3月4日、横浜国際プールでBリーグ・川崎ブレイブサンダースの応援。
神奈川県内をホームアリーナに置く2チームの対戦。今季は別地区のため、対戦数が少なくなりましたが、それだけに負けられない戦いとなりました。観戦を通じて感じたことは、以下の点です。
〇 修正、際の強さで逆転勝利を呼び込む
昨日のGAME1は大勝した分、サンダースには難しい試合になりました。
(篠山選手と細谷選手、両チームのPG同士のマッチアップ)
1Q終盤に連続ポイントで横浜ビー・コルセアーズ(以下「ビーコル」)に1点差にまで追い上げられると、2Qに逆転されてしまい、追いかける展開になりました。
(前半はシュートを決めきれず、ミスも多かったファジーカス選手)
ミスも散見されるなどファジーカス選手が精彩を欠くのに対し、ビーコルのサビート選手がポストプレーの強さを見せて得点を積み上げる。
(後半は圧巻のパフォーマンスを見せたファジーカス選手)
しかし、3・4Qの最初の数分間、ビーコルに流れを持ち込ませず、主導権を握ったサンダースが勝負強さを見せる。前半はイマイチだったファジーカス選手が良いパスを通して攻撃のリズムを作りながらも、自らもインサイド・ミドルレンジで得点を稼いでリードを広げる。
(ミスが続く時間もあったが、終盤までアグレッシブな攻撃で得点を奪い続けたビーコル)
一方、前半は良い守備から攻撃の流れを作っていたビーコルでしたが、ミスが連続する時間帯を作ってしまったこと、ザヒート選手が3Qの早い時間帯に3ファウルを喫したのは痛かったか。とはいえ、終わってみれば80得点を奪い、極端に点を奪えない時間帯は無かっただけに、やはり後半の各クォーターの入り方が勝負を分かれた印象です。
〇 バスケ観戦の魅力を体感するなら、ビーコルのホームゲーム
(オープニングショー・Eyes'さんの「We are B-CORSAIRS」が会場の熱気を引き上げる)
昨季、川崎以外の首都圏の各チームのホームゲームにも積極的に足を運び、運営スキルの高さを感じたのがビーコル、千葉ジェッツふなばしの旧bjリーグ出身の2チーム。
アリーナグルメ、アトラクションの設置、スポンサードとの絡み方、あるいは試合中のブースターの熱気、オリジナリティのあるBGMチョイスなど、新鮮かつ勉強になる部分は多かったです。
(チアリーダー・B-ROSEのパフォーマンスは両チームの熱戦に華を添える)
こうした部分は、観客動員を意識する興行を実施してきた経験値の積み上げの差であると思われますが、バスケ観戦の魅力を体感するなら、この2チームをおススメしたいところ。アスフレもそうですが、応援チームの絡み抜きに、また来たいと思える雰囲気が近くにあるのは嬉しい限りです。
(丁寧なファンサが印象に残ったビーコルのマスコット・コルスくん)
以上です。激しいデッドヒートが続く東地区、優勝争いに踏みとどまるために負けられない戦いは続きます。GO GO サンダース!