ぶらり人生途中下車の旅

ボンクラライフ

観戦休題:データで楽しむ野球観戦

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4月12日、ZOZOマリンスタジアム千葉ロッテマリーンズ埼玉西武ライオンズの試合を観戦。

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この日は、マリーンズの企画チケット「データで楽しむ野球観戦」に参加。

日本におけるセイバーメトリクス分析の第一人者・統計学者の鳥越規央先生が1試合を通じてデータを駆使しながら解説とともに試合観戦ができるというイベント付の観戦企画。

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今回は団体観戦用に使われている「フィールドテラス・スイート」で開催ということで、二重に嬉しい企画でした。

イベントは、試合前ならびに試合中に鳥越先生が両チーム&選手のデータを取り上げながら観戦するといったかたち。破壊力抜群の打力を軸に開幕ダッシュに成功したライオンズ、井口新監督のカラーが徐々に表れてきたマリーンズという特徴のあるチーム同士の対戦ということもありまして、興味深いデータにも触れることができました。

個人的に印象に残ったのが、マリーンズも力を入れてる盗塁に関する統計でした。この日までの両チームの盗塁成功率はマリーンズ70%に対して、ライオンズは92%。鳥越先生の解説によると、盗塁1回の成功による得点期待値は「+0.188点」に対して、失敗した場合は「-0.4点」とのこと。マリーンズの成功率はトータルで見ると得点力向上に寄与していない可能性を指摘し、「数よりも成功率」を重視すべきというご意見は説得力のあるモノでした。

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また、当日のトークゲストとして、マリーンズの元投手・現おもてなし担当として活躍中の上野大樹さんが登場。あまり知られていない選手・チームに関するエピソードをはじめ、選手としての経験談など、貴重な話を多く聞くことができました。

特に、先発ローテーション、リリーフの経験を持つ上野さんが、日々の試合をどのように過ごしていたのか、というお話は観戦者目線では知りえることができないことでしたので、まさに「目から鱗」のお話でした。

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他のスポーツ観戦と比較して、野球観戦は解説等をじっくり耳にしながら試合を追うことができる「ながら観戦」に適した構造であることはもちろん、球団はもちろん、アナリスト、およびファンに至るまで統計データの集計・分析の普及も進んできたことからも、コアな観戦者の需要を満たし、観戦における1つの視点としてデータ活用の面白さを伝えていく意味でも良い試みだと思います。

マリーンズは定期開催を続けておりますが、是非とも今後も広めていただきたいですし、他球団でもトライしてもらいたいなと思います(鳥越先生が引っ張りだこになるかもしれませんが汗)

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