ぶらり人生途中下車の旅

ボンクラライフ

観戦記:明治安田生命J1リーグ・川崎フロンターレ-横浜F・マリノス

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8月5日、等々力で横浜F・マリノス戦を観戦。

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暑さはノーサンキュー、熱い試合には期待。

試合は、悠様の2得点で川崎が勝利。試合を振り返って感じたことは、以下の点です。

◯ 勝利のエナジー

タフな試合になりました。高温多湿+中3日の負荷に加えて、前節・浦和戦は体力的アドバンテージを生かせずに手痛い敗戦。 

敗戦した次の試合で巻き返すには、普段以上に多くのエネルギーが必要であると常々感じているだけに、この日の川崎イレブンの奮闘ぶりには胸が熱くなりました。

試合の序盤、マリノスさんは、第1プレッシャーラインを川崎の最終ラインに設定、奪ったボールを両翼に位置する仲川・遠藤両選手に預け、スピードを生かした攻撃を展開。事前に準備したこと=チームとして「やりたいこと」は出来ていたと思います。

フロンターレは、相手の攻勢に耐えながら、敵陣を崩す攻撃を試み、先制点を奪うことができました。おそらく、マリノスさんも先制点を奪えば、自陣の守備を固めながら、ロングカウンターを狙うという現実的な策を講じた可能性は高く、浦和戦と同様、苦しい試合展開になっていたと思います。その意味でも、前半に見せた攻守の粘り強い対応は大きかったと思います。

後半のフロンターレは、時計を進めることを意識し、スローテンポに攻撃を進めていましたが、欲しかった追加点を奪えたことにより、リードを守りきる体勢に入ったものの、終盤マリノスさんの攻勢は相当シンドかったと思います。その中でも、集中力を切らすことなく、足や身体を投げ出した守備で防ぎきり、完封勝利を手にした。

ピッチに出た選手はもちろん、給水タイムで選手に駆け寄ってボトルを渡したり、戦況を見守っていたベンチメンバーも含めて皆がハードワークして手にした勝利ではないかと。輪になって、一体感を持って皆で戦える雰囲気が、今後の戦いにもつながればと思います。

〇 トメルケールを継ぐモノ

観戦を通じて、印象に残ったのは守田選手、大島選手、そしてトップ下の憲剛さんの3人の存在です。ダブルボランチの守田・大島両選手は、ボールという名の血液をチームに送り続ける心臓部とも言える存在だけに、彼らの出来がチームの状態を大きく左右すると言えるでしょう。

ココまで自分で書いていて感じたのは、4年前にコンビを組むこととなった憲剛・大島のコンビに対しても同じようなことを述べていたからです。ボランチに据えられた大島選手は、憲剛さんとのコンビを組むことで多くのことを吸収し、現在に至るまでに大きく成長しました。途中、負傷による度重なる離脱、あるいは大きなスランプ等も経験する等、苦労も多かったと思いますが、個々の技術を大事にするフロンターレのサッカースタイル(筆者は風間前監督が強調していた「ボールを止める、蹴る」というフレーズから勝手に「トメルケール」と呼んでいる)を支える中心選手に成長したものと考えています。

憲剛さん、あるいは風間前監督等から指導を受ける立場だった大島選手は、守田選手をフォローするする側に立ち位置が変わりました。新人ながら、物凄い成長速度でレギュラーの座を掴んだ守田選手ですが、この試合ではポジショニング等に苦戦し、周囲の選手たちのフォローを受けていました。修正をしながらも、攻撃面では先制点に繋がるスルーパスを出すなど、得点の流れに絡む働きを見せてくれました。

そして、彼らを見守る立場にあるトメルケールのマスター・憲剛さんもまた、プレイヤーとして素晴らしい輝きを見せていたと思います。連戦の影響でコンタクトプレーの継続は厳しい状況ですが、前線からのダッシュ、間で受けてボールを繋ぎ、丁寧にそれを続けるタフさを見せてくれました。そして、2点目のアシストとなる悠様へのパスにはシビれました。

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以上です。敗戦からの再起戦を良いかたちで終えられました。夏の連戦はココから、1試合を大切に、ともに戦っていければと思います。

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