6月17日、秩父宮みなとラグビーまつり2018で開催されたサントリーサンゴリアスとブランビーズ(スーパーラグビー)フレンドシップマッチを観戦。
(鮮やかな練習着が美しかったブランビーズ)
「インターナショナルスタンダード」標榜するサンゴリアスは、昨年のフレンドマッチでNSWワラタズに惜敗。
(流選手、真壁選手は不在ながら高度な情報戦を展開)
主力選手が日本代表で招集されながらも、昨年の期するものがあったと思います。
◯ ラグビーの魅力を伝える好ゲーム
前半は、序盤こそブランビーズが押し込み先制したものの、その後はサンゴリアスが攻守に主導権を握って2トライを奪って逆転。
キックを使い陣地挽回を図りながら、ポゼッション時はショートレンジのパスを駆使して良い攻撃を作れていたと思います。
ブランビーズは、2メートル超の大きな選手の当たりの強さはもちろん、一発でぶち抜くアタックのスピード、ギリギリのところで突破を防ぐ手のしぶとさ、素人目に見てもプレー強度の平均値が高かったと思います。
後半は、スコアが何度もひっくり返る目まぐるしい展開。2点差で迎えた終盤の攻防も目が離せず、最後はブランビーズの攻撃を凌いだサンゴリアスが昨年の惜敗のリベンジを達成。
一見さんでも楽しめる、最後まで手に汗握る熱い試合となりました!! 今年も好ゲームになりました。
◯ 新たな賑わいを生むためのスクラム
昨年、港区が中心となって初めて開催された「秩父宮みなとラグビーまつり2017」。
秩父宮周辺を歩行者天国にするなどイベントとしての並々ならぬ意欲を感じました。
本年は昨年よりもエリアを広げ、イベントの充実を図られており、フレンドシップマッチも午前からNECグリーンロケッツとワラターズの試合を行い、1日を通じて楽しめるようになっていました。
ラグビーW杯の開催を来年に控え、まだまだラグビーに対する接点は増やしていきたいところですが、企業の一部門であるトップリーグの各チームでは限界があります。
昨年も触れましたが、本イベントのようにラグビーに力を入れてる自治体、トップリーグの母体企業、そしてチームがスクラムを組んで大きなイベントを作ると取組は増えてきており、プロリーグを保有してない競技団体にも広く適用できる良いモデルになると思います。
2020年にはスポーツの祭典・オリンピックが日本にやって来ます。多くのスポーツに対する知見を得ることが、誰よりもオリンピックを楽しむための近道ではないかと。スポーツの魅力を伝える取組が、全国に広がればと思います。