ぶらり人生途中下車の旅

ボンクラライフ

観戦記:明治安田生命J1リーグ・川崎フロンターレ-清水エスパルス

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5月20日、等々力で清水戦を観戦。

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ゼロックス杯から怒涛のごとく駆け抜けた3ヶ月の戦いも一区切り。毎度ながら、始まりますとあっという間ですね(汗)

試合は、憲剛さんと阿部ちゃん選手のゴールで3得点を奪った川崎が勝利。試合を通じて感じたことは、以下の通りです。

〇 新たなケミストリー

川崎のスタメンは、前節から1名変更。左SHに長谷川選手が入り、久々に阿部選手をワントップ起用。ファンソッコ選手をはじめ、長身の選手が揃う清水さんを相手に地上戦で勝負する意図が伝わる布陣でした。

印象に残ったのは、2試合連続の先発起用の守田選手を組み込んだ中盤の動きでした。前節・柏戦において「アンカー気味」の位置で素晴らしいパフォーマンスを見せた守田選手でしたが、最終ラインとのビルドアップ、大島選手とのダブルボランチの関係性、あるいはフリーマンの家長選手・憲剛さんへの繋ぎ、といった潤滑油の役割を果たしていました。

ネット選手も同様の立ち位置でプレーしておりますが、狭いスペースを縫うように突破する器用さ、左右にボールを捌くことを意識したボールの動かし方は、新たなケミストリーを生み出していたと思います。

前半戦は、昨季のベストメンバーのパフォーマンスに頼りがちだったのですが、ココに来て新たな力を組み込んだかたちで勝利を引き寄せたことは、中断明けの後半戦に向けた良い材料になったと思います。この日は、ラルフ・赤﨑両選手が投入されましたが、守田選手に続く存在に期待したいところです。

〇 「勝ちたい」気持ちを1つにして

この日は、W杯開催に伴う中断前の最後のリーグ戦。GWに等々力で連敗ストップのために、等々力を盛り上げてくれた西城秀樹さんのために、川崎イレブンの「勝ちたい」気持ちがいつも以上に伝わってくる試合でした。

特に、この試合で活躍した憲剛さんの熱いプレーには、イレブン・サポーターを牽引する強い引力が働いていたと思います。

観客が少なかった頃の等々力を知る憲剛さんだからこそ、長年スタジアムを盛り上げてくれた西城秀樹さんへの感謝の気持ちは並々ならぬ思いをがあったと思います。さらに、等々力ではこれ以上負けたくないという燃え上がる闘志もワンプレーごとに伝わってきました。

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技術に強い気持ちを加わってこそ「戦闘力」であると風間前監督が著書で語っておりましたが、その言葉を強く裏付けるパフォーマンスであったと思います。

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以上です。気持ちだけで試合に勝てるほど、プロの世界は甘くない。日々応援する観戦者の立場からも理解しているつもりです。

しかしながら、柏戦もそうでしたが、思い・気持ちが勝利を引き寄せる力になることを感じる試合でした。だからこそ、応援する自分たちも気持ちを乗せて、少しでも勝利を引き込める手助けをできればと思います。

力強いフロンターレコールで鼓舞し続けてくれたヒデキのように。

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