ぶらり人生途中下車の旅

ボンクラライフ

観戦記:ACL・川崎フロンターレ-蔚山現代

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4月18日、等々力でACL蔚山現代戦を観戦。

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試合は、川崎が鈴木雄斗選手と長谷川選手のゴールで2点を先行したものの、後半に蔚山現代に追いつかれてドロー決着。試合を振り返って感じたことは以下の点です。

〇 ライバルサバイバル

川崎は、14日の仙台戦から先発メンバーを総入れ替え。今季初先発・ベンチ入りの選手も多く名を連ねました。特に、今オフに新加入した選手たちとしては「選ばれし者の恍惚と不安、2つながら我にあり」といった心境だったのではないかと。

たしかに、敗退が決まった以上、消化試合の位置づけになりますが、チャンスを得た選手たちからすれば、今後の公式戦の出場機会を得るための「大切な試合」だったはずです。同じピッチに立つ味方選手は、仲間でありながらもライバルであり、今後の生き残りをかけたサバイバルである、そうした視点で観戦をしておりました。

〇 爪痕からグリップへ

観戦者(当方含む)の期待と不安の双方が入り混じったムードの中で始まった前半は、2得点を奪うなど非常に良い内容だったと思います。

急造の布陣ながら、川崎は各選手のタスクが明確に示されていたことから、個々の質と局面の連携で決定機を作ることができました。

印象に残ったのは、移籍後初先発となった斎藤選手のプレーです。戦列復帰後、途中出場が続く斎藤選手ですが、この日のプレー内容は大きく異なっていました。先制点に繋がったような自らが仕掛けるかたちだけではなく、味方を使うプレーも多く見せるなどチャンスメイクの役割を担っていました。1つのチームの攻撃を牽引してきた彼の高い能力を再認識するプレー内容であったと思います。

また、サポーターに挨拶がわりの一発を決めた「ラルフ」こと鈴木雄斗選手もインパクトを残せたと思います。惜しい場面を作ったシュート・クロスの精度の高さにも唸らされましたが、ボールを受ける時の位置取り、攻撃から守備への切替の早さも連携面に不安の残るチームの力になったと思います。

「上手くできた」部分が多く見れた前半に対して、後半は早い時間帯に同点に追いつかれるなど、90分トータルでは「勿体ない試合」と評されるかもしれません。

しかしながら「上手くできなかった」部分も選手の経験値になり、それがチームに還元されればプラスになると思います。今日のメンバーが残した爪痕が、チームを高く持ち上げるためのグリップとなることを信じて、応援できればと思います。

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以上です。アジア終戦。今年こそ壁を超えたかっただけに敗退は悔しい。言い訳はできませんが、その思いを晴らすためには機会を手にするしかないですね。そのためにも、目の前の試合に集中し、道を切り開いて欲しいところ。苦しい試合は続きますが、強い気持ちで。

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