ぶらり人生途中下車の旅

ボンクラライフ

観戦記:B1リーグ・川崎ブレイブサンダース-シーホース三河

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10月17日、とどろきアリーナ川崎ブレイブサンダースのホームゲームを観戦。

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(試合前のスターティングメンバ―による円陣)

今節は、三河さんとの同地区対決。今季は厳しいスタートとなっている三河さんですが、過去の戦績等を見れば地区優勝を争うライバルになることは間違いありません。

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試合は、先行しながらも逆転を許した川崎が4Qに再逆転に成功して勝利。観戦を通じて気になった点は以下の通りです。

〇 「流れを変える男」が川崎にいる

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(22ポイント、リバウンド数もチームトップだったマクリン選手)

前半の川崎は、マクリン、エドワーズ両選手が攻撃を牽引。ベンチスタートのニック選手は本調子とは言えず、ゴール下での得点力を発揮することはできなかっただけに、2人の活躍が非常に頼もしかったです。

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(ゴール下で体を張るマクリン選手)

また、マクリン選手はディフェンシブリバウンドでも存在感を示し、三河さんのシュート後のファストブレイクからも得点を重ねることでリードを広げることもできました。

- 圧巻のプレーを見せた三河・金丸選手

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(チームトップの21得点を決めた金丸選手)

後半に入ると三河さんがハイペースで得点を重ね、12点差を3Qに逆転されてしまいます。前半から得点を積み上げてきた金丸選手の存在が大きかったです。後半の金丸選手はミドルレンジ、難しい体勢からのフェイド・アウェイを決めるなど、一段と違いを見せる圧巻のプレー内容だったと思います。トータルで21得点(ノーファウル!)は本当に素晴らしいの一言です。

- 勝利を引き寄せた3連続ポイント

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(林選手のスリーポイントは反撃の口火を切った)

前節・滋賀戦と同様、リードを許した川崎が迎えた4Q。林選手の素晴らしいスリーポイントで流れを作り、一気に引き寄せたのは藤井選手の3連続ポイントです。

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(藤井選手は素早い判断によるクレバーなプレーが光る)

2度に渡るカットプレーからの得点、ファストブレイクからの巧みなドライブからの得点はいずれも素晴らしい状況判断と技術から生まれた得点だと思います。再びリードを奪った川崎は、ディフェンスは粘り強く対応、オフェンスでは時間を進めながらも篠山選手らしい「ココぞの一発」が決まり、勝ち切ることができました。

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(試合後のHCインタビューをベンチから聞く篠山選手・藤井選手)

藤井選手といえば、途中出場から「流れを変える」プレーを何度も見せてきましたが、今季も勝利に導くカギを握る男としての活躍を期待させるものであったと思います。

- 最終形態「オン・ザ・コート3」への期待

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(丁寧に受け答えをされる川崎・北HC、何か言いたげなロウル)

試合後のHCインタビューにおいても言及されておりましたが、川崎はファジーカス+エドワーズ+マクリンの「オン・ザ・コート3」の超攻撃布陣を組むことができます。

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(ファジーカス選手の復調がコート3の封印を解く鍵となる?)

正直、ファジーカス選手のコンディションが「まだまだ」という状態のため、早期実現とはいかないと思いますが、劣勢を跳ね返す飛び道具としてシーズン後半あたりは使ってくる可能性は大いにあると思います。

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マクリン、エドワーズ両選手の上手さ・強さは証明されているだけに最終形態への進化を楽しみにしたいと思います。

〇 リード+自然発生で生まれる「オールタイムサポーティング」の可能性

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チアリーダーズ・IRIS  LINAさん)

前節・滋賀戦の観戦記でも触れましたが、川崎の応援スタイルは新しいBGMと従前のコールとの間で揺れ動いております。この日の応援でも、昨季までの応援で慣れ親しんだ「川崎」コールが自然発生し、選手に声援が送られました。こうしたかたちに対して、不安を覚えた筆者でしたが、前週の半分程度の三河戦で感じた応援の渦から、全く別の着想に至りました。

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アリーナMC・高森さんをはじめとした運営側も、滋賀戦、さらには試合後に実施されたアンケート結果を踏まえてなのか、音楽を被せて押さえつけるのではなく、流れに取り込む方向に持ち込んでいると感じました。

結果として、新BGMの攻撃・守備を展開しながらも、音楽が流れない場面では自然発生の川崎コール、あるいは有志応援団による「サンダース」コールが発生し、それが広がる。このような応援の空気感が醸成されれば、40分間止まらない応援、オールタイムサポート体制を作れるのではないでしょうか。

 例えば、Bリーグファイナルで感じたブレックス・ネーションの作る応援の圧、あるいはアスフレ観戦で体感したハピネッツブースターの勢いのある応援なんかに近い雰囲気に近いかもしれません。自然と湧き起こる声援は一体感の源になると思いますし、Bリーグの頂点を狙ううえで必要となる力だと思っております。変化から生まれる副産物を上手く取り込んでいけるのか、今後も楽しみです。

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以上です。シーズンは始まったばかりと、様々な意味で試行錯誤は続きますが、新たなる進化の足音は聞こえてきます。

新体制に対する恍惚と不安、2つながら我にありますが、引き続き、動向を見守りながら応援できればと思います。

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