームとも得点が入らない。

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(限られた時間の中でも存在感を示した栃木・比江島選手)

その中でも、比江島選手の連続ポイント等で栃木さんが抜け出し、川崎が追いかける展開。一時は10点近く離された川崎も、前半終わりにニック選手が得点を重ねて3点差まで迫るなど粘りを見せる。

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(後半、インサイドで奮闘したマクリン選手)

3Qに入ると、栃木さんのミドルレンジ、スリーポイントが決まり始める。栃木さんに再び10点以上の差をつけられた川崎でしたが、マクリンを活かしたインサイドの攻撃に活路を見出して巻き返し、逆転に成功。ロシター選手のマークを吹き飛ばさんばかりの強烈な攻撃は川崎ブースターを勇気付けました。

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(4Qにはリードを広げるスリーポイントも決めた林選手)
しかし、4Qの終盤にまたしても栃木さんに逆転を許してしまいます。ディフェンスのギアを上げた栃木さんの前に、奮闘を続けてきたニック・マクリン両選手も封じ込められてしまいます。栃木さんの最後の数秒まで、一歩でも前に出ようとする鬼気迫るディフェンスには驚かされました。激戦を繰り広げる東地区で戦うチームの底力を思い知らされる場面でした。

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(シュートがなかなか決まらなかった辻選手。こんなもんじゃない)

また、後半に入り、外からの得点が増えてきた栃木さんに対し、川崎のガード陣が最後まで点を奪えなかったのも痛かったと思います。連戦による疲弊もあるかもしれませんが、勝負所の精度の差が試合を分けてしまったのは悔しいところです。

〇 ARENA:チームの勝利を手繰り寄せる空間

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今回、初めて足を運んだブレックスアリーナ栃木は刺激的な体験となりました。

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(高い収容率はアリーナに熱気を生み出す)

会場に入ると、アリーナの密集度に驚かされます。公表されている会場の収容人数は2,900名に対し、この日の来場者数は4,324人(汗)

アリーナに並べられている席数数が相当数あり、そして会場の集客率は限りなく100%に近いと考えることができます。

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(コールリーダーの存在は、会場の声のまとめ役として機能していた)

栃木さんは、超満員の観客が発する声量を武器に、コールリーダーを中心とする一体感のある応援でチームを後押ししていきます。

応援の勢いが増すと、決して少なくはなかった川崎ブースターの声が掻き消される場面も。1人の力がここまで無力なのかと愕然とさせられるほど、圧倒されてしまいます。


ブレックスネーションの力は、終盤の接戦で大きな役割を果たしました。応援の波は味方チームを鼓舞し、相手チームに大きな圧力をかけてることで勝利を手繰り寄せる。こんなに熱い空間が日本のスポーツ会場にあるということに、胸が熱くなりました。

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チアリーダー・BREXYはブースターの気持ちを繋ぎ、一体感を作り出す)

こうした空間は、栃木さんが時間をかけて作られたものだと思います。仮に川崎で同じようにしようとしても、このような雰囲気を一朝一夕では作れないと思います。地域とクラブの絆を垣間見たような気がします。

〇 TEAM:成長に近道はない。チームを信じて。

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天皇杯・千葉戦でも感じた点ですが、僅差の展開になると、試合に入れるラージグループの人数差は大きく響いている印象。メンバーを入れ替えて流れを変えることができない今季の川崎は、コアの選手が試合に入らないと苦戦してしまいます。

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(流れを変える選手の存在が大きいと感じる試合でした)

栃木さんは、田臥選手が出れませんでしたが、比江島選手だったり、渡邊選手のように試合に変化を与える選手がいることは本当に大きいと思います。

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(戦いは続く。課題を突き詰めて、チームとして高みを目指して)

昨季まで接戦を繰り広げてきた栃木・千葉・A東京に対して「勝てそうで勝てない」状態が続いています。良いメンバーが揃っていると思いますが、チームでして勝ち続けるには足りない部分があります。劇的に改善はしないと思いますが、まだシーズンは続きます。良い時も、悪い時も心はチームとともにある。

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