2月13日、等々力陸上競技場でACLグループステージ初戦を観戦。
試合は、エウケソン選手が前半に決めたゴールが決勝点となり上海上港が勝利。試合を通じて感じたことは以下の点です。
〇 我慢は続く。だからこそ「ONE」にこだわりたい
大会は異なりますが、公式戦で連敗を喫した川崎。ゼロックス杯の敗戦を踏まえ、球際の強さ、攻守の切替といった守備の意識付は進んでいたと思います。上海上港の精度に助けられ部分はありますが、鋭いカウンターに対して粘り強く対応できていたと思います。
一方、ピッチ上に描こうとする攻撃のイメージは、ハマらない状況が続いていたと思います。正直、コンディション・判断速度がまだ上がらず、相手の守備を崩しきれない状況は、時期的に例年と変化はないと思いますが、相手にリードを許し、人垣をガッチリ並べられてしまうと難度はさらに上がると思います。一発勝負・短期決戦のカップ戦の場合、こうした傾向はより強く働くと思います。
だからこそ、この時期の戦い方としては、リード・イーブンの状況に持ち込むことにより、ラグビーで言うところ「アンストラクチャー」(=相手の守備がセットできてない)の状態から崩す・速攻で仕留めるようにしなければならないと感じました。
そのためには、粘り強く戦うことが求められると思いますし、1つのパス・シュートの質にこだわる必要があると思います。
ゴールを奪うために仕掛けた縦パスが引っかかることは(状況によりますが)悪いことだとは思いませんが、相手の圧に屈して引き起こしたパスミス等は避けていきたいですし、少ない決定機を決めていかねばと強く感じました。
以上です。連敗はしたものの、焦らず、得点を奪うために必要なことを突き詰めてもらいたいところ。厳しい戦いは続きますが、良い結果を出せるよう、今は我慢強く応援していきたいと思います。